GOOD DESIGN AWARD

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CC

2015

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
ヘルスケアITソリューション・サービス [ヘルスケア手帳サービス]
事業主体名
パナソニック ヘルスケア株式会社
分類
ビジネスモデル
受賞企業
パナソニック ヘルスケア株式会社 (東京都)
受賞番号
15G131199
受賞概要
2015年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

薬局に来局する利用者が待つことなく薬を受け取れる「ヘルスケア手帳」スマートフォンアプリを核にした業界初のヘルスケアITサービス。利用者のスマートフォンから直接、処方箋を事前に送信するという新規メディカルサービスフローをデザインしたことで、利用者には薬待ちの時間を自分の時間に変えられる利便性と自由度をもたらし、保険薬局にはインターネットを介した距離に依らない送信で、医療機関からの近さに応じて集患力が決まっていた従来の薬局経営の常識にパラダイムシフトを創造し、大幅な増患効果と顧客満足度をもたらした。更に分かりやすいGUIで、高齢者含め利用者の55%が行きつけの薬局を変更した実績も実証した。

プロデューサー

峰村 淳、小野 朝彦

ディレクター

尾崎 亘彦

デザイナー

辻 梨恵、森分 優太、森 政和

詳細情報

http://www.panasonic-healthcare.com/jp/medicom/healthcarenote/

発売
2014年7月8日
販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

・利用者には無償で価値提供しながら薬局経営に貢献するサービス ・患者と薬局のコミュニケーション深化

背景

当社は診療所・保険薬局で利用される医療ITシステム:電子カルテや薬歴システム等で業界シェアNo1であるが、これまでのシステムは、医院内の業務効率化を支援するのみであった。スマートフォンの台頭と共に利用者と薬局をクラウドでつなぐことで、利用者と薬局の絆を深める患者サービスとしてITがお役立ちできないかを着想し、薬局現場の方々の声に耳を傾け、使いやすい受付業務のフローを対話しながら開発を行った。

デザイナーの想い

1) 体調が悪い時の薬局での待ち時間を、処方箋事前送付とできあがり呼出で0にすること。2) 処方箋送信と同時に、個人の服用履歴情報も一緒に薬局へ送り多重投薬チェックも両立させる安心な新メディカルフローの実現。3) いつでも持ち歩くスマートフォンの活用で、災害時でも利用を可能とし、永続的なデータ蓄積と活用を実現

企画・開発の意義

この医療システム業界初の新IT活用サービスが、従来になかったビジネスモデルで保険薬局に大幅な増患効果と顧客満足度をもたらし、薬局経営にパラダイムシフトを創造。利用者は1万名を越え、待ち時間なく処方薬を受け取るスタイルが今後の薬局利用時のスタンダードになる兆し。

創意工夫

単に処方箋画像を電送する機能の実装だけではなく、新たな薬局経営貢献サービスとして位置づけ設計した。特に、1)薬局と利用者の双方をつなぐサービス:かかりつけ薬局などこれまで以上に薬局と利用者のコミュニケーションが必要とされてきている中、そのつながりの強化を支援する機能、2)薬局と利用者の双方に付加価値を提供し続けるサービス:ヘルスケアサービスの基盤として発展的にサービスを重畳できる基本設計、を織り込んだ。更に、3)薬局経営の根幹に寄与する付加価値の創出を重視した。具体的には、①新規顧客獲得、より広域からの新規処方箋の受入・集客の実現。②顧客満足度向上、待ち時間の短縮・有効活用化の実現。③業務効率向上、薬剤師側で呼出やお薬の順序調整ができ、面前で待たせないことでのゆとりの実感によるストレス軽減・ミス低減。④徹底的に分かりやすさに拘ったGUI。を満たすサービスモデルをデザインしリリースした。

仕様

薬局に来局する利用者が待つことなく薬を受け取れる新規メディカルサービスフローをデザインしたスマートフォン活用サービス。利用者には、処方箋を事前送信することでお薬待ち時間を自分の時間に変えられるという利便性による健康ライフのイノベーションを、薬局には、医療機関からの近さ(距離)に応じて集患力が決まる従来の薬局経営の常識を覆す程の、大幅な増患効果と顧客満足度をもたらし、医療業界にパラダイムシフトを創造

どこで購入できるか、
どこで見られるか

App Store(Apple Inc,) 、Playマーケット(Google Inc.,)
ヘルスケア手帳サービス | ヘルスケア | Panasonic
ヘルスケア手帳アプリ | ヘルスケア | Panasonic
ヘルスケア手帳アプリ(App Store)

審査委員の評価

医薬分業が制度化されてから久しいが、利用者目線から薬局選択肢が格段に増えた印象はなかった。結局、医療機関隣接の薬局や、自宅近くの薬局に限られていたのが現実であった。 スマートフォン普及を背景としたこのサービスは、利用者の生活フローと移動経路に合わせた薬局選択を可能にし、情報の確実な伝達、時間の無駄の削減といった薬を取得するまでのストレスを見事に低減している。薬局側も、未知の顧客からアクセスが飛び込んでくるという新たな商機を獲得することができた。現代の情報インフラを活用した社会的必要性の高いサービスソリューションである。

担当審査委員| 日高 一樹   青山 和浩   櫛 勝彦   林 千晶  

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