GOOD DESIGN AWARD

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CC

2015

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
砥部焼の新しいスタンダード [白青]
事業主体名
株式会社インスピリット
分類
キッチン用品
受賞企業
株式会社インスピリット (愛媛県)
受賞番号
15G030196
受賞概要
2015年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

『白青(しろあお)』は、愛媛県の代表的な焼きもの「砥部焼」の伝統を守りながら、より多くの人々に使っていただけるようにつくられた器たちです。今の暮らしの中で良く使われる器を中心に、ずっとあるものを見直したり新しいアイデアを加えたりしながら、生み出されました。

プロデューサー

株式会社インスピリット

ディレクター

upsetters architects 岡部修三

デザイナー

upsetters architects 岡部修三、進藤耕也+LED enterprise 廣澤康正、宮師雄一、野田竜平+中山千寿

upsetters architects + LED

詳細情報

http://shiroao.jp

発売
2015年4月
価格

700 ~ 5,900円 (ギフトセットは除く)

販売地域

国内・海外共通仕様

仕様

磁器/ラインナップ:ご飯茶碗、どんぶり、鉢、平皿、蕎麦猪口、湯呑など。

受賞対象の詳細

背景

現在の砥部焼は、デザインの画一化とそれに対抗する形での個性的な若手作家の台頭によって、アイデンティティの喪失が懸念されています。『白青(しろあお)』は、砥部焼の新しいスタンダードを提案することでアイデンティティを再定義し、様々な窯元の個性を生かして協業することで砥部焼の新しい可能性を提案するプロジェクトとして、スタートしました。

デザインコンセプト

砥部焼の伝統を守りながら、今の食卓に合うかたちで新しいスタンダードを目指しました。

企画・開発の意義

砥部焼の新しいスタンダードを目指すと同時に、砥部焼の産地としての地域の継続的な発展を目的としています。ブランドの発展を通して各窯元の技術のアーカイブをしたり、窯元同士のコミュニケーションの場を誘発する活動を試みるなど、従来の伝統技術とデザインのコラボレーションによる商品開発からは一線を画し、地域と産業の活性化を目指しています。

創意工夫

フォルムのポイントは、使いやすく、手になじむ事。厚手でもバランスよくつくられ、軽く感じられます。「砥部焼」の特徴としての「高台」は高めにして、安定した持ちやすい器としています。シリーズは2種類。シンプルな縞柄(ストライプ)のシリーズと、愛媛県や砥部町にゆかりのある、「ひばり」「まだい」「うめ」「どんぐり」を図案化した絵柄シリーズで、白磁に青の呉須で構成されています。絵柄のシリーズは「墨はじき」という日本の陶磁器づくりの伝統的な手法で制作されています。「墨はじき」は、素地に墨で柄を描き、その上から呉須で着色すると墨に含めた膠(にかわ)成分が呉須を弾き、本焼きで墨が落ち、墨で描いた柄が白く抜けるという現象を活かした手法です。それぞれの器は大きさにいくつかのバリエーションを揃え、同じ種類ごとに重ねても、違う種類を重ねても、美しく収納できるように考えられています。

デザイナーの想い

「白青(しろあお)」の商品を通して、砥部焼の魅力を数多くの人に伝えていくと同時に、砥部焼の技術の継承、作家の方々の取り組みや、こめられた思いを伝えていくことを大切にしています。日常使いの気持ちのよい食器で、和食・洋食問わず色々な料理と食事を楽しめるような豊かな生活へと繋がるブランドを築いていきたいと考えています。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

砥部焼観光センター炎の里(愛媛県伊予郡砥部町千足359番地)
ブランドウェブ
オンラインストア

審査委員の評価

伝統的な「砥部焼」をものづくりからパッケージまでトータルブランディングし、新しいスタンダードを提案している点を評価したい。日常使いの器として手頃な値段を実現させている。今後も、地域と産業の活性化につながることを期待する。

担当審査委員| 鈴木 元   川島 蓉子   倉本 仁   佐藤 弘喜   Ulrich Schraudolph  

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