GOOD DESIGN AWARD

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CC

2015

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
集合住宅 [アデニウム北小岩]
事業主体名
株式会社ジョイント・コーポレーション
分類
住宅・住空間
受賞企業
株式会社スタイレックス (東京都)
受賞番号
15G090894
受賞概要
2015年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

周辺環境を損なわずに新築集合住宅を供給するにはどのようなフォルムが有効なのか? 「稜線フォルム」と雛壇状の「屋上庭園」は、相反する要素を注意深くつなげてできた立体的境界線である。そこに屋上緑地とテラスを配置することで周辺住宅とのプライバシー確保・北側景観への貢献・周辺の日照環境確保・戸建に近い居住環境の創出など恒久的価値を内包させている。今後のまちづくりにおける持続可能性を高めるフォルムとして有効である。

プロデューサー

株式会社ジョイント・コーポレーション

デザイナー

三苫 健次郎

利用開始
2014年7月1日
設置場所

東京都江戸川区北小岩3丁目294-1番

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

地図上にある境界線を立体的にとらえ、環境と開発が両立する「Ridgeline」(稜線)を形にする

背景

新築建物の建設によって既存周辺建物に悪影響を与える場合、それらの資産価値は損なわれ建物の寿命を縮めることにつながる。周辺建物を劣化させない新陳代謝のあり方が確立できれば、互いの建物の長寿命化に貢献し、都市のライフサイクルコストを下げることにつながる。都市の成熟には建物単体ではなく周辺も含めた長期的視野が求められている。

デザイナーの想い

既存の集合住宅の目前にかぶせるようにして新築の集合住宅が建設されることがある。疑問を抱かざるを得ない光景なのだが、建てる側・住む側の意識が成熟しないかぎりは、これら不幸なケースをなくすことはできない。デザイナーは個々の事業を成功に導くことが責務であるが、 長期的視点に立って地域環境を向上させていくことを意識すべきである。不動産業界において周辺住環境も意識した事業が増えることを期待する。

企画・開発の意義

東京はこれまでの建設効率優先のまちづくりから、誰もが心地よい場所を手に入れられる成熟した都市に向かう途中段階にある。本計画では建物フォルムの調整によって「周辺環境を壊さない新陳代謝」の具体的手法を示す。 今後の集合住宅のデザインが周辺環境の改善にも配慮することを期待する。

創意工夫

雛壇形状の屋上を積極的に緑化し、立体的な緑地を形成している。これらを住戸ルーフテラスと東西面バルコニーとを有機的につなげ、生活シーンが緑地とつながるよう計画した。 プランターには十分な土壌厚を確保し、道路から見える程度の中木が成長できるようになっている。 また、四季の草花を植えることで外観は見るたびに新鮮な印象を与え、生命力あふれる景観をつくりだす。

仕様

所在地:東京都江戸川区北小岩3丁目294-1番 構造・規模:鉄筋コンクリート造7階建て/延床面積 3308.82㎡ 戸数:40戸(41.21㎡〜74.81㎡)

審査委員の評価

単調で凡庸なものになりがちな都会の集合住宅の外観に、切れ味のいい表情を与えた点が評価された。相互のプライバシーの緩衝にも工夫している。

担当審査委員| 古谷 誠章   篠原 聡子   中村 拓志   松村 秀一  

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