GOOD DESIGN AWARD

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2015

GOOD DESIGN|グッドデザイン金賞

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受賞対象名
液晶ディスプレイ [フリーフォームディスプレイ]
事業主体名
シャープ株式会社
分類
専門家向けの先端的デザイン
受賞企業
シャープ株式会社 (大阪府)
受賞番号
15G150633
受賞概要
2015年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

フリーフォームディスプレイは異形と狭額縁の両立により、様々な外形形状の際までの表示を可能にするディスプレイです。 設置場所やアプリケーションに応じて、最適な形状を提供すると共に、ディスプレイ=四角形という固定概念を崩すことで デザイナーの感性を強く刺激する、新技術であり、デザインの可能性そのものです。 フリーフォームディスプレイは、プロダクトデザインだけでなく、コンテンツやユーザーインターフェースのデザインにも、大きな革新をもたらします。

プロデューサー

シャープ株式会社 ディスプレイデバイス開発本部 藤原晃史 シャープ株式会社 デザイン本部 佐藤啓一郎

ディレクター

シャープ株式会社 ディスプレイデバイス開発本部 木村知洋 シャープ株式会社 デザイン本部 三浦信子

デザイナー

シャープ株式会社 デザイン本部 田畑雅基、山下晋吾、青野信仁 株式会社ziba tokyo 浅沼吾郎、兵藤岳郎、アルト マッティ イッモネン、田中翼

デバイスのみの公式リリース日
2015年3月10日
仕様

(写真1) サイズ:Φ84mm x 15mm(厚) (写真2、3) サイズ:201mm(幅) x 125mm(高) x 11mm(厚)

受賞対象の詳細

背景

美しい意匠や魅力的なUIをユーザーに提供したいというデザイナーの要望に対して、ディスプレイが四角形であることは技術的な制約でした。FFDはその制限を取り除き、デザイナーがより純粋なデザインを目指すことを可能にします。

デザインコンセプト

FFDのデザインコンセプトは「融合」です。ディスプレイの内と外の要素を最適な状態で一体化しました。

企画・開発の意義

FFDは全てのデザイナーを四角形という形状から解き放つことで、設置場所だけでなく、あらゆるコンテンツやアプリケーションに最適の造形を提供できます。四角形のディスプレイに円形のオブジェクトを表示すると無駄なスペースが生まれますが、FFDでは表示オブジェクトにそった形状のデザインが可能なため、表示と造形を高いレベルで融合させることができます。

創意工夫

FFDは、様々な周辺のハードウェアにフィットした造形を作り出すことができます。さらにディスプレイの額縁を狭くすることで、それらとの一体感を高めることができます。 この二つの要素の融合により、操作部や自動車のエアコン吹出口など、周辺とディスプレイが一体になったデザインが可能となります。またディスプレイと周辺の物理的な距離関係だけでなく、周辺の状態をディスプレイ上で表現することでさらなる一体感を生み出すことができます。 表示がディスプレイの端々まで表現される狭額縁のFFDは、形状が操作を喚起するとともにエッジ部から表示コンテンツを触っているかのような操作感を得ることができます。

デザイナーの想い

まずデザイナーの想いがあり、それを叶える技術の開発を行うことが理想的なプロセスだという意見もありますが、私達は、デザインと技術はどちらか一方が先にあるものではなく、相互のコミュニケーションにより高め合う関係であるべきだと考えています。技術はデザインによって魅力を高め、デザインは技術によって実現されるといった、互いに敬意を持ち、互いに可能性を引き出していく好循環こそが理想だと考えます。

審査委員の評価

液晶パネルは四角いという世の中の常識を鮮やかに覆している。形状だけでなく、額縁を狭くする、液晶画面の中に別の部品を組み入れることができるなど、その自由度は既存のものより飛躍的に高い。液晶パネルが高精細などの基本性能を追求する時代から、次の時代の競争へ入ったことを感じた。ICTが生活の中にさらに浸透していく時代において、この製品から生まれる様々な未来を期待したい。

担当審査委員| 永井 一史   柴田 文江  

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