GOOD DESIGN AWARD

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CC

2015

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
歯ブラシ [曲がる歯ブラシ]
事業主体名
株式会社DHL
分類
衛生・美容・健康用品/家庭用医療器具
受賞企業
株式会社DHL (大阪府)
有限会社アイ・シー・アイデザイン研究所 (大阪府)
受賞番号
15G020136
受賞概要
2015年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

消費者庁や日本小児歯科学会より注意喚起がなされるなど、乳幼児の歯ブラシによる歯磨き中の事故が問題視されています。そこで、のど突きの衝撃により歯ブラシのネックやボディが曲がることで安全を確保する曲がる歯ブラシを開発しました。また、歯科医から歯茎を傷つけず歯垢も落とせる適切な歯磨き圧と推奨される150g〜200gで磨けるように200g以上の力が加わるとネックが曲がり圧力を分散、かつ視覚的に確認できます。 芽生え始めた「自分でやりたい」を尊重しつつ、ひとりでも安全に磨けることで母親の心理的ストレスを和らげ、また、「曲がる」ことで視覚的に確認でき、仕上げ磨きを含め必要以上に力がかかることを防げる。

プロデューサー

株式会社DHL+有限会社アイ・シー・アイデザイン研究所 飯田吉秋

ディレクター

有限会社アイ・シー・アイデザイン研究所 飯田吉秋

デザイナー

有限会社アイ・シー・アイデザイン研究所 飯田吉秋、黒田弥生

飯田吉秋

詳細情報

http://www.d-h-l.co.jp/publics/index/9/

発売予定
2015年6月4日
価格

378円

販売地域

日本国内向け

仕様

曲がる歯ブラシ Baby 【サイズ】 12mm×125mm×14mm / 曲がる歯ブラシ キッズ&仕上げ用 【サイズ】 14mm×139mm×14mm    【材質】ポリプロピレン・EPDM・ナイロン  【毛の硬さ】やわらかめ 【製造】日本 【色】ピンク・ブルー

受賞対象の詳細

背景

強く打つ、また、磨きにくいなどの問題点があった。そこで、歯ブラシ自身が軟らかくまがることでのど突き時の衝撃をやわらげ、のどや歯などへの重篤なケガを防ぐ歯ブラシができないかと企画をはじめた。

デザインコンセプト

(1)のど・歯などへの重篤なケガを防ぐ (2)歯科医が推奨する適度なブラシ圧を実現する。

企画・開発の意義

乳幼児の歯ブラシによる歯磨き中の事故は、ちょっと目をはなした隙に多く発生しており、歯ブラシをくわえたまま歩きまわり困る。という意見が多かった。そこで、ママの懸念に配慮し、重篤なケガを歯ブラシが曲がることで防ぐ安心設計とした。また、200g以上の圧力がかかると曲がることで適切なブラシ圧で磨ける。曲がることで視覚的に適切な圧力が分かり、仕上げ磨きで力を入れすぎて磨く予防にもつながっている。

創意工夫

乳幼児の重篤な事故の一つである「歯ブラシによるのど突き事故」を解決するため、曲がる歯ブラシとしてボディ部に特徴を持たせた。(1)歯ブラシの機能を維持しつつ、のど、歯などへの重篤なケガを防ぐこと。(2)歯科医が推奨する150g〜200gでの適度なブラシ圧を維持。以上を考慮し新規機構を開発した。  軟質材と硬質材の組み合わせによりのど突き時の衝撃を和らげ、子どもの重篤なケガを防ぐネックやボディが曲がる機構とした。歯を磨く機能は満足させるために横方向は曲がりにくく歯を磨くために必要な硬さを維持しつつ、のど突きや過度なブラシ圧の場合にかかる縦方向は200g以上の力で曲がるように設計した。機能検証は産業技術総合研究所に依頼した(添付資料参照ください)。

デザイナーの想い

乳幼児の歯ブラシによる事故が多くあること、母親にとって毎日歯磨きをさせることの負担が大きいことを知った。 アンケートでも、動き回って危ないなど事故への「不安」や子どもが嫌がって磨かせてくれない「負担」などの意見が多くみられた。子どもが自主的に「歯磨き」をするためにも乳幼児から自分で磨くことが大切となる。そこで、ママの不安や負担を少なく、子どもが安全に自ら磨ける歯ブラシの開発を実践した。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

ネットショップ
ICIデザイン ショップ
株式会社DHL

審査委員の評価

予測できない子供の行動による事故を防ぐための工夫や対策を施すと、時にはそのものがあるべき姿からかけ離れ、本来の道具をいつまでたっても使いこなすことができないという問題にも繋がる。この製品は、「自分で磨きたい」気持ちを尊重しながら、適度な力加減を視覚的に確認・学習できることで、スムーズな「普通の道具」への移行を手助けしている。意匠的に子供に媚びることは後回しにし、真面目に製品作りに取り組んでいる姿勢にも好感がもてる。

担当審査委員| 佐々木 千穂   中坊 壮介   濱田 芳治   平林 奈緒美   山田 遊   Boonsanong Ratanasoontragul  

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