GOOD DESIGN AWARD

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CC

2015

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
街区設計 [カルチェハウス戸越公園]
事業主体名
株式会社ホーメスト
分類
街区・地域開発
受賞企業
株式会社ホーメスト (東京都)
受賞番号
15G101054
受賞概要
2015年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

カルチェハウスは「街区設計」と「建築設計」と「コミュニティの醸成」をコンセプトとした戸建住宅プロジェクト。『カルチェハウス戸越公園』は上記に加え、緑溢れる周辺環境と共生するコミュニティタウン。敷地内にカースペースを設けず、本来車道となる孤を描いた位置指定道路には、安全性も考慮したうえで最大限の植栽計画を付し、電線を地中埋設としました。共通の価値観と相互尊重の関係を作り上げるコミュニティを事前に創り、土地の境界線には塀や仕切りを設けず、配棟計画によって隣り合う敷地を借景・風景として広がりを感じられるようにデザイン。敷地の価値を十二分に引き出すランドスケープで、街区に経年美化という価値を生み出す。

プロデューサー

株式会社ホーメスト

ディレクター

株式会社ホーメスト

デザイナー

株式会社ホーメスト

株式会社ホーメスト

詳細情報

http://www.homest.jp/

利用開始
2014年11月
販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都品川区豊町

仕様

全体敷地 462.49㎡ 7区画(区画あたり53.89㎡〜62.61㎡)

受賞対象の詳細

背景

当敷地の地主による一部土地売却資金で自宅建て替え、小規模宅地の評価減を想定した敷地の活用を提案。キャッシュフローを確保するため、デイサービスを新設し地域密着の老人介護を推進。その建物を事業資産の変え替えと特定事業用資産の評価減を利用、駐車場5台分の敷地を分譲エリアと別に設け、環境と地域に根差す一体型のコミュニティタウンを形成したのが「カルチェハウス戸越公園」

デザインコンセプト

敷地の連続から生まれる空間を風景として共有。位置指定道路の緑化の可能性を引き出した経年美化街区

企画・開発の意義

従来は各々の家が庭を持ち、敷地境界には塀を建てる閉鎖的なスタイルが主流でした。しかしながら、限られた敷地で最有効の建築計画を進めなければならない都心型住宅に、住空間の広がりと景色・風景を生み出すため、敷地の連続性の中から生まれる有効空間を十二分に生かすランドスケープを提案。環境に配慮した緑溢れる空間を住宅に創りだすことで、資産形成と居住者同士のつながり、街区に経年美化を生み出すプロジェクト。

創意工夫

全体敷地462.49㎡を、都心部での家族向け住宅の最低必要面積と考えられる、延床面積100㎡以上の建築計画が行えるよう7区画に分割。位置指定道路を曲線にすることで、外部からのプライバシーの確保と敷地一体の多様性を生み出すよう計画し、電線の地中埋設にも取り組んだ。品川区と協議を重ね、道路部分にもこれまでにないムーバブルな緑化を図り、7戸の住戸のプライベートパークのような設えにおさめた。また通常の分譲地では、各戸の敷地境界が明確になるような外構計画や、各戸の個性によって景観がばらけてしまう部分を、一貫性のあるコンセプトのもと、事前協議し取りまとめることで、お互いの敷地を借景として感じられるランドスケープデザインを付した。また、この環境が継続して維持管理されるよう、街区の居住者で基金を創り、メンテナンスを専門業者によって永続的に実施する取り決めを行い、緑が居住者同士のつながりを深める一端も担う。

デザイナーの想い

柔軟で固定概念にとらわれない発想により、顕在化していない敷地の価値を見つけ、魅力ある住環境として付加価値をつけて居住者に示す。また、コンセプトに共感する住宅検討者を会員という形で募り、街区設計のコンセプトワークの段階から参画させることで、共通の価値観をもった人々がコミュニティを形成。住み継ぐことで生まれる永続的な価値を、街区の経年美化というかたちで創造していきたいと考えています。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

株式会社ホーメスト(東京都港区南青山2丁目)
株式会社ホーメスト

審査委員の評価

7区画の住宅をつくる街区の開発事業である。単体の建築ではできない、集合のプロジェクトだからこそ可能となる共有の外構空間をつくりだしたことが、大きな特徴である。カルチェハウス戸越公園では、塀がなく、弧を描く敷地境界線、緑あふれる植栽計画、自動車が侵入しないこと、電線の地中埋設などを通じて、各住戸へのアプローチに彩りのある共有スペースを実現した。それぞれの家が少しずつ場を提供し、結果としてそれぞれの足し算以上に、互いの生活風景を豊かに醸成している。

担当審査委員| 千葉 学   五十嵐 太郎   石川 初   日野 雅司   山梨 知彦  

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