GOOD DESIGN AWARD

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特別賞
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CC

2015

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
アミューズメント施設 [ROKU]
事業主体名
一般財団法人 BOAT RACE 振興会
分類
店舗内装設計・インテリア・公共空間
受賞企業
株式会社小島真知建築設計事務所 (東京都)
debual LLC. (東京都)
井上 亮 (海外)
仁藤喜徳 エンジニアリング アンド デザイン (U.S.A.)
ソノベデザインオフィス (東京都)
株式会社ハートランドエンジニアリング (東京都)
受賞番号
15G100973
受賞概要
2015年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

ROKUは、ボートレース場建物内に設置され、若い女性を中心とした新たな客層を獲得するためのプロジェクト。既存建物の未利用スペースや新築建物内において様々なイベントを行うことで再活性化や新規集客の起爆剤になることが期待されています。アミフレーム・ユニット型ROKUのシリーズは、アルミフレームと面材による基本的なユニットを変形し組み合わせることによって様々な設置場所に柔軟に対応できるようになっています。中空のアルミ押出材は直線/曲線を描きながら空間を流れていき、水面を広がる波紋や絡み合うボートの軌跡と重なり合います。フレームは照明・映像・音響設備等の配線も内包し、様々な設備機器が装着可能です。

プロデューサー

株式会社小島真知建築設計事務所 小島真知+debual LLC. 篠河恰兵+井上亮

ディレクター

株式会社小島真知建築設計事務所 小島真知+debual LLC. 篠河恰兵+井上亮

デザイナー

小島真知建築設計事務所 小島真知+debual LLC. 篠河恰兵+井上亮+YNEDPC 仁藤喜徳+ソノベデザインオフィス 園部竜太+ハートランドエンジニアリング 藤田靖人

利用開始
2012年8月10日
販売地域

日本国内向け

設置場所

ボートレース場

仕様

アルミニウム押出材による軸組、アルミニウム・パネル

受賞対象の詳細

背景

全国24場あるボートレース場の既存建物は、バブル期と重なる全盛期には多くのファンで埋め尽くされていましたが、時代の変化と共にレース場に赴いて購入するファンの数が減り続け、有効活用されずに空いたスペースが問題となっていました。施設計画や提供サービスの量より質を重視する方針へと方向転換がなされる中、それまで各場ごとに行われていた計画・運営において統一的な要素を付加するべく、ROKUがスタートしました。

デザインコンセプト

階層的な構築システムによって様々な設置環境に適応することを目指したアルミフレーム・ユニット型施設

企画・開発の意義

既存建物の内部空間を一つの敷地と捉え、自立的な建築を入子状につくることを考えると、様々な可能性が浮かび上がってきます。例えば表層的な「仕上げ」を立体的に構築し、積極的に空間を造形すると同時に、機能的・設備的な役割を付加することが可能になります。また、構築的な構成部材は、屋外に建つ建物と同じように、周辺環境と間で様々な感覚的要素・知覚情報を双方向でやり取りするインターフェイスとしても機能します。

創意工夫

基本的なユニットを変形し階層的に組み合わせるシステムによって、統一的なデザインに基づきながら条件の違いに対応することを考えました。基本的な構成は、型材から起こしたアルミ押出材フレームの間に面材を張り、床・壁・天井を形作るようになっています。フレームの小端面は嵌合材によって蓋ができる中空の設備配線用スペースとし、ユニットに様々なAV設備を取付けられるようにしました。プロジェクト発足当初は、閉鎖的なデザインのものを既存コンテクストに挿入していましたが、それは周囲から切り離された特別な経験ができる場所をつくる手法として効果的だと考えたからでした。その後、新築・増築建築物に初めから入るケースも出始め、コンテクストに積極的に適合させ、力づけることが望まれるようになってきました。新しいものでは、アルミの代わりにガラスを使用するなどしてオープンで親和的なデザインにもなっています。

デザイナーの想い

システマティックなデザインによって多様な周辺環境に柔軟に適応すると共に環境に向かって働き掛ける存在となること、同時にボートレースという競技の特徴と響き合うような形・印象・経験をつくりだすことが一番の課題です。屋外での設置やアルミの軽さを活かして動くユニットをつくることなど、新たな設置条件・コンテクスト・使い方に積極的に適応していきながら、様々な形へと展開・発展・進化していくことを目指しています。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

ボートレース江戸川、ボートレース尼崎、ボートレース大村
ROKU江戸川
ROKU尼崎
ROKU大村

審査委員の評価

音響や照明、映像などのための配線を内包しながら自在にかたちを変えていくアルミフレームによって、様々な場を形成する試みである。単純なユニットとその展開の多様性は、インテリアデザインや、あるいは様々なイベントなどにおける場づくりのツールとして、多くの可能性を秘めている。

担当審査委員| 千葉 学   五十嵐 太郎   石川 初   日野 雅司   山梨 知彦  

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