GOOD DESIGN AWARD

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CC

2015

GOOD DESIGN|グッドデザイン金賞

受賞対象名
コンパクトデジタルカメラ [COOLPIX P900]
事業主体名
株式会社ニコン
分類
情報家電/公共用情報機器
受賞企業
株式会社ニコン (東京都)
受賞番号
15G040336
受賞概要
2015年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

COOLPIX P900は一眼レフでは成し得ないサイズと価格を実現した超望遠カメラです。レンズ前約1cmの接写撮影から35mm判換算で焦点距離2000mmでの天体撮影まで様々なシーンに1台で対応します。

プロデューサー

株式会社ニコン

ディレクター

株式会社ニコン

デザイナー

株式会社ニコン 映像事業部 デザイン部 小林佑規、岸上仁美、鶴田香

詳細情報

http://www.nikon-image.com/products/compact/lineup/p900/

発売
2015年3月19日
販売地域

国内・海外共通仕様

仕様

・ボディ寸法=139.5×103.2×137.4mm 、ボディ重量=約899g(バッテリーおよびSDメモリーカードを含む) ・光学83倍ズーム(35mm判換算24-2000mm相当の撮影画角)

受賞対象の詳細

背景

スマートフォンの普及によって写真撮影は大変手軽になりました。しかし超望遠による撮影は一眼レフを用いても容易なものではありません。今まで「遠すぎて撮れない」と諦めていた被写体や、 ピント合わせやカメラ設定が難しい月や野鳥を気軽に撮影でき かつコンパクトに持ち歩けるカメラを実現すべく、本製品を開発しました。

デザインコンセプト

既存の高倍率カメラを超えた撮影体験をもたらす期待感と心地よい操作性を追求しました。

企画・開発の意義

2000mmという超望遠レンズによる未体験ゾーンを気軽に体感可能とするため、手軽に持ち運べるサイズまで小型化ながら、強力な手振れ補正を搭載しています。撮影可能な領域を拡充し、ユーザーが今まで撮る事を諦めていた被写体も撮影できます。

創意工夫

2000mmの世界を手持ちで実現するため、深くしっかりと握り込めるホールディング性の高いグリップと背面グリップの形状を徹底的に追求しました。また、シャッターボタンの位置や角度、形状もカメラを握り込んだ時に自然と操作できるように工夫しました。鏡筒のアヤメローレットは鏡筒繰り出し時のホールディング性を高めます。また、超望遠ズーム時に見失った被写体を、ワンボタンでズームバックして捉え直すことができるクイックバックズームボタンを搭載しました。操作画面は、超望遠ならではのシーンモードに応じたわかりやすい画面表示で手軽に設定することができ、ユーザーの撮影意識を妨げることのないよう直感的で一貫したUIを採用しました。

デザイナーの想い

操作性の配慮は勿論のこと、高スペックによる大きな鏡筒とボディを引き締まった印象にデザインするため、シャープなラインを活かす造形を心がけています。また、本格的なダイヤル類やペンタ周りの削ぎ形状、マイクカバーなど高性能を感じる要素を盛り込んでいます。また、操作画面は、高性能で快適な操作性を意識したモノトーンカラーでシンプルな構成とし、使用するユーザを選ばないものとしました。

審査委員の評価

「超望遠」というトレンドを突き詰め、見事なバランスで形にした。それが市場からも評価されコンパクトデジタルカメラ市場に新たな潮流をつくりだした点も高く評価したい。競合を大きく引き離す最大2000mmの望遠性能を、携帯性を犠牲にしないギリギリのバランスの筐体に収めた点が素晴らしい。前モデルと比べると確かに筐体サイズや重さは犠牲になっているが、それを逆手にデジタル一眼レフカメラに通じる持ち味や高級感につなげられている。 また、ただ望遠のスペックをあげるだけでなく、これだけの望遠率での撮影を手持ちでもできるために手振れ補正やクイックバックズームなど前モデルの機能をブラシアップする形で継承している点も素晴らしく、細部まで手を抜かない本気を感じた。 今後は「超望遠」を「高解像度競争」の二の舞にしないように、仕様も大事だがより使い勝手を大事にする形で進化させトレンドを牽引して欲しい。

担当審査委員| ムラタ・チアキ   林 信行   みやけ かずしげ   宮崎 光弘  

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