GOOD DESIGN AWARD

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CC

2015

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
空中プラズマ触覚映像描画装置 [フェアリーライツ]
事業主体名
筑波大学デジタルネイチャーグループ
分類
業務用公共機器・設備
受賞企業
筑波大学デジタルネイチャーグループ (東京都)
名古屋工業大学 星貴之研究室 (愛知県)
宇都宮大学 (栃木県)
受賞番号
15G070683
受賞概要
2015年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

一発当たりのパルスの持続時間が限りなく短く1000兆分の1秒のほんの短いパルスを持つフェムト秒レーザーというレーザーがあります.眼科のレーシック手術や精密計測,機械加工などに用いられるものですが,この製品では,フェムト秒レーザーを使って空中に映像を書くという手法(フレームワーク・デザイン)を発明しました.このデザインにより空中に絵を描き,その描いた絵に触れると絵が反応する,インタラクションをとるような使い方が可能になります.それによってSF映画で見たような空中のコンピュータディスプレイとして使うことができます.

プロデューサー

落合陽一、早崎芳夫

ディレクター

落合陽一、星貴之、早崎芳夫

デザイナー

落合陽一、熊谷幸汰、星貴之、長谷川智士

詳細情報

http://digitalnature.slis.tsukuba.ac.jp

利用開始
2016年3月31日
販売地域

国内・海外共通仕様

設置場所

宇都宮大学

仕様

500cm × 180cm × 120cm 500kg (フェムト秒レーザー発射機構を含む) Windows PC または Macで動作

受賞対象の詳細

背景

1000兆分の1秒のパルスを打つことのできるフェムト秒レーザー自体は以前から市場に存在しますが,一般人の目に触れるような利用用途はありませんでした.この技術(フレームワークのデザイン)により,人類の夢の一つであった空中に触覚ある映像を出すことが可能になるとともに,フェムト秒レーザー自体が普及しアプリケーション開発が盛んになればよいと思いました.

デザインコンセプト

触れる空中映像を作りたかった.3次元映像の殆どは錯覚を利用するもので,実際にその場に描きたかった.

企画・開発の意義

SFに見られるような人空中に触覚ある映像を出すことは21世紀になっても難しい問題でした.しかし,この技術を用いればそれが可能になります.またフェムト秒レーザー自体は以前から市場に存在しますが,一般人の目に触れるような利用用途はありませんでした.この技術(フレームワークのデザイン)により,フェムト秒レーザー自体が普及しアプリケーション開発が盛んになればよいと思いました.

創意工夫

3次元ディスプレイの立体ピクセル(ボクセル)としてフェムト秒レーザーによるプラズマを選択した.フェムト秒パルスによる皮膚への影響を調べ,人間が触れる(触っても危険がない)空中プラズマ映像を実現するとともに空中でのインタラクション手法を検証し,デザインした,また,将来の高解像度化のためにコンピュータ計算により解像度やインタラクションが進歩可能なように構成を選択し,検証した.

デザイナーの想い

空中に触れる映像が作り出せるということにより,人間が考えるようなことは大抵実現できる,というような希望を伝えたかった.またエンターテイメントへの応用などワクワクする未来を意識させるデザインを提案することで,開発者や研究者になるものが増えればよいと思った.

どこで購入できるか、
どこで見られるか

宇都宮大学

審査委員の評価

パルスの持続時間が限りなく短いフェムト秒(1000兆分の1秒)レーザーを使って空中に映像を書くことができるシステムである。フェムト秒レーザーは医療、精密加工等で使用されている技術であるが、そのような先端技術の可能性に注目し、空中に像を浮かび上がらせることでディスプレイやユーザーインターフェイスになるという新しい活用方法を提示している点が評価できる。まだ研究段階であり、製品として利用出来るよう開発が進められることを期待したい。

担当審査委員| 小林 昭世   内田 毅彦   内田 まほろ   緒方 壽人   村上 存  

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