GOOD DESIGN AWARD

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CC

2015

GOOD DESIGN|グッドデザイン金賞

受賞対象名
和食給食推進事業 [和食給食応援団]
事業主体名
合同会社五穀豊穣
分類
個人・公共向けの意識改善
受賞企業
合同会社五穀豊穣 (東京都)
受賞番号
15G141213
受賞概要
2015年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

2014年3月、「和食」文化の継承に意欲をもった和食料理人が結集し、「和食給食応援団」を設立した。日本料理賛否両論の笠原将弘氏を団長として、約30名の和食料理人が参画し、学校給食の和食化を推進している。本プロジェクトは、和食材メーカーや農林水産省の下支えのもと、和食料理人が全国各地の小中学校を訪問し、学校栄養職員と連携した和食給食献立の開発や出汁の取り方などの食育授業、和食給食の調理・提供を行っている。また、学校栄養職員を対象とした調理実演会などで、給食に取り入れやすい和食献立を紹介している。 これらの活動を通じて、学校給食における和食の提供回数を増やし、子どもたちに和食の大切さを伝えている。

プロデューサー

農林水産省 食料産業局 食品小売サービス課 外食産業室長 山口靖+合同会社五穀豊穣 西居豊

ディレクター

合同会社五穀豊穣 西居豊+日本料理 賛否両論 笠原将弘+京料理たか木 高木一雄

デザイナー

合同会社五穀豊穣 西居豊+株式会社コバヤシライス 小林淳一+根本真路

合同会社五穀豊穣 西居豊

詳細情報

http://washoku-kyushoku.or.jp

利用開始
2014年3月3日
販売地域

日本国内向け

仕様

和食継承を目的とした和食給食推進プロジェクト。和食料理人が全国各地の小中学校を訪問し、学校栄養職員と協力しながら和食給食の調理・提供や食育授業を行う。

受賞対象の詳細

背景

食の多様化とともに和食離れが急速に進んでいる。学校給食においては、週5回のうち和食は週2回程度に留まっている。和食を食べ慣れていない子どもが多いため、残食を恐れて洋食献立が多くなりがちである。また、和食献立を知らない20代の栄養士が多くなっていることも挙げられる。 家庭において伝統的な食文化を伝えることが難しくなっている今、学校給食を通して「和食」の魅力を伝えるために本プロジェクトを立ち上げた。

デザインコンセプト

学校給食を通じて、未来を担う子どもたちに「和食」の素晴らしさを伝え、20年後の家庭の「和食」を育てる

企画・開発の意義

和食は日本において長らく食べられ、発展を遂げてきた食文化です。海外から入ってきた食文化や食材も素晴らしいですが、私たちが培ってきたものも素晴らしい。「おいしい」という感覚は、味覚だけでなく知識や文化からも感じられると思います。給食を通して「和食」を愛する子どもを育て、20年後、彼らが自分の子どもに和食を通して季節行事や旬の食材を伝え、味覚だけでない「おいしい」を伝えていってもらいたいと思います。

創意工夫

【現状把握】「和食を知らない栄養士が多い」「和食給食はコストが高くなる」「和食給食の調理が難しい」といった和食給食推進における課題を明確化。 【企画の立案】これらの課題を解決するためには和食料理人を巻き込んで一緒にやるしかないと考え、和食料理人による献立開発、調理・提供、食育授業を企画。 【情報伝達】本活動を日本全国に広げるため、訪問校での取り組みを冊子にまとめ、約2万部を全国の学校栄養職員に無償配布。開発したレシピは、レシピサイト「みんなの和食給食」を開設し広く公開。 【永続的な仕組みの構築】和食材メーカーに「和食給食応援団推進企業パートナー」になって頂き資金を供出。企業にとっては和食材が学校給食に取り入れられ短期的な売り上げになるほか、子どもから家庭への情報伝達、子どもが家庭を持った際の和食提供といった効果が得られるため、資金供出に至った。

デザイナーの想い

日本の農山漁村を、一次産業を通して雇用を生み出そうと創業から6年間やってきましたが、一次産品は、「作る人」だけでなく、「食べる人」の理解も重要です。その「食べる人」を育て、日本の農産品を利用し、和食の伝統的技法や、器や漆器などにも理解ある子どもを育てることが、日本の地域を守る産業になるのではと思っています。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

和食給食応援団公式ホームページ, 和食給食応援団公式Facebookページ
和食給食応援団公式ホームページ
和食給食応援団公式Facebookページ
和食給食レシピサイト「みんなの和食給食」

審査委員の評価

和食が世界的に認められつつあるにも関わらず、国内では出汁の香りが臭いという子どもが増えているという。和食は地域の食材と結びついており、文化と結びついており、経済と結びついている。将来の地域経済を考える上でも、我々が何を選んで食べるのかは重要な側面だといえよう。その意味で、和食の料理人が丁寧に給食をつくり、子どもたちがその魅力を体験的に理解することにつながる本プロジェクトは優れているといえる。

担当審査委員| 横川 正紀   色部 義昭   上田 壮一   南雲 勝志   山崎 亮  

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