GOOD DESIGN AWARD

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CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
福祉施設 [Share金沢]
事業主体名
社会福祉法人 佛子園
分類
都市づくり、地域づくり、コミュニティづくり
受賞企業
社会福祉法人 佛子園 (石川県)
株式会社五井建築設計研究所 (石川県)
受賞番号
14G141194
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

「Share金沢」は障害者を持った人と健常者、若者と高齢者など、様々な人が一緒に「ふれあい住む街」である。ノーマライゼーション―障害者と健常者とは、お互いが特別に区別されることなく社会生活を共にすることが本来正常な姿である―という考え方が叫ばれて久しいが、日本おいてはサービス提供者の機能効率の観点から作られ運営されている福祉施設が殆どである。そうした中で障害者と健常者を区別なく一緒に活動する仕組みをもった街づくりに挑戦したのが「Share金沢」である。「私がつくる街」を標榜し、障害者・健常者を超えて住民が積極的に社会的・経済的・文化的・精神的活動に参加し易い施設・運営づくりを行っている。

プロデューサー

社会福祉法人 佛子園 理事長 雄谷良成

ディレクター

株式会社 五井建築設計研究所 代表取締役 西川英治

デザイナー

株式会社 五井建築設計研究所 代表取締役 西川英治

詳細情報

http://share-kanazawa.com/index.html

利用開始
2014年3月
販売地域

日本国内向け

設置場所

石川県金沢市

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

障害者も健常者も、若者も高齢者も、街の住人もこの地の訪問者も分け隔てなく交わることができる環境づくり

背景

福祉先進国の北欧諸国に比べて日本の障害者・高齢者福祉に関する考え方及び施設の質的レベルは極めて低いと指摘されている。 そのような日本においてShare金沢は障害者を排除するのではなく、障害を持っていても健常者と均等に当たり前に生活が出来る社会こそノーマルな社会であるというノーマライゼーションの実現に向けた街づくりの取組であり、生活者に豊かな自然環境を提供し、積極的な社会活動参加の環境を創っている。

デザイナーの想い

障害を持ったひとびとが閉ざされた環境の中で生かされるのではなく、健常者と共に生き甲斐を持って自ら生きる環境を創るという壮大な試みに対し、ハード創りでどのように応えていけるのか?試行錯誤の連続であったが、街を歩くと展開していく風景の移ろいのひとつひとつの場面に思いを込めて小さなふれあいの場を挿入したつもりである。この小さな場面の連続がここに生活する方々の豊かな心の環境を形成出来ればと考えている。

企画・開発の意義

幅広い福祉の分野での横の連携は社会的要請が極めて高いにもかかわらず、日本型縦型社会の弊害として多くの困難が伴っている。Share金沢が目指した障害者も健常者も分け隔てなく暮らせる街づくりも、そのコンセプトは理解されてもその実現には建設補助基準等の条件クリアすること等大きなハードルがあった。こうしたひとつひとつの問題を乗り越えこの街が出来たことは今後の福祉の考え方に大きな転換となったと考える。

創意工夫

全体として大規模で象徴的な施設を創るのではなく、敷地全体を使って平屋もしくは2階建ての建物を主体とした自然環境を生かしたヒューマンスケールの街を創ることを目指した。そのため、計画全体の枠組みをまず決め部分に落とし込んでいくというより、小さな部分のイメージシーンを積み重ねて全体を構成するという手法を取っている。求められた福祉施設や住居、店舗等の建物も機能別配置とはせず、建物の規模や形態に応じ敷地全体にランダムに分棟配置している。敷地周囲及び敷地内には従来から残された緑が多く存在していたが、これらは出来る限り伐採しないように建物を配置している。特に敷地北側にある「しいの木」は全体施設計画の上で重要な要素であり、そこには「しいの木」を取り囲むようにカフェと料理教室を配置している。また、敷地中央には住民たちの日常のふれあいの場として井戸水を利用したせせらぎと緑を配置した歩行者専用路を設けている。

仕様

延床面積:約8,000㎡(25棟) 構造:W造、S造 規模:平屋建て、2階建て

どこで購入できるか、
どこで見られるか

石川県金沢市
Share金沢(シェア金沢)

審査委員の評価

単一の施設の新築ではなく、様々なプログラムの施設を街として作っている点、それによって生まれる街並みや広場などの空間も含めて質の高いデザインがなされている点が評価されました。

担当審査委員| 南雲 勝志   石川 初   林 千晶   横川 正紀  

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