GOOD DESIGN AWARD

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CC

2015

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
まちづくり [雨の足音プロジェクト]
事業主体名
九州オリエント測量設計株式会社
分類
地域・コミュニティづくり/社会貢献活動
受賞企業
九州オリエント測量設計株式会社 (長崎県)
長崎県立大学 (長崎県)
長崎市 (長崎県)
受賞番号
15G141250
受賞概要
2015年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

長崎は日本有数の観光地であるとともに、雨を題材にした歌や異国情緒あふれる情景などから「雨の似合う街」としても知られている。一般的に「雨」と言えば良い印象を持つ人は少ないが、長崎には「雨」をプラスに変換できる様々な「資源」をもっている。その「資源」に日常的な「雨」を組み合わせ、関連する様々な取り組みを地域・学校・企業・行政等が連携し、「雨」を活かした地域づくりを目指していく。「雨の足音プロジェクト」を通して、観光客だけでなく地域住民にも「雨の長崎」の魅力を再発見することで、雨の日がもっと楽しくなる、「雨の日も賑わうまちづくり」の出発点と捉えている。

プロデューサー

九州オリエント測量設計株式会社 代表取締役 中島靖人

ディレクター

九州オリエント測量設計株式会社 プロジェクトリーダー 中島靖人+長崎県立大学国際情報学部情報メディア学科庄山研究室 プロジェクトリーダー 庄山茂子

デザイナー

九州オリエント測量設計株式会社 森昌宏、上戸純子、山田作、生田智志、柴田卓也+長崎県立大学国際情報学部情報メディア学科庄山研究室 笹田美沙都、平野沙季、清竣喜、江頭絵里沙、溝上夕稀、岩波彩華

地域・企業・学校・行政等が連携し、雨の日をもっと楽しくします

詳細情報

http://www.kyushu-orient.co.jp/

プロジェクト開始
2014年8月
販売地域

日本国内向け

設置場所

長崎市内

仕様

一般的に「雨」と言えば良い印象を持つ人は少ないが、「雨」をプラスに変換できる様々な「資源」は数多くある。その「資源」に日常的な「雨」を組み合わせ、関連する様々な取り組みを地域・学校・企業・行政等が連携し、「雨」を活かした地域づくりを目指していく。「雨の足音プロジェクト」を通して、雨の日だから見える景色や場所が生まれ、再発見することで「雨の日がもっと楽しくなる」と言える。

受賞対象の詳細

背景

長崎市の「まちなか賑わいづくり活動支援事業」への参加をスタートに新たな施設や環境をつくるのではなく、ローコストで日常的に起こり得るもの、かつ継続的に行われる資源として考えたのが「雨」であった。「雨」はマイナス要因となることが多い反面、「雨」が降ることによって見ることができる景色や新たな出会いの場を演出する資源になるものと位置づけ、雨の日の長崎をもっと楽しむプロジェクトを企画・立案した。

デザインコンセプト

雨の日だから見える景色がある。雨の日だから出かけたい場所がある。

企画・開発の意義

「雨」によって新たに生み出される景色や場所を市民や観光客に新たな魅力として発信することにより、普段何気なく見過ごしてしまう景色や場所で足を止める。そんな見過ごしがちな空間に周辺の地域や商店、企業や学校、行政等が連携し様々な取り組みを加えていくことで、雨の日の長崎を楽しんでもらうことに価値を置いた。またこの取り組みによって様々な連携が生まれることで市民一体型のまちづくりを推進していく。

創意工夫

「雨」は日常的な欲求やストレス解消の機会を奪い、観光地では大きなマイナス要因になるひとつとも言える。しかし、この「雨」が日常的かつ恒常的にプラス作用へ働く動きをすることで、「雨の日がもっと楽しく、新たな魅力と賑わいを創り出す」ものと考える。そこで今回は、「みつける」・「つながる」・「ひろがる」の3つをキーワードに地元企業が主体となって、地域・学校・行政等と連携し、個々の取り組みが一体となって連動・発信することにより、まちなかへの賑わい効果が生み出されるよう工夫した。なかでも商店街や個人商店、宿泊施設等から「雨の日おもてなし店舗」と称し、雨の日限定の独自のおもてなし活動を募ることで観光客のみならず市民の方も地域と触れ合う機会を演出している。また取組手法として、企業と学校の連携について学生主体型の教育の重要性に鑑み、アクティブ・ラーニングを意識した取り組みが実践できたと捉えている。

デザイナーの想い

雨の足音プロジェクトは、「雨」という日常から再発見することで「雨の日をもっと楽しくする」ための取り組みにつながるものと考えている。それには地域住民・学校・商店・地元企業・デザイナー・行政等が様々な形で連携し、お互いが相乗しあうことで更なる地域活性化につなげていきたい。この「雨の足音プロジェクト」が全国に広まり、雨の日をもっと楽しくするプロジェクトとして各地に根付くことを期待している。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

九州オリエント測量設計株式会社
九州オリエント測量設計株式会社

審査委員の評価

通常、旅行者は雨天を嫌う。しかし「雨の長崎」こそは雨天を楽しんでもらいたいという発想から、雨の日にこそ楽しんでもらえる場所を記したマップをつくったという、ネガティブからポジティブへ変換した点が興味深い。今後、雨の日に場所を楽しむ視点や方法についてより充実されることに期待したい。

担当審査委員| 横川 正紀   色部 義昭   上田 壮一   南雲 勝志   山崎 亮  

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