GOOD DESIGN AWARD

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CC

2015

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
記録計 [メモリハイコーダ MR8827]
事業主体名
日置電機株式会社
分類
生産・製造用機器・設備
受賞企業
日置電機株式会社 (長野県)
受賞番号
15G070664
受賞概要
2015年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

高圧測定から微小電圧測定、制御信号などを最大92ch(オプションのロジックユニット使用時)同時に測定できる波形記録計。 近年、各種の評価システムは複雑さが増し機器が扱う信号も多様化しており、多系統の信号を同じ時間軸で1台で安全に測定できることが要求されてきている。また、トラブルシュートや監視などの場合は、不具合原因の特定を容易にするため、コンパクトで多チャネルの測定ができることが要求されている。MR8827は、システムラック内に収まるコンパクトさ、モジュール式の入力ユニットを有し、入力チャンネル間・入力チャンネル-本体間が絶縁された多系統・多チャンネル測定に適した計測器である。

デザイナー

日置電機株式会社 開発推進部 開発推進課 デザイングループ 田中幸一

詳細情報

http://www.hioki.co.jp/

発売
2014年12月19日
価格

1,000,000円

販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

コンパクトでありながら多系統・多チャンネルの信号の測定ができ、迅速な不具合解析を促す

背景

近年、各種の評価システムは複雑さが増し機器が扱う信号も多様化してきている。輸送機器開発では、モータの効率評価のため、インバータ装置全体の挙動を見なければならず、高圧から低圧、制御信号といった多系統の信号を一度に測定できる必要がある。発電所や変電所では、電力を安定供給するためのシステムや機器の定期的・継続的な監視が必要とされ、電力機器に必要な波形をすべて監視できる波形測定器が要求されていた。

デザイナーの想い

オシロスコープメーカなども多チャンネルへの対応が活発になっており、多系統・多チャンネル測定は今後の方向性の一つである。HIOKIは他に先駆けてそれらの対応をしてきているが、そこで培ってきた系譜を正当に引き継ぎ、ユーザの信頼を裏切らないこと。そして今まで以上に利便性を向上させることを念頭においた。ユーザが快適に作業できることで、現代社会の基盤である電力供給の安定、不具合時の早期復旧につながる。

企画・開発の意義

測定する信号数が少ないと原因を把握することが困難であるが、できるだけ多くの信号・多系統の信号を同時に測定することで、ユーザの検証時間を短縮し不具合解析に貢献する。輸送機器開発や発電所のシステム監視に使用されることで、省エネ社会への促進、現代社会の基盤である電力供給の安定・早期復旧に寄与する。

創意工夫

可搬用のHIOKI MR8847、計測システム用HIOKI MR8740のラインナップの一つとして、それらのユーザの操作感を損なわないこと、メディアスロットを前面に配置しフロントで設定からデータ保存までが完結するスタイルとした。前面にハンドルをつけ、システムラック内に平置きされた場合でもラックから引き出しやすい構造とし、上面プリンタ記録紙のセットアップがしやすいようにしている。併わせて背面にもハンドルをつけることにより、ユニット側を正面側にしたいユーザにも配慮した。また、これらは液晶や入力端子といった破損しやすい突起物を保護する働きも持つ。入力ユニットは、モジュール式を採用。現在9機種が用意され、さらに4機種の拡充が予定されている。ユーザが自分の計測内容に合わせてベストな選択ができるとともにユーザ要望の変化にともなう更なる多系統化にも柔軟に対応できる。

仕様

寸法:401(W)×233(H)×388(D)、質量:約12.6kg(本体のみ)、チャンネル数(最大):アナログ32ch+ロジック32chまたはアナログ28ch+ロジック64ch、入力チャンネル間・入力チャンネル-本体間は絶縁入力

どこで購入できるか、
どこで見られるか

日置電機株式会社
日置電機株式会社

審査委員の評価

システムラック内におさまるコンパクトさでありながら、モジュール式の入力ユニットの構成により、同時最大92chまでの測定に柔軟に対応できる波形記録計である。多系統・多チャンネル入力の場合、異なる電位差の信号を同時に扱う可能性があり、装置保護の安全とユーザの安心のため、入力チャンネル間・入力チャンネル-本体間が絶縁されている。多チャンネル波形の印字が重なり確認が困難になることを避けるため、大きく高精細な書き出しのためのA4サイズプリンタが搭載されている。機能の向上と人間系を総合的にデザインしている点を高く評価した。

担当審査委員| 小林 昭世   内田 毅彦   内田 まほろ   緒方 壽人   村上 存  

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