GOOD DESIGN AWARD

キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2015

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
地域の絆づくり事業 [ひまわりプロジェクト]
事業主体名
NPO法人シャローム
分類
地域・コミュニティづくり/社会貢献活動
受賞企業
NPO法人シャローム (福島県)
受賞番号
15G141266
受賞概要
2015年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

福島県を拠点に活動するNPO法人シャロームは、障がい者の働く場づくりを目的に地元農家の人たちと食用ひまわりの栽培に取り組んできた。しかし、原発事故による放射能汚染で福島でのひまわり栽培を断念せざるを得なくなった。この窮状を知った県外の方たちが、福島県外でひまわり栽培をしてくださることになった。こうして、全国で収穫された種からひまわり油「みんなの手」が製品化された。「みんなの手」の出荷作業は障がい者施設の仕事になっている。ひまわり栽培を通じて育まれた絆は、新たな災害時には福島から全国を支援する連携の核となる。「みんなの手」を中心にした全国との相互支援ネットワークづくりが私たちの行うデザインだ。

デザイナー

合同会社楽膳 大竹愛希

NPO法人シャロームデザイン業務担当の大竹愛希

詳細情報

http://shalom-net.jp/himawari/

発売
2012年11月
価格

1,200円 (ひまわりの栽培協力者は1本1,000円で提供)

販売地域

日本国内向け

仕様

※ひまわりプロジェクトの成果品であるひまわり油「みんなの手」の仕様 内容量:180g、原材料:ひまわり、搾り方:圧搾法

受賞対象の詳細

背景

シャロームは、障がいを持つ人も持たない人も共に生きる温かいまちづくりを目指して活動してきた。その一つに、障がいを持つ仲間と地元の農家が協力してひまわり栽培を行う活動があった。それが原発事故で状況が一変し、ひまわり栽培を断念せざるを得ない状況となり、福島支援の皆さんの協力を得て、県外でのひまわり栽培が始まった。その収穫された種を用いて、ひまわり油「みんなの手」を作り出すこととなった。

デザインコンセプト

ひまわりの種がふくしまとみんなを繋ぐ

企画・開発の意義

ひまわりの栽培を通じ、人々の思いやりを形にしたものがひまわり油「みんなの手」。人と人との思いやりが新たな仲間を呼び込み、これに共感した人たちは、また新たなネットワークを作っていく。それは、福島から提案する地域間の絆づくり。今後もし、福島以外の地域で災害が起きた際には、ひまわり栽培のネットワークを通じて全国と被災地を繋ぎたい。福島が相互支援ネットワークのハブを担えるようになることを目指している。

創意工夫

「みんなの手」は「ひまわりプロジェクト」を象徴する製品。福島と栽培協力者が繋がっていることを実感できる製品としてデザインされた。「みんなの手」の収益により本事業を継続可能なものにしていく必要もあることから、本事業を知らない一般消費者にも魅力的に映る製品を心がけた。製油の方法は最も丁寧で、高品質な油を絞れる「圧搾搾り」とし、福島県内の製油所を選定した。販売価格は市販のひまわり油に比べて高値だが、大切に育てられた種を最も丁寧な方法で搾り、丁寧に製品化することが、支援してくださっている皆さんの善意に答えることであると考えた。製品化までのプロセスを大切にし、関わった人たちの思いが溢れ出てくるような製品となるよう、商品名は「みんなの手」とした。製品の開発ストーリーをパッケージが自ら語るような製品デザインを心がけた。

デザイナーの想い

思いやりや助け合いの想いを表現できるようなネーミングとパッケージにデザインした。手書き風ロゴを主役にした、温かみのあるデザイン。びんの裏面には「ひまわりプロジェクト」の主旨を記載。さらに、手書きのメッセージカードも付けた。これは、全国からの支援の心を思い、障がい者施設のみなさんが一枚一枚メッセージを書いたもの。「みんなの手」を手に取り味わうことで福島と全国の絆を再確認できるパッケージを目指した。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

就労継続支援A型事業所「まちなか夢工房」 (〒960-8035 福島県福島市本町5-31)
一般社団法人シャローム福祉会

審査委員の評価

「ひまわりの種がふくしまとみんなを繋ぐ」をテーマにひまわり油「みんなの手」などの商品づくりを介して、地域間の絆づくりを推進していくプロジェクトである。福島県外の年々増加しつつある栽培協力者の手助けによって継続されている活動は、ふくしまを忘れないようにする環境保護意識や災害に備えた地域間ネットワークづくり、障がい者の社会参加の機会づくりなど様々な意義をもった活動であることが評価された。

担当審査委員| 横川 正紀   色部 義昭   上田 壮一   南雲 勝志   山崎 亮  

ページトップへ