GOOD DESIGN AWARD

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CC

2015

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
富家グループの取組み [ナラティブホスピタル]
事業主体名
医療法人社団富家会 富家病院
分類
個人・公共向けの意識改善
受賞企業
医療法人社団富家会 富家病院 (埼玉県)
受賞番号
15G141220
受賞概要
2015年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

「ナラティブ」とは「物語」という意味を持ちます。富家グループにおける入院患者様・施設入居者様・施設ご利用者様の人生の物語に、スタッフ皆が紡がれていきたいという想いで始まった取組みです。患者様・入居者様・利用者様がこれまで生きてこられた物語を、係わる全ての人が共有し、富家グループの理念である「されたい医療、されたい看護、されたい介護」とともに寄り添う想いを大事にしています。具体的な取組みとして「ナラティブノート」「ナラティブアルバム」「ナラティブムービー」等があります。これにより患者様をより深く知り、物語を紡ぐ中でここに来てよかったと思われる施設を提供します。

プロデューサー

富家グループナラティブ委員会

ディレクター

富家グループナラティブ委員会

デザイナー

富家グループナラティブ委員会

医療法人社団富家会富家病院 理事長 富家隆樹

詳細情報

http://www.fukekai.com/

ナラティブ活動が開始した年
2009年2月
販売地域

日本国内向け

設置場所

埼玉県ふじみ野市

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

「患者様の人生を紡ぎ、寄り添う想いを形に」

背景

長期入院の患者様に携わる私達にとってひとりひとりの患者様にどう向き合っていくか試行錯誤していた中、富山県砺波市の佐藤伸彦先生の著書「家庭のような病院を」に出合いました。この本をバイブルに患者様に寄り添う取組みを進めることになり、そして今後一層進む高齢社会の中で私達が果たすべき役割が明確になりました。

デザイナーの想い

認知症や気管切開、胃ろうや透析の患者様を多く受け入れている病院として患者様一人一人の人生を大切にしたいという想いを形にしたいと思いました。病院で人生を終える方、在宅に戻る方、それぞれの人生に寄り添い、その方の人生のアルバムを紡ぎ、紡がれる幸せがここにはあります。その上で富家病院、富家グループ施設に来て良かったと患者様、ご家族そしてともに働くスタッフに思ってもらえることが願いです。

企画・開発の意義

業務のみに追われがちなスタッフに対し、“やさしい”気持ちを持ち続けて欲しいと思い、それが患者様・入居者様・利用者様に対するよりよい看護、介護のケアの提供につながることを期待しました。実際患者様方の物語を知ることで職員が陥りやすい無力感や絶望感を癒すことにもつながり、結果、患者様・入居者様・利用者様・ご家族に富家病院、グループ施設を我が家と思ってもらえることがありがたいと思っています。

創意工夫

まずはスタッフへの意識の浸透です。取組みとして「ナラティブノート」「ナラティブアルバム」「ナラティブムービー」「ナラティブルーム」「ナラティブ通貨」などがありますが、一つ一つの取組みを行うには多忙な勤務時間中非常に困難なことです。当然、スタッフからの不満が続出しましたが、業務の一環としての取組みをトップからとして指示しました。毎日業務時間内に、ナラティブノートを記載する時間を無理にでも作る、などです。  日常に取り込むことで他職種との連携も深まり、患者様・入居者様、利用者様とのつながりは密になりグループ全体で一体化した取組みになりました。患者様・入居者様、利用者様と向き合うことが最も大切なことであることに改めてスタッフ皆が気づきナラティブ活動が活性化しました。

仕様

【富家病院】1980年3月開設 202床 【特別養護老人ホーム大井苑】2006年2月開設 100床 【メディカルホームふじみ野】2009年 117床 【富家在宅リハビリテーションケアセンター】2010年開設 【富家千葉病院】2001年開設 157床

どこで購入できるか、
どこで見られるか

富家病院 埼玉県ふじみ野市亀久保2197
富家病院ホームページ

審査委員の評価

なかなかコミュニケーションが消極的になりがちな業界の中で、あえて想いを言葉や映像にし積極的に発信していくことで、一番大切な患者さん自身の生き甲斐を高めようとする活動は大変素晴らしいと思います。これを外部に委託するのではなく、院内の看護師さんや関係者さん自身でつくられている点も、とてもサスティナブルで力強いものになっていると思います。院内の空間構成やフレーム選びなどよりハードのデザインもさらに取り組めるとなお良くなると思います。

担当審査委員| 横川 正紀   色部 義昭   上田 壮一   南雲 勝志   山崎 亮  

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