GOOD DESIGN AWARD

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CC

2015

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
企業ミュージアム兼メガソーラー普及施設 [サカタ・ビジョナリウム]
事業主体名
株式会社サカタ製作所
分類
業務用空間・内装
受賞企業
株式会社サカタ製作所 (新潟県)
受賞番号
15G100969
受賞概要
2015年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

金属屋根部品のトップメーカー・サカタ製作所は、新潟県東部産業団地のメガソーラー発電所隣接地に新工場を建設、メガソーラー事業への進出を決定した。その新工場に併設された本施設は、新たなビジネスビジョン訴求と共に、地域が進める再生可能エネルギー事業普及という2面性を合わせ持つ企業ミュージアム兼メガソーラー普及施設。来場者は、屋根上に立つ浮遊感を体感するガラス床(既存製品展示)の上に立ち、新領域製品の展示および壮観なメガソーラーの眺望を望むことができる。ビジネスと社会性という二つのビジョンを両立させる、当社の合理的な企業姿勢(=社会性に勝る方針はなし)を体感するユニークな企業ミュージアムである。

プロデューサー

株式会社サカタ製作所 代表取締役社長 坂田匠、総務部 小林準一 樋山智明

ディレクター

株式会社新潟博報堂 営業部 馬場工、川又貴文

デザイナー

株式会社博報堂プロダクツ イベントスペースプロデュース事業本部 梶谷拓生、高津雄矢+株式会社乃村工藝社 CC事業本部 中村寿考

博報堂プロダクツ 梶谷拓生

詳細情報

http://www.sakata-s.co.jp

利用開始
2014年10月
販売地域

国内・海外共通仕様

設置場所

新潟県阿賀野市

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

ビジネス(企業ビジョン)と再生可能エネルギー事業(地域ビジョン)の未来を体感するホワイト・キャンバス

背景

近年の金属屋根用ソーラー金具などの大幅受注増に対応するため、新潟県が推進する新潟県東部産業団地へ新工場建設を決定した。本施設は、残土を出さないメガソーラー用のスパイラル杭(新製品)展示など新事業領域への当社の企業ビジョンを示すとともに、メガソーラー発電見学に訪れる一般客や地元小中学校への新潟県のメガソーラー事業の紹介・普及に対応し、ビジネスと地域貢献を両立する施設として利用することが求められた。

デザイナーの想い

ビジョナリウムの「ホワイトキャンバス」は3つの面で構成した。(1)床:既製領域である金属屋根部品(現在)、(2)壁:新たな領域であるメガソーラー製品(ビジネスの未来)、(3)窓:壮観なメガソーラー発電の眺望(再生可能エネルギーの未来)。この3面構造により、企業ミュージアム兼メガソーラー普及という2つの機能を融合し、当社が持つ社是(=社会性に勝る方針はなし)と超合理的スピリットを表現した。

企画・開発の意義

サカタ製作所の社是に「社会性に勝る方針はなし」という言葉がある。当企業は時代ごとの社会要請に常に視野を開き、柔軟に事業戦略を描き、社会性と両立しながらトップメーカーまで成長してきた歴史がある。当施設デザインにおいて「ビジネス(=ソーラー事業進出)と社会性(=再生エネルギー普及へ貢献)の両立」という当社のビジネスへの基本姿勢を表現しようと試みた。

創意工夫

(1)壮観な眺望を引き立たせる真っ白な空間…壮観なメガソーラーの眺望こそが企業ビジョンを最も表現できる展示物と考え、展示室内を真っ白な空間とした。新潟の自然と共に変化する眺望は独特な季節感を現し、特に雪景色のなかでは神秘的な空間となる。(2)金属屋根の上に立つ浮遊感を表現したガラス床…当社のメインは屋根上での作業効率性に配慮した金属屋根部品。従って屋根上での作業感覚を直感できるよう床一面に真っ白な金属屋根を敷き詰めて製品を展示(一部カットアウト展示)し、その上にガラス床を敷きつめた。この床は既存製品の歴史に立って、はじめて次のビジョン(メガソーラー事業)を眺めることができることを示唆するものでもある。(3)柔軟に展示替えできる可変構造…全てのガラス床は取り外し可能であり容易に展示替えが可能。またタブレット端末と映像モニターでの説明システムは新製品展示のたびに無駄な廃棄物を発生させない。

仕様

面積:700㎡

どこで購入できるか、
どこで見られるか

新潟県阿賀野市かがやき
SAKATA VISIONARIUM(阿賀野工場)

審査委員の評価

メガソーラー事業への新たな進出という場において、そのリスクも含めて未来だけを真っ直ぐ信じて決断したその一種の腹のくくり、決意が、このやりきったデザインに現れていると感じる。 今後のデザインも期待したい。

担当審査委員| 重野 貴   遠山 正道  

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