GOOD DESIGN AWARD

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CC

2015

GOOD DESIGN|グッドデザイン・未来づくりデザイン賞

受賞対象名
パーソナルモビリティ [ILY-A]
事業主体名
アイシン精機株式会社
分類
一般・公共向けの先端的デザイン
受賞企業
アイシン精機株式会社 (愛知県)
学校法人千葉工業大学 (千葉県)
受賞番号
15G060573
受賞概要
2015年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

ILY-Aは電動小型のパーソナルモビリティ。4種類の形態に変形させることで多用な用途に対応します。ベビーカーとほぼ同程度の小型サイズでありながら、ロボット技術を応用した新開発の「知能化安全技術」を搭載し、突然飛び出してくる人や障害物などを動・静止物体に関わらず認識し、自動で車体の速度を減速して制動制御します。安全かつ気軽に使え人々の行動範囲を広げることができるILY-Aは、若者からアクティブシニアまであらゆる世代の人々が快活に活動する社会を実現するために開発された近未来の乗り物です。ILY-Aの利用により行動範囲を広げるライフスタイルの提案と新たな"生活ツール"の確立を目指します。

プロデューサー

アイシン精機株式会社

ディレクター

アイシン精機株式会社 デザイン部 部長 岡 雄一郎

デザイナー

新出 佳弘、西 悠也、MARCO PETER

詳細情報

http://www.aisin.co.jp/news/2015/010250.html

ミラノにて展示・走行デモ実施(今後国内でも展示予定)
2015年4月
販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

いつまでも若々しく、どんなシーンでも、楽しく、かっこよく暮らす、未来のライフスタイルを実現するツール

背景

2020年に高齢者社会はピークを迎え、様々なシーンで健常者とアクティブシニアが安心して共存する社会づくりが重要になってきます。移動シーンにおいては、アクティブなライフスタイルをサポートする移動アイテムが出現し、健常者とアクティブシニアの共存が必要となります。それに伴い、より安全で快適な移動サポートを行うアイテムへのニーズが高まります。そこで、人とモビリティとの新しい関係を築く必要性を感じました。

デザイナーの想い

アイシン精機デザイン部は、「Imagine New Days」これからの人の暮らしを考えていこう、というデザインプロジェクトを推進しています。「走る」「曲がる」「止まる」といった自動車で培った技術を活かし、単なる移動ツールを超えた、生活をワクワクさせる、人とモビリティの新しい関係、安心/安全な未来のライフスタイルを提案します。

企画・開発の意義

単なる移動ツールではなく人々の暮らしをトータルでサポート。未来のライフスタイルを描き、人とモビリティとの新しい関係を築くパーソナルモビリティを提案します。 介護・福祉用品のような乗りたくないという心理的なバリアをとり、若者からお年寄りまでみんなが乗りたい物を提供します。

創意工夫

あらゆる世代の生活シーンで快活に利用出来るモビリティには4つのモードが必要でした。変形させるという手段を用いて4つのモードを1つのプロダクトに統合しました。 ビークルモード: 移動のためのモード。歩行者との共存のために目線の高さを合わせる、自動ブレーキを搭載して安全性に配慮するなどしました。また若々しく見えるような乗車姿勢にもこだわりました。 キックボードモード: スポーティーに、時には自分の体を動かし健康のために、疲れたらモータ駆動で移動もできます。身体を動かし健康維持をしてもよし、スポーツとして楽しんでもよし。 カートモード: 荷物を運ぶ際に利用するモード。歩行訓練/リハビリ、歩行補助として、シルバーカーとしても機能します。 キャリーモード: コンパクトに折りたたむことで、置き場所に困りません。電車や車など、どこにでも持ち運べ行動範囲をさらに広げることができます。

仕様

全長/全幅: 965[mm]/440[mm] 駆動システム: (駆動輪:2、従動輪:1、駆動輪サイズ:14") 最大速度: 10[km/h] 4段モード可変構造(ビークル、キャリア、カート、キックボード) 知能化自己診断監視機能:操縦システム配線・断線の異常監視自動検知、 駆動系配線・断線自動検知、システム異常自動検出、操縦者保護のためのエマージェンシーモード発動 障害物検知: レーザスキャナ方式

どこで購入できるか、
どこで見られるか

アイシン精機株式会社 ILY-Aプレスリリース

審査委員の評価

健常者とアクティブシニアが安心して共存する社会を目指し、安全かつ気軽に使えて人々の行動範囲を広げる全く新しいパーソナルモビリティとして開発された。多様な利用シーンに対応するため、ビークル、キックボード、カート、キャリーの4つの形態に変形が可能な機構となっている。非常に複雑な課題設定であるが、ロボティクスの技術を盛り込みシンプルなデザインにまとめることに成功した。乗り物ならではのワクワク感も失われていない。そのアイデアのレベルの高さを評価したい。

担当審査委員| 森口 将之   青木 俊介   根津 孝太   羽藤 英二   原 研哉  

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