GOOD DESIGN AWARD

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2016

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
鉄道車両のリニューアル [デザインブランドアッププロジェクトによる相模鉄道9000系のリニューアル]
事業主体名
相模鉄道株式会社
分類
移動用機器・設備
受賞企業
相鉄ホールディングス株式会社 (神奈川県)
相模鉄道株式会社 (神奈川県)
受賞番号
16G070518
受賞概要
2016年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

「デザインブランドアッププロジェクト(相模鉄道の駅・車両・制服について、統一感をもったデザインコンセプトのもとに刷新を図る)」に基づき、9000系車両を全面リニューアル。「横浜」の街を創った歴史を「YOKOHAMA NAVYBLUE」一色で表現し、車内はウォームグレーとしお客様に落ち着いた空間を提供。また、昼と夜で色調が変化する照明、新開発のつかみやすいつり革、スコットランド製の本革をボックスシートに採用する等、通勤車両における「安全・安心に加え「エレガント(豊かさ)」をアートディレクター、デザイナーとの協働により提供し、「流行廃りに左右されない、醸成するデザイン」を実現。

プロデューサー

相鉄ホールディングス株式会社 経営戦略室(ブランド戦略担当)部長 長島 弘和+相模鉄道株式会社 取締役運輸車両部長 松本 康志

ディレクター

株式会社丹青社 プリンシパル クリエイティブディレクター 洪 恒夫+株式会社グッドデザインカンパニー クリエイティブディレクター 水野 学

デザイナー

株式会社プロダクトデザインセンター プロダクトデザイナー 鈴木啓太+株式会社GKインダストリアルデザイン 若尾 講介

水野 学氏(good design company クリエイティブディレクター)

詳細情報

http://www.sotetsu.co.jp/design-pj/

利用開始
2016年4月10日
販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

stationからcommunicationへ 安全×安心×エレガント~古びない、醸成するデザイン

背景

相鉄グループが2017年に創立100周年を迎え、今後東京都心への相互直通運転を開始するにあたり、アートディレクターの監修のもと、お客様との最大の接点となる鉄道の駅・車両・制服などを統一したデザインコンセプトによりリニューアルを図り、お客様への「豊かさ」の提供、相鉄沿線のブランド価値の向上を推進する一環で、既存の9000系の全面リニューアルを実施したもの。

デザイナーの想い

内外装のデザインにより利用者の便益を生み出すとともに、リニューアル車両がもたらす景観的魅力等を通じて、鉄道の沿線価値向上を細部にわたるデザインにより実現したいと考えた。

企画・開発の意義

社会インフラである鉄道の車両・駅・制服すべてについて、奇抜なものではなく、「古びない、普遍性のある、醸成するデザイン」というデザインコンセプトのもと取り組みを進め、今後の相互直通事業に向けた新型車両のデビューの前に、本コンセプトを既存車両のリニューアルに出来得る限り反映し、通勤・通学で毎日利用する鉄道車両の利用に際し、安全、安心に加えて「エレガント(豊かさ)」を提供する。

創意工夫

コンセプトを具現化するため、アートディレクター、デザイナー、担当社員、現業プロジェクトで成るチームにより、徹底的に検証(落ち着きはあるが暗くなりすぎない、陽の当たり方で彩が変化する彩色を廃車予定の車両で複数回試験塗装)。お客様にとって居心地の良い、快適な空間の作りこみ(座席の表地をドット柄にすることにより汚れが目立たない、どこからでもつかみ易いつり革の開発、夜に照明の色温度を変えることで「ゆとり」を提供)を行い、今までの通勤電車にはない、また駅や車両のコンセプトとも調和した車両のリニューアルを実現。

仕様

相模鉄道9000系車両(10両編成・定員1490名)

どこで購入できるか、
どこで見られるか

相模鉄道本線(横浜~海老名間)、いずみ野線(二俣川~湘南台間)
相鉄グループ デザインブランドアッププロジェクト

審査委員の評価

既存車両リニューアルの制約内でできるデザインが追求されており、廃車予定の車両で試験塗装を繰り返したり、持ちやすい吊り革のデザイン検討を重ねるなどの丁寧なプロセスにも好感が持てる。横浜をイメージさせるネイビーブルーの塗装色は上品な発色となっており、昼夜で色調が変化する照明も興味深い。「鉄道沿線」という地域単位がアイデンティティを持つのは、日本の大都市圏に特徴的な現象と言える。車両を含むトータルデザインによって沿線のブランドアップを目指す本プロジェクトは、既存路線の相互乗り入れや質的充実が進む東京圏で、鉄道がユーザにより愛されるものとなるための取り組みとして評価される。

担当審査委員| 根津 孝太   伊藤 香織   岡崎 五朗   佐藤 弘喜   Juhyun Eune  

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