GOOD DESIGN AWARD

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2016

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
ドライバー [六角ネジとりインパクト]
事業主体名
株式会社兼古製作所
分類
事務用品・工具
受賞企業
株式会社兼古製作所 (新潟県)
受賞番号
16G080601
受賞概要
2016年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

本製品はなめて回すことのできなくなった六角穴付きのネジ(キャップスクリューやイモネジ)を外すための工具です。ネジの六角穴が変形し、丸くなることを”ネジがなめる”と呼び、なめて角がなくなったネジはドライバーの刃先が噛み合わず回転の力が伝わらないため、回すことができません。そこで本製品は鋭い刃先をネジに叩き込み、新しい角を作り出します。この角を使うことで、一度なめたネジでも回すことができます。本製品の開発によって、従来ネジがなめてしまい、大掛かりな作業を強いられていた作業現場の問題を解決できると考えています。

プロデューサー

株式会社兼古製作所 代表取締役 兼古 耕一

ディレクター

株式会社兼古製作所 常務取締役 兼古敦史

デザイナー

株式会社兼古製作所 企画開発 野崎洋二

デザイナー写真

発売予定
2016年8月
価格

7,500円

販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

背景

機械や各種設備の組立てや取付けには六角穴付きネジが多く使用されています。このネジは焼入れが施されているため強靭で、強い力で締め付けを行えるため好まれますが、ネジ穴がなめてしまった際には焼入れが施されているがゆえ硬く、ドリルで穴をあけることも難しく、ネジの取り外しは困難でした。よってこのなめた六角穴付きネジを外せずに困っている人も多いのではと考え、これを外すことのできる工具の開発を始めました。

経緯とその成果

なめて困ったネジを外す。確実に、できるだけ簡便に。

デザイナーの想い

機械、構造設備周辺では六角穴付きネジは多く使われ、私たちの生活の中のいろいろなところに溢れています。その中にはなめて取り外せなくなったネジもあると思います。ネジ一本は小さいように思いますが、従来のなめたネジのリペアという作業時間は決して短くはありませんでした。本製品はそのような取れなくなったネジを手軽に取り外すことができるため、ユーザーの「困った」を解決できる製品だと考えいています。

企画・開発の意義

例えば機械の組立ではネジを締め部品を組み、修理ではネジを緩ませ部品を分解します。ネジ締結の利点の一つがこの固定と分解が可能であるということです。もしネジがなめて外せなくなった部品があったとしても、本製品を使いなめたネジを取り外すことができれば、その機械の修理や再利用への道が残されるだろうと考えています。

創意工夫

本製品の使い方は①ビットを直接ネジに叩きこみ新しい角を作り②その後インパクトドライバーを使いネジを回す。という二つのステップを踏みます。”ネジに確実に喰いつき、そして回すこと”この二つの動作を一つの刃先で行うため、両性能を引き出す形状が最大の課題でした。 焼入れを施してある硬い六角穴付きネジにも喰いつき易く、かつ刃こぼれを極力抑える刃先形状とテーパー角度を割り出すため、試験を繰り返し行い、最適化を図りました。 また、作業にはハンマーを使用しますが、この際ユーザーの指先を守るためにビットに取り付けられたエラストマーグリップは視野の確保と転がり防止のための切欠きを付ける工夫を施してあります。 さらにネジのサイズ毎にグリップカラーを変えています。これは識別性を高め、必要なサイズがすぐに工具箱から取り出せるための工夫です。

仕様

インパクトドライバー本体(全長:146mm ハンドル径:26mm 重量:240g) 先端工具ビット(全長:105mm グリップ径:26mm 重量:30g)

審査委員の評価

なめてしまったネジを確実に処理するために用意された多種の刃先に対して、識別性の高いカラーリングを施したことで、機能を発揮すると共に現場での視認性を向上させた点を評価した。

担当審査委員| 朝倉 重徳   内田 毅彦   加藤 麻樹   青木 俊介   CAI Jun  

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