GOOD DESIGN AWARD

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2015

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
訪問入浴介護サービス [リハビリ訪問入浴「re:CRAS」]
事業主体名
イー・ライフ・グループ株式会社
分類
ビジネスモデル
受賞企業
イー・ライフ・グループ株式会社 (東京都)
有限会社河野電機 (東京都)
受賞番号
15G131198
受賞概要
2015年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

re:CRASは、介護保険制度下における訪問入浴介護サービスで、入浴後の温まったほぐれやすい身体状態時に、独自のリハビリプログラムを提供する従来ではなかった入浴サービスである 現在、日本は深刻な少子高齢化であり、高齢化による在宅介護力の低下に伴い、身体的負担が大きい入浴介護は必須のサービスである。「ご利用者の身体の清潔保持」のみならず、リハビリを通じて、残存機能の維持・向上を図ることにより、ご利用者の尊厳を守り、介護者の介護負担を軽減することで、在宅生活の継続を支援していくと共に、介護給付費の抑制にも繋げ、持続可能な高齢化社会に貢献していく。

プロデューサー

イー・ライフ・グループ株式会社 代表取締役 小川 義行

ディレクター

株式会社リクラス 代表取締役 福島 良一

デザイナー

有限会社河野電機 代表取締役 河野 佳美/企画管理 川﨑 和寛+イー・ライフ・グループ株式会社 取締役 福島 良一/顧問理学療法士 永井 美香子

詳細情報

http://re-cras.com/

利用開始
2015年5月
販売地域

日本国内向け

設置場所

イー・ライフ・グループ株式会社、リハビリ訪問入浴「re:CRAS」店舗

仕様

専門浴槽を積んだ入浴車で訪問して寝たきりの方でもご自宅で入浴できるのが訪問入浴サービス「re:CRAS」です。看護師含む3名のチームでお伺いし、自社開発したオリジナル浴槽での入浴後に可動域活性化を目的としたリハビリを行ないます。

受賞対象の詳細

背景

介護業界では、少子化による労働人口の減少、介護業界に対するネガティブイメージから人材不足が顕著であり、特に訪問入浴の事業数は介護保険導入時から横ばいである。新規参入業者が介入しにくく競争原理も働いていない事から、現代の高齢者ニーズを満たせられてないと感じた。そこでヒト・モノ・メニューと分類し、介護保険制度の基本方針から見直す事で、新たなモデルの構築を図った。

デザインコンセプト

「ご利用者の健康の維持・改善」をテーマに、市場創造性・社会貢献性・事業継続性の3点を具現化する

企画・開発の意義

介護に携わる人々が幸せになれる三方よしのモデル構築に挑戦した。 市場創造性では、ご利用者にはリハビリを通じて一生涯現役の実現・家族の介護負担軽減。浴槽開発による快適性の追求。 社会貢献性では、介護度維持・向上を通じて、在宅生活の継続による介護給付費の抑制。 事業継続性では、浴槽開発による業務負担軽減や全員正社員雇用など従事者の労働環境の向上を通じてサービス品質の向上を目指す。

創意工夫

【メニュー】目的:入浴後の温まったほぐれやすい身体状況のタイミングを活かして介護度維持・向上につなげる。  ■寝たきり高齢者の拘縮防止を目的とした可動域活性化プログラムの開発  【モノ】目的:浴槽の自社開発によるコスト抑制を図りながら、高齢者には快適性・安全性、従事者には業務負担軽減・作業効率化につなげる。 ■移動式分割浴槽「リクラス」の自社開発  ■スタイリッシュな浴槽デザインから業界特有のイメージ脱却を図り、将来的な介護人材確保の支援  ■最大投資である入浴特殊車両の長期リースプラン構築による初期投資費の減額  【ヒト】目的:労働環境向上による従事者の長期雇用を通じてサービス品質の向上につなげる。■看護師除く従事者を全員正社員雇用 ■同業界では珍しい土日休み含む年間休日115日 ■業界水準トップクラスの給与

デザイナーの想い

日本人は世界一入浴好きと言われている。また寝たきりの高齢者にとって週に一度の入浴サービスはかけがえのない楽しみの一つでありながら、現代の高齢者ニーズを満たしきれてない現状を、ビジネスモデル構築によって解決し、更に従事者が仕事の誇りや輝きを抱くよう意欲や動機も含めてデザインした。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

イー・ライフ・グループ株式会社、リハビリ訪問入浴「re:CRAS」店舗
イー・ライフ・グループ株式会社
リハビリ訪問入浴「re:CRAS」店舗

審査委員の評価

サービス提供者としての介護経験から、入浴介護における様々問題が浮かび上がってきたことと想像する。そして、被介護者と介護作業者双方に向けた新たなデザイン、つまりサービス、ツール、作業、運用方法すべての一体的革新が必要であるという認識に至ったのであろう。 従来の入浴介護を超えたサービス品質の向上と、作業負担低減といった一見相反する目的を達成しており、超高齢社会におけるビジネスモデルを考える上でよい事例と評価できる。

担当審査委員| 日高 一樹   青山 和浩   櫛 勝彦   林 千晶  

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