GOOD DESIGN AWARD

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CC

2015

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
オフィス(イノベーションセンター) [KOIL 柏の葉オープンイノベーションラボ]
事業主体名
三井不動産株式会社
分類
地域・コミュニティづくり/社会貢献活動
受賞企業
三井不動産株式会社 (東京都)
株式会社ロフトワーク (東京都)
株式会社成瀬・猪熊建築設計事務所 (東京都)
受賞番号
15G100989
受賞概要
2015年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

KOIL(柏の葉オープンイノベーションラボ)は、つくばエクスプレスと共に開発された、柏の葉キャンパス駅再開発の中心施設として2014年にオープンした約8,000㎡のイノベーションセンターである。KOILには貸しオフィスの他、国内最大級のコワーキングスペースやアイデアをすぐに形にするためのデジタル工作室、カフェ、イベントスペース等が併設され、企業、起業家、市、大学、地域のコミュニティが出会い、有機的に交わり、協働するための空間やプログラムを提供している。オープン一年を過ぎた現在、人やアイデアを結びつけるプラットフォームとして、地域の中心を担いつつある。

プロデューサー

三井不動産株式会社+株式会社ロフトワーク

デザイナー

株式会社成瀬・猪熊建築設計事務所

詳細情報

http://koil.jp

利用開始
2014年4月14日
価格

6,000円 (コワーキング(6,000円〜/月)、個室(約12万円〜/月))

販売地域

国内・海外共通仕様

設置場所

千葉県柏市若柴178番地4柏の葉キャンパス148街区2ショップ&オフィス棟4〜6階

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

様々な立場の人々をつなぎ、イノベーションと地域づくりが相互に高め合うプラットフォームの創出

背景

これまで郊外の開発は、都心のベッドタウンとして住居が中心であったが、ライフスタイルの変化により職住近接が可能な街づくりが望まれている。また市民のオーナーシップが街の価値を作る時代に、多様な人が集まる場は街づくりに重要な要素となりつつある。KOILは、こうした社会状況の中で、研究機関が多く立地するつくばエクスプレス沿線の地域性を活かし、人・知識・技術を集めるプラットフォームとして計画された。

デザイナーの想い

イノベーションセンターという場も、民営である以上利益を出さねばならないが、それが単なる場所貸しにならず、オープンイノベーション・創業支援・地域支援を通して、日本や地域の活力を生み出すことが大切だと考えている。これは利他でもなく、こうした成果こそが、結果としてKOILの価値にも繋がるという、経営者・運営者まで含めたエコシステムであることが、この計画の本質である。

企画・開発の意義

オープンイノベーションの考え方は、日本においても徐々に浸透しつつあるものの、これまでの日本のイノベーションセンターの多くは企業や大学内に作られていた。一方でKOILが目指したのは、誰もが参加可能なオープンイノベーションのためのプラットフォームである。企業や研究者のみでなく市民にも開かれ、また、市や、地元のNPOとも連携し、地域づくりの場、ビジネスが作り出す新しい公共として機能している。

創意工夫

「ひと」「空間」「プログラム」の3つの要素を高いレベルで揃えている。 「ひと」に関しては、大企業・ベンチャー企業・大学・クリエイターなどの利用者の多彩さに加え、専門知識や経営サポートを通して創業支援を行うTXアントレプレナーパートナーズ(TEP)が入居し、会員の起業家とともに働くなど、独自の体制を敷いている。 「空間」に関しては、インフォーマルなコミュニケーションが自然に行われるよう、ノーセキュリティのエリアを平面の中央に大きくとるとともに、ラフで冗長性の高い設えとしている。同じ理由で、照明の色温度を7段階に使い分け、天井の高さにも多様性を持たせている。一般的なのオフィスデザインの常識を覆した空間である。 「プログラム」は、創業支援のための講習会の他、国際ビジネスコンテストや地域向けのデジタル工作ワークショップまで、郊外に構えるイノベーションセンターらしい活動を積極的に行っている。

仕様

延床面積:7,980㎡[オフィスフロア5,320㎡(4〜5階)、イノベーションフロア2,660㎡(6階)]  主な仕上げ  天井:木毛セメント板、デッキプレートあらわし  壁:石膏ボードパテ扱きの上クリア塗装、フレキシブルボード  床:フローリング、タイルカーペット、Pタイル

どこで購入できるか、
どこで見られるか

千葉県柏市若柴178番地4柏の葉キャンパス148街区2ショップ&オフィス棟4〜6階
公式サイト

審査委員の評価

コワーキングスペースは、今や広く一般に浸透しつつある新しいかたちの「働く場」だが、ここではその可能性を最大化するための様々なアイデアや空間が随所に散りばめられている。デジタル工作室、カフェ、イベントスペース等が併設されることで、ここは単なる働く場を超えた、地域のコミュニティの核としての可能性も担っていくことだろう。

担当審査委員| 千葉 学   五十嵐 太郎   石川 初   日野 雅司   山梨 知彦  

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