GOOD DESIGN AWARD

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CC

2015

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ものづくりデザイン賞

受賞対象名
太鼓 [調律桶太鼓 奏]
事業主体名
株式会社浅野太鼓楽器店
分類
スポーツ・アウトドア/レジャー・ホビー・園芸用品
受賞企業
株式会社浅野太鼓楽器店 (石川県)
受賞番号
15G010129
受賞概要
2015年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

細長い板を桶状に組んで竹の箍で固定した胴の両端に革を当て、革縁に設けた孔に調べ緒を通して締めた桶胴太鼓。調べ緒に接続したストラップを肩にかけ、太鼓を腰のあたりに吊り下げて両手のバチで打つ。調べ緒は胴に取り付けた12個のU字金具を介し、2枚のそれぞれの革にそれぞれ別の調べを通して革を締める仕様により、革の張力や音程・音色の調律を可能とする。また調べ緒にオプションの音調整革を装着することで、さらに2枚の革から発する打音を変化させることができ、演奏の多様化を実現した。

プロデューサー

株式会社浅野太鼓楽器店 代表取締役社長 浅野恭央

ディレクター

株式会社浅野太鼓楽器店 代表取締役社長 浅野恭央

デザイナー

株式会社浅野太鼓楽器店 代表取締役社長 浅野恭央

発売
2015年9月16日
価格

213,000 ~ 223,000円

販売地域

国内・海外共通仕様

仕様

革面の直径48.5cm ×胴の長さ54.5cm×重量6.7kg

受賞対象の詳細

背景

桶胴太鼓は演奏時には調べ緒を締めて革を強く張り、演奏時以外は調べ緒を緩めて革の張りを緩慢にすることで長寿を保つ。しかし従来品は両端の革縁に設けた孔に1本の調べ緒を交互に通して革を締める仕様により締め方の難度が高く、所要時間を多く要して作業に手間取った。そのため演奏者から簡便に調べ緒を締める方法が求められ、2本の調べ緒を用いた新しい締め方の研究に着手。両面の革をそれぞれ独立して締める仕様を開発。

デザインコンセプト

調べ緒を締める手順を簡便化すると同時に、舞台上で美しさを発揮する調べ緒の軌跡を追究。

企画・開発の意義

従来は両端の革縁に設けたロープ孔に一本の調べ緒を交互に通して革を締めていたため、両面の革を打った際の音色が同一だったが、2枚の革を2本の調べ緒で個別に締めることで、両面の音程を調律できるようになることを目ざした。また2本の調べ緒を用いることで円筒状の胴に調べ緒のシャープな軌跡を描き、美観の向上を図った。

創意工夫

胴に12個のU字金具を取り付け、その金具を介して両面の革を個別に2本の調べ緒で締めた。U字金具は、太鼓をストラップで肩から吊り下げた際に腰にふれて演奏の妨げとならないよう、胴の中央部より片側に寄せた位置に設置。胴と調べ緒の色は、それぞれ黒・白・赤・マホガニーなど複数の中から選んで自由に組み合わせられるようにした。

デザイナーの想い

一般的に伝統的な形としてイメージが固定化している太鼓のデザインについて、創意次第でまだまだ進化・美化させることができ、かつ使いやすさの向上も実現できることをアピールしたかった。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

石川県白山市福留町587番地-1 株式会社浅野太鼓楽器店

審査委員の評価

胴の両端の革は通常同じテンションで貼られるため、打音は同じであるが、左右の革の張りテンションを別々に調整することで、ひとつの太鼓で二つの打音を奏でることができるようなった。機構はシンプルで、伝統的楽器としての外観にも全く違和感がない。太鼓の奏法を革新させる可能性があり画期的なデザインだ。

担当審査委員| 松田 朋春   遠山 正道   廣田 尚子   安西 葉子   柳原 照弘   Hrridaysh Deshpande  

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