GOOD DESIGN AWARD

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2016

GOOD DESIGN|グッドデザイン特別賞[ものづくり]

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受賞対象名
アウトドア・グループトークテクノロジー [BONX]
事業主体名
株式会社BONX
分類
一般・公共向けの先端的デザイン
受賞企業
株式会社BONX (東京都)
受賞番号
16G050277
受賞概要
2016年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

BONXは、アウトドアのスポーツやアクティビティに従事するグループが、簡単にコミュニケーションを行うことを可能にする「アウトドア・グループトークテクノロジー」である。Bluetoothヘッドセット・スマホアプリ・サーバーが統合されたシステムであり、声を発するだけでグループと常時自然な会話を開始できるため、トランシーバーやスマートフォン単体ではありえなかったコミュニケーションを生み出す。

プロデューサー

株式会社BONX 代表取締役 宮坂貴大

デザイナー

プロダクトデザイナー 百崎彰紘(BATTLES DESIGN株式会社+株式会社BONX)

詳細情報

https://bonx.co/ja-jp/

発売予定
2016年11月
価格

15,800円

販売地域

国内・海外共通仕様

仕様

○重量:約15g ○縦×横×厚み:約30mm × 約43mm × 約13mm ○専用スマートフォンアプリとBluetoothデュアルモードで接続することで、安定した通話環境を確保 ○話しているときだけ通信する独自のグループ同時通話システム ○携帯電波を使うため通信距離の制限は一切なし ○リチウムポリマー電池を内蔵し、連続通話時間約9時間、待機時間約400時間を実現。 ○防塵・防水・耐衝撃仕様

受賞対象の詳細

背景

熱狂的なスノーボーダーである宮坂が、雪山という実際のフィールドでの不満から思いつき、当製品を実現するためのベンチャー企業を立ち上げた。背景としては、同様に熱狂的なサーファーであったNick Woodmanが創業したアクションカメラメーカー「GoPro」の成功に見られるような、ハードウェアスタートアップの勃興がある。

デザインコンセプト

安全で快適に使えてアクションスポーツをより楽しくするアウトドア・グループトークテクノロジー。

企画・開発の意義

スノーボードなどのアウトドアアクティビティをしている最中に仲間と話せるということは、安全性や利便性など実利的な面で価値があるだけでなく、そのアクティビティがもっと楽しくなる。人間は感じたことを人に共有したい生き物であり、BONXはそれをリアルタイムに可能にする唯一のソリューションだ。BONXが普及することによってより多くの人がそういった遊びを楽しむようになることがこの製品・事業の目標である。

創意工夫

デザインをする上で最も重要視したポイントは3つ。まず、一つはアクティビティ時に外れにくいこと。スノーボードなど転倒するアクティビティでもBONXが外れにくい様に、耳の外側をシリコンゴムで一周覆う特殊な構造にすることで密着感を向上させた。もう一つは外の音がきちんと聴こえること。スノーボードやサイクリングなど周りの音が聴こえないと危険なアクティビティでも安心して会話ができるように、耳に入るシリコンイヤキャップは三角形状にし、敢えて密閉度を下げることで環境音を聴き取れるようにした。最後はゴーグルやヘルメット、手袋などのアクセサリーを装着した状態でもBONXを装着し操作ができること。これは、様々なアクセサリーを実際に装着しながら、最適な大きさや筐体の位置を導き出した。またボタンについてはスノーボードなど分厚い手袋をした状態でもボタン操作できるように可能な限り大きく設けた。

デザイナーの想い

アウトドアアクティビティでも快適に自然に会話できることに価値があり、プロダクトそのものにはそこまで価値は無い。むしろプロダクトは小さい方がよく目立つ必要もない。付けていることを忘れるくらいの存在感で良い。デザイナーとして考えたのは、プロダクトと人が無意識に融合し、自然に会話を楽しめるように最小限で最良のデザインアプローチをすること、なるべくモノを意識させないプロダクトデザインに仕上げることだった。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

未定です。オフィシャルHP、および、Facebookページにおいて、随時情報発信を行っています。
BONXオフィシャルホームページ
BONXグローバルFacebookページ
BONX国内Facebookページ

審査委員の評価

スマートフォンと連動するアウトドアアクティビティに特化したウェアラブルトランシーバー。スノーボーダーである開発者自らが誰よりもヘビーユーザーとして製品を企画開発し、クラウドファウンディングで共感を得て、ハードウェアスタートアップを立ち上げるという経緯自体が新しいものづくりのあり方として興味深い。分厚いグローブでも操作しやすいボタンデザインや、常時つながっていながらも発話中にだけ通信が発生することで消費電力や通信量を抑える工夫などもよく考えられている。スマートフォンでの音声会話では実現できない新しいコミュニケーションの可能性を切り開いた。

担当審査委員| 林 信行   緒方 壽人   岡本 誠   宮崎 光弘   Do-sung Chung  

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