GOOD DESIGN AWARD

キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2015

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
大学施設 [愛知産業大学 言語・情報共育センター]
事業主体名
愛知産業大学
分類
公共用の建築・施設
受賞企業
studio velocity一級建築士事務所 (愛知県)
学校法人愛知産業大学 (愛知県)
受賞番号
15G101043
受賞概要
2015年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

語学学習・IT・プレゼン・バス待合・ラウンジ等のスペースが入る大学施設。敷地は4mの高低差の崖が中央に走り分断されていたので、それを緩やかな芝生の丘陵地にすることから始まる。 中庭約3500㎡という広さに対して求められた機能約500㎡とごく小さい。それだけを箱でつくると周辺施設から距離が空き、気軽に訪れ る環境にならないと思ったので、建築を丘陵地全体に密度薄くひろげた。丘なのか建築なのかがわからなくなっていく。芝生の上でサッカーしたり、屋根の下で読書したり、仲間とパソコンしたり、外部と内部の活動が混ざりあっていく環境を目指している

デザイナー

studio velocity 栗原健太郎、岩月美穂

studio velocity 栗原健太郎,岩月美穂

詳細情報

http://www.studiovelocity.jp/

竣工
2013年1月
販売地域

日本国内向け

設置場所

愛知産業大学 キャンパス内

仕様

鉄骨造平屋建て、建築面積452.77㎡、延床面積1170.01㎡

受賞対象の詳細

背景

開学20周年を迎える愛知産業大学の記念事業としてキャンパスの中心に位置する中庭を再整備する計画である。もともと中庭の中央に高低差4mの崖が走り、視線も動線も分断され一体的な場所性が希薄だったため使われにくい状況にあったので、中庭の敷地全体を緩やかな連続した丘状の公園とし、同時に公園全体を建築化することで、内部・半外部・外部が混ざり合った一つの大きな場所をつくれないかと考えた。

デザインコンセプト

建築を外の密度に近づけるように、公園とも建築ともなるような自由な場ができればと考えている。

企画・開発の意義

元もと、敷地の西側にあるコミュニティ・ホールにバスが寄りついていたが、構内道路を挟んで南側に教室棟が集中しているだけでなく、旧中庭の北側半分は駐車場として使われていたため、旧中庭を横断する学生は少なかった。そこで、崖地をならし、バスの寄り付きを中庭側へ変更し、メインゲート機能を持たせることで、中庭を囲む各教室棟へのアプローチ動線を「言語・情報共育センター」を介した明快なものにすることを可能とした。

創意工夫

一体性と独立性、均質性とランダム性といった、相反することを同時に実現することで公園とも建築ともいえる場を作ることが必要であった。 しかし、大きな建築から大小様々な開口を切り抜かれた形態は、屋根面のボリュームが大きい内部と、小さい半外部がランダムに存在し、また、自然地形に合わせた基礎と単純勾配とした屋根にはさまれた柱長がまちまちとなる為、合理的な柱径の統一が困難であった。 全体計画の一体性及び均質性という要求に対し、合理的な解法として、離散的に配置された小さなコアと、そこに荷重を伝達させる為の、鋼板溶接により面内剛性を高めた水平構面を採用した。この構法により、各部分の荷重が別のゾーンにまで伝達する構造となり、柱が受ける水平力は30%程度まで低減することが可能となった。その結果、柱は軸力の違いに応じ鋼管と無垢材を使い分けることによって、合理的に約60φという柱径を実現できた。

デザイナーの想い

敷地には高低差4mの崖が走り、視線も動線も分断されていたキャンパス全体のアクティビティをリノベーションするために、高低差のある崖地をならし、中庭の敷地全体を緩やかな連続した丘状の公園とし、同時に公園全体を建築化することで、学生が気軽に訪れることのできる内部・半外部・外部が混ざり合った一つの大きな場所をつくれないかと考えた。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

愛知産業大学

審査委員の評価

大学のキャンパスの中心における、語学学習・IT・プレゼン・バス待合・ラウンジ等が入る共用施設である。緩やかな勾配に合わせた薄く軽やかな屋根は、建築のようでありまた公園のようでもあって、新鮮な空間である。内も外も曖昧に連なっていく空間は、読書をしたり友人と寝転んだりと、大学における様々な活動をごく自然に受け止め、新たな交流のきっかけも生み出してくれるに違いない。

担当審査委員| 千葉 学   五十嵐 太郎   石川 初   日野 雅司   山梨 知彦  

ページトップへ