GOOD DESIGN AWARD

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特別賞
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CC

2015

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ベスト100

受賞対象名
磁気共鳴画像診断装置 [シグナ パイオニア]
事業主体名
GEヘルスケア・ジャパン株式会社
分類
医療用の機器・設備
受賞企業
GEヘルスケア・ジャパン株式会社 (東京都)
受賞番号
15G070715
受賞概要
2015年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

SIGNA Pioneerは,世界各国のお客様の声から得られたニーズを基に、検査効率向上、高画質と優れた設置性を実現した次世代型MRIを目指した。一回のスキャンで複数画像が得られる高性能の画像再構築技術MAGiCを臨床向け機器として業界で初めて搭載し、検査効率を向上させるとともに、検査時に音を発生させない当社独自の技術SilentScanを搭載するなど患者の負担軽減を図っている。また、3.0T最小の設置面積( 29m2)の実現とシステムの電源容量の最適化、スリープモードを搭載して、 無駄な電力消費を抑えることにより、消費電力を約50%削減し病院経営者の収益面での要望にも応えたデザインとした。

プロデューサー

ジーイー・ヘルスケア・ジャパン株式会社 グローバルMR事業推進部 田坂信之

ディレクター

ジーイー・ヘルスケア・ジャパン株式会社 グローバルMR事業推進部 植竹望

デザイナー

ジーイー・ヘルスケア・ジャパン株式会社 グローバル・デザイン・アジア・パシフィック 柳原康司/ジーイー・ヘルスケア・フランス株式会社 グローバル・デザインEMEA リオネル ウオデッキ&レジス パーソネリ

詳細情報

http://www3.gehealthcare.co.jp/ja-jp/products/categories/magnetic_resonance_imaging/signa_pioneer

発売
2015年4月9日
価格

240,000,000円

販売地域

国内・海外共通仕様

設置場所

医療機関

仕様

マグネット+エンクロージャー外形寸法:幅2,492mm 奥行2,457mm 高さ2,370mm 重量:7,500kg テーブル外形寸法:幅700mm 奥行2,450mm 高さ932mm〜520mm 重量:257kg

受賞対象の詳細

背景

1.5T装置からステップアップしたいが,スペースが理由でT3.0装置を断念していたユーザーをターゲットとし,1.5T装置のMRI室にそのまま設置できる29m2の省設置面積を実現した。また、スキャン時間を従来の1/3にする画像再構築技術MAGiCや、スキャン中の音の発生を抑えるSilentScanを搭載し、患者様に対するMRI検査の負荷を軽減し、検査効率を上げ、病院経営にも貢献できる製品を目指した。

デザインコンセプト

T1.5MRIの設置面積29㎡に収まるT3.0MRI、スキャン時間の短縮,音のしない人に優しいMRI

企画・開発の意義

高齢化社会により、今後ますます医療機関でのMRI検査のニーズが高まる一方、それに対応できる医療機関の数は限られており、この問題にいかに対応していくのかが国を挙げた深刻な問題となっている。そこで、今ある限られたスペースにあるMRIの性能をステップアップさせ、病院での検査の回転率を上げるのが一つの解決策であり、「静か」で「検査スピードが速い」という価値は普遍的で万国共通である。

創意工夫

開発当初、世界各国の病院で調査を行い、顧客ニーズの調査した結果、検査時間の短縮、スキャン時発生音の軽減が、万国共通の重要改善項目である事が判明した。検査時間短縮の為、1回の撮影でT1強調画像、T2強調画像を含むコントラストが異なる6つの画像を取得する技術MAGiCを開発し、従来のMRIでは、6つの画像を得るために2〜3分の撮影を6回繰り返し、計15分ほどかかっていたが、5分ほどの撮影1回で6つの画像が得られるようにした。次に、従来の静音技術とは異なり、そもそも音を発生させないSiletScanを開発し検査環境音+3dBまで軽減させることに成功した。また、1.5Tのスペースに3Tを設置できるようにする為、ターゲット顧客の部位検査頻度を調査した結果、全身を一度にスキャンする事がない事が判明し、外形寸法とスキャン・レンジの最適化を行い、29㎡というT3.0MRIの最小設置面積を実現した。

デザイナーの想い

従来のMRI検査では、ボアの中に最短でも15分間ほど留まり、耳をつんざくようなバイクの爆音レベルの騒音に耐え忍ぶため耳栓が必要であった。時間と騒音の根本解決は、デザインでは解決できない最新テクノロジーの問題である。UXデザインの重要性を痛感した。人に優しく静かなMRIのコンセプトを視覚的に具現化するにあたり、患者様を優しく両手で包み込むイメージをデザイン・ランゲージとし、日仏で共同開発を進めた。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

GEヘルスケア・ジャパン株式会社および正規代理店

審査委員の評価

MRIについて使用者の視点から考えると、視覚以上に音の課題があるが、この機器は騒音を検査環境音+3dBまで軽減させたところに一番の特書がある。また、一回のスキャンで複数画像が得られる画像再構築技術MAGiCを臨床向け機器として業界で初めて搭載したことにより、、6つの画像を得るために2〜3分の撮影を6回繰り返す必要があったが、5分ほどの撮影1回で画像が得られるようになった。 設置面積の最小化とシステムの電源容量の最適化、スリープモードにより、 消費電力を約50%削減しとことも評価された。

担当審査委員| 小林 昭世   内田 毅彦   内田 まほろ   緒方 壽人   村上 存  

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