GOOD DESIGN AWARD

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CC

2015

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ベスト100

受賞対象名
集合住宅 [ザ・パークハウス グラン 千鳥ヶ淵]
事業主体名
三菱地所レジデンス株式会社
分類
住宅・住空間
受賞企業
三菱地所レジデンス株式会社 (東京都)
受賞番号
15G090900
受賞概要
2015年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

日本を象徴する歴史・環境が息づく千鳥ヶ淵のほとりに建つ集合住宅「ザ・パークハウス グ ラン 千鳥ヶ淵」。敷地をとりまく千鳥ヶ淵と内堀通りにそれぞれ調和する建物の配置や緑の 広がりが歴史ある風景をつなぎ、そして周辺環境の軸を意識しながら全住戸より千鳥ヶ淵越 しの皇居の緑を一望できる配棟を実現。さらに日本の環境・風土から導かれた日本建築のエ ッセンスを引き継ぐことを目指した。マンション特有のバルコニーや隔て板を軒庇や柱型に 見立て、日本建築の特徴を継承。これまでにない日本の雰囲気を感じさせるマンションを創 ることで、日本に住むことの豊かな暮らし心地を提供している。

プロデューサー

三菱地所レジデンス株式会社 パートナー事業部 部長 川嶋申久

ディレクター

三菱地所レジデンス株式会社 パートナー事業部 主任 井上健一、商品企画部 第二商品設計室 シニアリーダー 中村摂子

デザイナー

株式会社三菱地所設計 建築設計住環境部 副部長 石井邦彦

利用開始
2015年5月
価格

16,000 ~ 54,200万円

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

周辺環境から生まれ出る住まいの形。日本の風土に導かれ、日本建築のエッセンスを持つ、日本のマンション。

背景

日本初の美観地区に指定された「千鳥ヶ淵とその周辺地区」に位置する本件は、目前に皇居の緑やお濠の水景、英国大使館から続く桜並木や緑道等が広がり、千鳥ヶ淵戦没者墓苑にも隣接。日本を象徴する歴史・精神・自然が息づく恵まれた立地と特別な周辺環境を有する 反面、足下には首都高速道路が通る。この立地特性をいかに住まいに反映させるかが最初で最大の課題であり、そのために徹底的に地域をスタディすることから始まった。

デザイナーの想い

ただコストを掛けることでも高級感はつくれるが、周辺地域の環境を納得いくまでスタディすることで、ここにあるべき3つの軸を見出した。それは皇居の緑を一望できる全住戸の眺望と、軸のズレを活かした中庭など、環境から生まれ出る住まいの形に結実。またマンション特有のバルコニーや隔て板を軒庇と柱型に見立てるなど日本建築のエッセンスを取り込み、外観デザインと住み心地を兼ね備えた「日本のマンション」を造った。

企画・開発の意義

皇居、戦没者墓苑、千鳥ヶ淵、内堀通り等、日本を象徴する周辺環境と恵まれた立地ではあるが、地域性を活かし生まれたコンセプトや、それに基づき改めて日本の環境・風土から導かれた日本建築のエッセンスを取り込むことで実現できるディティールは、日本に住むことの暮らし心地を追求した居住性と、奇をてらうことなく、またいたずらに豪華さを競うわけでもなく、普遍性・普通性を高めた住まいの可能性をマンション業界に示した。

創意工夫

皇居の中心に向けた配棟とすることで、空と緑とお濠を見晴らす住戸を実現。この配棟により、隣接する戦没者墓苑との見合いを解消。南東に向けられた居室には、この場所特有の眺望と空気感を感じる中間領域としてのバルコニーを計画。夏は陽射しを抑え、冬は陽射しを取り込むパッシブ効果や軒の出の深さが首都高やその音をカットする効果を生み出し、窓ガラスの掃除や取り替えなどのメンテナンスにも配慮。軒庇と柱型に見立てられたバルコニーは陰影と水平線が強調され日本的な雰囲気をもたらす。幾重にも重なる塔にも見える外 観と各邸の住み心地が連動するデザインを実現した。内堀通りに対しては、通りに面する建物群の特徴である格子をモチーフに、その壁面線を通りに合わせることで、景観のディメン ションに調和した外観を計画し、全ての面が正面となるデザインとした。

仕様

・RC造、一部S造、免震構造 ・地下3階、地上13階

どこで購入できるか、
どこで見られるか

千代田区三番町2-1

審査委員の評価

千鳥ヶ淵の美しい景観に向けて開かれたバルコニー空間が秀逸である。薄庇を重層させた外観はどこか日本的で、これからの集合住宅のメルクマールとなるだろう。

担当審査委員| 古谷 誠章   篠原 聡子   中村 拓志   松村 秀一  

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