GOOD DESIGN AWARD

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CC

2015

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
個人住宅 [優游居]
事業主体名
株式会社リヴ
分類
住宅・住空間
受賞企業
株式会社リヴ (京都府)
有限会社ランドサット (大阪府)
受賞番号
15G090880
受賞概要
2015年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

計画地のある長岡京市は京都市の西部に位置し、隣接する大山崎町などと合わせて乙訓(おとくに)と呼ばれるエリアです。「優游居」と名付けられた本計画は、乙訓エリアで住宅事業を展開する株式会社リヴの提案する、夫婦2人が住まうことを想定した企画住宅です。建物外観は雑木の庭で彩られたシンプルなデザインです。庭を抜けて小さな玄関からリビングに導かれます。家族がくつろぐスペースは、ホームパーティーもできる奥行のあるキッチンを備えています。吹抜と広い開口部がインテリアに開放感を与えます。2階は寝室と出窓を利用した書斎コーナーがあり、その奥に洗面と浴室をレイアウト。浴室の窓からは吹抜を通して外が眺められます。

プロデューサー

株式会社リヴ 代表取締役 波夛野賢

ディレクター

有限会社ランドサット 代表取締役 安田利宏

デザイナー

有限会社ランドサット 代表取締役 安田利宏

有限会社ランドサット 代表取締役 安田利宏

詳細情報

http://liv-r.co.jp

利用開始
2015年4月
販売地域

日本国内向け

設置場所

京都府長岡京市

仕様

地上2階建木造住宅。敷地面積:119.6㎡/建築面積:46.4㎡/延床面積:71.7㎡

受賞対象の詳細

背景

竹林が多く自然豊かな乙訓エリアは、京都、大阪への通勤圏にあり昔からベッドタウンとして栄えてきましたが、近年は世帯の高齢化が進んでいます。子供が独立したあとの夫婦の住まい方に我々は注目してきました。今まで住んできた住宅のリフォームやハウスメーカーが提案する高機能バリアフリー平屋住宅とは違う、コンパクトではあるが上質な住まいこそ大人の夫婦にふさわしいのではと考えるに至りました。

デザインコンセプト

子供が独立したあとの夫婦が生活を楽しむ、コンパクトで上質な戸建住宅

企画・開発の意義

子供が独立したあとの住宅は夫婦二人には大きすぎます。子供室は潜在的空家となって高齢化した夫婦にはやがて大きな負担となります。子供が独立したあとはコンパクトな住居に移り住み、手放した住宅は若い家族の感覚にそったリノベーションを施し新たな生活を見守る新しい器に生まれ変わります。人間(家族)も住宅も新陳代謝をすることで、街は活性化してきます。

創意工夫

コンパクトではあるが狭さを感じさせないように、大きな吹抜をとり開口部を広くとりました。構造材は京都府内産の杉を使い、床材は隣町にあるサントリー山崎蒸留所のウィスキー樽を再利用したフローリングを使っています。建具の面材には地元特産の竹の突板を使うなど、地元の材料をできるだけ使用し地産地消を目指しました。2階の出窓は書斎としても使え、吹抜に面する手摺は書架を兼ね面積の有効活用を図りました。リビング開口部の窓枠は意図的に立ち上げて外の風景を切り取る額縁になり、ホームパーティーで集まった人が腰掛けられるベンチにもなっています。外観は開口部の位置形状にメリハリをつけてシンプルにデザイン。大人の住まいであることを自然な形でアピールします。

デザイナーの想い

子供が独立したあとの夫婦の住まいは、2人が生活を楽しむための器であるべきです。建物名「優游居」は「優游涵泳(ゆったりとした心のままにじっくりと学問や芸術を味わうこと)」という言葉が由来です。老後と呼ぶにはまだ早い自分たちのための時間を自分たちのために有意義に使う。そんなコンパクトで上質な住まいが「優游居」なのです。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

京都府長岡京市
株式会社リヴ
有限会社ランドサット

審査委員の評価

子供が独立したあとの夫婦の住まいに、新しいモデルが求められている。現代では、子供が成長して家を出た後の個室を物置のままに放置している住宅が多い。本対象は現代の草庵とも言うべき上質なデザインによって、この問題に答えようとする意欲作である。

担当審査委員| 古谷 誠章   篠原 聡子   中村 拓志   松村 秀一  

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