GOOD DESIGN AWARD

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CC

2015

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
コミュニティサイト [ヤマレコ]
事業主体名
株式会社ヤマレコ
分類
ソフトウェア・サービス・システム/インターフェイス
受賞企業
株式会社ヤマレコ (長野県)
イケガミデザインオフィス (神奈川県)
受賞番号
15G121131
受賞概要
2015年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

ヤマレコは山に登るすべての方を対象とした、登山に特化した日本最大級のコミュニティサイトであり、1ヶ月に最大130万人の登山者に利用されている。登山は自然の中で危険にさらされるリスクを伴ったスポーツであり、登山者は事前にその危険を十分に知った上で、自身の登山の技術・知識レベルに合った場所を選ぶ必要がある。 ヤマレコを利用して自分の登山の記録を投稿することで、他の人の登山の記録を参考にしたり、上級者や経験者と交流しながら、4つのステップ( 1.行きたい山を探す、2.計画書を作る、3.登山を楽しむ、4.山行記録を書く)を繰り返し、自身の登山の技術や知識を向上しながら登山を安全に続けられるようになる。

プロデューサー

株式会社ヤマレコ 的場一峰、今泉友恵

ディレクター

株式会社ヤマレコ 的場一峰、今泉友恵+Ikegami Design Office 池上正就

デザイナー

株式会社ヤマレコ 的場一峰、今泉友恵+Ikegami Design Office 池上正就

詳細情報

http://www.yamareco.com/

サイト公開日
2005年10月30日
販売地域

日本国内向け

仕様

インターネット環境に接続し、ブラウザアプリケーションを搭載したパソコンもしくはスマートフォン

受賞対象の詳細

背景

安全に登山を楽しむためには、登山道の危険個所や積雪状況など、現在の山の状況を知ることが重要である。このような情報はブログや山岳雑誌からも得られるが、ブログはWeb上に断片的に情報が散逸しているため情報の入手が困難であり、必要な情報の一部しか掲載されていない。山岳雑誌は人気のある山が中心であり、かつ1年前の情報が掲載されることが多く、必要な山の情報を迅速に手に入れることが困難であった。

デザインコンセプト

世代を超えた登山者が知識・情報を共有する場をつくり、安全で楽しい登山を継続できる社会を実現する

企画・開発の意義

●登山に特化したコミュニティインフラを通じて、登山者自身で山の魅力を相互に提供し、交流をすることで、同じ登山を趣味とする仲間と出会い、共に成長できるようになる。●山の危険箇所などの情報提供を通じて無謀な登山による遭難・事故を防止する。●登山マナーの向上、自然保護への意識を高める。●情報が不足していて知られていなかったような日本各地の山々の魅力も発掘し、自然と触れ合う機会を創出する。

創意工夫

【安全登山に関する仕組み】●山行計画を作成する機能の導入●WEB上で山行計画を警察署等に提出できる機能の導入●非常時の安否確認をスムーズにする下山連絡システムの導入●安全登山プロジェクト「チーム安全登山」サイトの立ち上げ【情報登録に関する仕組み】●必要項目を埋めていくだけで登山の記録を作成できる簡単設計●様々なGPSデバイスに対応したルート自動作成機能・標高グラフ、写真撮影場所、通過タイムの自動計算機能●初心者でも扱えるルート手書き機能●登山の知識を共有する「ヤマノート」機能・登山の疑問を解決する「質問箱」機能【コミュニケーションに関する仕組み】●チームでの登山にも対応した記録の作成●同日に同じ山に登った人が一目でわかる「会ったかもしれない人」リスト●全てのユーザーが歩いた軌跡を可視化する「みんなの足跡」機能●イベントを登録し、参加者を募れる「イベント」機能・コメント欄、拍手ボタン等の設置

デザイナーの想い

サイトデザインにおいては、誰もが楽しめる親しみやすさを表現しながらも、ユーザーの多岐にわたる貴重な情報を削ぎ落とすことなく、最大限に表示できるように努めた。初心者でも必要な情報を簡単に得られ、ヘビーユーザーはより詳細な情報にたどり着けるようなインターフェース、登山と同様に世代や経験を超えたユーザー同士が、互いに関わり合いながら成長していく余地のあるデザインを目指した。

審査委員の評価

登山ブームが広がる中、山の事故や火山の噴火など、その安全性に対する関心が高まっている。そうした中、このような登山に特化したコミュニティーサイトが、重要な役割を担うことが期待されている。ユーザー同士が情報を提供し合うコミュニティサイトの場合、その情報の確実性、有用性が気になるが、このサイトの場合、GPSデータからユーザーの登山スキルを推定するなど、客観的データの援用による信頼性向上を目指しているところが評価できる。

担当審査委員| 久保田 晃弘   石戸 奈々子   ナカムラ ケンタ   暦本 純一  

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