GOOD DESIGN AWARD

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2015

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
寺院 / カフェ [周防大島 OTera Cafe(お寺カフェ)]
事業主体名
株式会社Serori
分類
地域・コミュニティづくり/社会貢献活動
受賞企業
株式会社Serori (山口県)
受賞番号
15G141249
受賞概要
2015年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

お寺の遊休施設を利用したカフェ事業展開。お寺とその地域の人々と協力し、お寺の境内にカフェをひらき地域外貨を獲得することで、持続可能な小さな経済循環をもらし地域活性化の一助とする。 地域住民が笑顔で働けて(雇用創出)、その地域の伝統を守り(郷土料理・文化の伝承)その良さを外部へ伝え(地域の情報発信地)、お寺ならではの体験もできる(仏教体験・教化活動)、そして来た人も元気に笑顔になる、そんな空間を「周防大島 OTera Cafe(以下お寺カフェ)」というカタチで山口県周防大島町寿源寺境内にデザインした。

プロデューサー

株式会社Serori 代表取締役 西村尚倫

ディレクター

宗教法人寿源寺+株式会社Serori 西村尚倫

デザイナー

株式会社Serori お寺カフェデザイナー 西村尚倫

中小企業診断士

詳細情報

http://www.otera-cafe.com/

利用開始
2014年7月26日
販売地域

日本国内向け

設置場所

山口県周防大島町油良587

仕様

お寺の遊休施設を活用したカフェ事業展開

受賞対象の詳細

背景

日本の多くの地域は、高齢化や過疎化、人口減少などで元気がなくなっている。一方、モノがあふれた都市部においては、日常の生活にストレスを感じている人が少なくない。 お寺は本来、その地域のコミュニティーの中心であり、エンターテイメントの発信の場所でもあった。お寺がかつての姿を取り戻し、新しい価値を創造することで、人があつまり、新たなコミュニティが形成され、地域活性化の一助となると考えた。

デザインコンセプト

お寺を気軽に訪れられる場所に。そして、くつろぎ、学び、癒され、明日からの活力を与えられる空間に。

企画・開発の意義

現代社会はストレス社会と呼ばれる様に、心体共に疲弊している人が少なくない。ココロとカラダを整えることのできるいわゆる「サードプレイス」の需要が年々高まっていると言える。一方お寺は全国に約7万7千ヵ寺存在し、さらにその空間的価値は高いが、土日祝日以外の遊休率も高い。誰でも気軽に訪れられる「カフェ」をお寺の境内につくることで、明日からの活力をやしなえる空間を提案している。

創意工夫

「サードプレイス」への需要が高まる一方で、過疎地域などでは、高齢化や人口減少等により「コミュニティ」の必要性が高まっている。周防大島町油良地区もそのひとつである。お寺カフェでは、一部のメニューに郷土料理やその地区の家庭の味を提供している。油良地区の味を知る、ベテラン主婦のおばーちゃん達のプロデュースにより、実際にカフェキッチンでスタッフと一緒にメニューを開発した。さらに、カフェでその地区住民に働いて頂くことで、地区の文化伝統を守り継承すると共に、雇用の創出、生き甲斐の創出に寄与している。 また、お寺ならではの「写経」や「精進料理」も体験でき、ご本堂ではゆっくり読書やヨガなどのイベントも開催される。お寺を中心に地域住民と協力しながら一緒に「お寺カフェ」というサードプレイスをつくりあげると共に、コミュニティを形成し、地域外貨を獲得し、小さな経済を生み出し、継続可能な経済循環を創造している。

デザイナーの想い

お寺のポテンシャルは計り知れない。なんといってもお寺の空間はどこか懐かしく、そこにいるだけでココロが落ち着く。お寺の敷居がさがり、気軽に訪れられる場所になることで、人々のサードプレイスになり得ると共に、その地域も元気になるのがお寺カフェ。全国にお寺は7万7千ヵ寺。地域を活性化し元気にする一助として、このようなユニークなお寺が、お寺カフェが少しずつ増えることを祈って。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

山口県周防大島町油良587 寿源寺境内 「 周防大島 OTera Cafe (お寺カフェ)」
お寺カフェ公式webサイト
お寺カフェ公式Facebookページ

審査委員の評価

「寺院消滅」と言われる時代、コンビニより多く存在する寺は地域にどう貢献できるのかが問われている。その問いに答えるべく、空いている空間と時間を整理し、本業を圧迫しない程度の什器をデザインしてカフェを開くという解決策は秀逸である。また、地域の住民とともにスイーツを開発するなど、コミュニティの力をうまく活かしているといえる。今後は、さらなるプログラムの充実に期待したい。

担当審査委員| 横川 正紀   色部 義昭   上田 壮一   南雲 勝志   山崎 亮  

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