GOOD DESIGN AWARD

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特別賞
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CC

2015

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
マニキュア [胡粉ネイル]
事業主体名
上羽絵惣株式会社
分類
衛生・美容・健康用品/家庭用医療器具
受賞企業
上羽絵惣株式会社 (京都府)
受賞番号
15G020149
受賞概要
2015年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

京都にある日本最古の日本画絵具屋が開発した水溶性ネイル。一般のネイルの多くに含まれる毒性が強いとされる有機溶剤を使わず、主な溶剤に水を使用。また除去する際にもアセトンなどを配合した除光液を必要とせず、消毒用アルコールで除去できるため、塗っている間だけでなく、落とす時にも爪への負担が少ない。ネイル特有のシンナー系の刺激臭もない。通気性があるため爪の圧迫感がなく軽い塗り感も特徴。明治時代から顔料の「胡粉」に使われてきたロゴマークを使用し、芸術=女性の美を表現。日本の伝統を感じさせるパッケージとなっている。

プロデューサー

上羽絵惣株式会社

ディレクター

上羽絵惣株式会社 取締役 石田結実

デザイナー

上羽絵惣株式会社 取締役 石田結実

取締役 石田結実

詳細情報

http://www.ueba.co.jp

発売
2010年1月20日
価格

1,300 ~ 1,500円

販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

おしゃれをあきらめている多くの女性に美しくなる喜びを提供する。日本の伝統色を身近に感じてもらう。

背景

デザイナー自身が従来のネイルを苦手としていたこと、ホタテ塗料を爪に塗っている例を耳にし、自社商品である「胡粉(ホタテ貝殻)」の活用を考えたことをきっかけに、ネイルアートを広くアートとして捉え、日本画絵具の老舗の目線からアートに関連した商品の1つとして企画。女性の6割が、臭いや圧迫感が苦手、時間がない、爪が弱い、を主な理由としてネイルをしないことを知り、これらを解消できるネイルの開発に取り組んだ。

デザイナーの想い

約260年続く老舗の10代目として授かってきた日本の伝統色…日本の独特の国土風土による四季という恩恵があり、そこには自然が魅せてくれる美しい色、彩りの移ろいがあります。この色を伝えたいという先人の思いから伝統色は生まれました。この色を守り伝えることが私の任務だと思っております。皆さまにこの色を改めて気づいていただくことにより、別品である日本の美しさに誇りを持っていただけるのではないかと思います。

企画・開発の意義

日本の伝統色を日本画市場の限られた方だけではなく、多くの方に身近なものを通じて楽しんでもらい、日本の四季や文化に培われた色の美しさや色名に込められた思いから日本の伝統と日本の別品さを改めて感じてもらう。それぞれの事情によりおしゃれをあきらめている方に、ネイルを入口に美しくなることに喜びを感じる女性の素晴らしさを味わってもらえるきっかけを提供する。

創意工夫

商品ラベルがデザインされた背景には文明開化という時代の流れがあった。女性の美意識にも通ずる和魂洋彩(日本古来の精神を大切にしつつ西洋の技術を受け入れ、両者を調和させ発展させていく)・才色兼備(「学ぶ」ことが拓かれ女性の生活・生き方そのものが大きく変化)といった当時の考え方は現代にも通じるところがあり、女性の生き方が変わりつつある現在は新たな文明開化と言えるのではないか。弊社6代目が明治時代に考案した胡粉のパッケージを用い、新しい文明開化、女性の美に対する思いを後押しする気持ちを込めた。開発には安全で爪へのダメージが少ない溶剤がないか試行錯誤を繰り返し、水系エマルジョンで製品化に成功。当初は伝統色の微妙な美しさの再現が難しく、また手洗いなどですぐに落ちてしまうものだったが、従来のネイルの利便性・持続性を持たせつつ安全性を確保し、色の再現性を保てるよう改良を重ね、現在のかたちが出来上がった。

仕様

容量10ml。水溶性ネイル。日本古来の白色顔料であるホタテ貝殻から作られた「胡粉」を成分の一部とし、毒性が強いとされる有機溶剤を使わず、主な溶剤に水を使用。除去する際にもアセトンなどを配合した除光液を必要とせず、消毒用アルコールで除去できる。シンナー系の刺激臭がない。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

上羽絵惣本店・沖縄店及び全国の化粧品店・百貨店・雑貨店など約1000店舗
【上羽絵惣公式通販】京都生まれのネイル・マニキュア通販サイト

審査委員の評価

明治時代から使われているロゴマークをそのまま使用し、日本最古の日本画絵具屋が開発した水溶性ネイルという商品を魅力的に見せている。色の選び方もコンセプトに沿っており、人気の要因になっている。ネイル特有のシンナー系の刺激臭がないなど、原料へのこだわりも評価出来る。

担当審査委員| 佐々木 千穂   中坊 壮介   濱田 芳治   平林 奈緒美   山田 遊   Boonsanong Ratanasoontragul  

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