GOOD DESIGN AWARD

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CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
研究プロジェクト [COI-T「感性に基づく個別化循環型社会の創造」プロジェクト]
事業主体名
COI-T「感性に基づく個別化循環型社会の創造」プロジェクト
分類
研究活動、研究手法
受賞企業
COI-T「感性に基づく個別化循環型社会の創造」プロジェクト (東京都)
受賞番号
14G141181
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

人々のニーズや欲望を即応的に問題解決するため未来社会のデザインを行っている。その実現に向けて、高速で多様な素材を扱える3Dプリンタの研究開発や、物の作り方レシピを全世界共有する情報基盤GitFab、作り方レシピの直感的な組立ナビゲーションFabnaviインタフェース、暗黙的な自身の感性を具現化できるモデリングミドルウェア「感性フィッター」などを開発している。これらを連動するように設計し、その時その場で必要な物を自ら即応的に生み出せるインターネットを継承しながらその次の社会の新しいプラットフォームの実現を目指した研究である。

プロデューサー

松原健二(株式会社ロングフェロー代表取締役社長)、村井純(慶應義塾大学 教授)、荒川薫(明治大学 教授)

ディレクター

田中浩也(慶應義塾大学 准教授)、長田典子(関西学院大学 教授)、古川英光(山形大学 教授)

デザイナー

原島博(東京大学名誉教授)、宮下芳明(明治大学准教授)、筧康明(慶応義塾大学准教授)、小林茂(情報科学芸術大学院大学教授)、渡邊恵太(明治大学専任講師)、江渡浩一郎(産業技術総合研究所主任研究員)

詳細情報

http://www.fms.meiji.ac.jp/create/

プロジェクト開始日
2013年11月1日
販売地域

国内・海外共通仕様

仕様

感性に基づく個別化循環型社会の創造は、文部科学省および科学技術振興機構「革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)」に採択された明治大学、慶応義塾大学、関西学院大学、及び山形大学が連携して推進する研究プロジェクト

受賞対象の詳細

背景

想定や計画の過信は「今その時」を蔑ろにしたり無駄を作ってしまう場合がある。人々に欲望を即応的に実現するエコで創造的な社会を作りたいと思った。そこで我々は3Dプリンタやデジタルファブリケーションツールによって「いつかどこか誰か」の目的で想定された物を消費するのではなく「今ここで私たちが」必要な物を必要な分だけ作れる「即応的社会」を実現したいと思った。

デザインコンセプト

「必要と欲望」を「その時その場でその人たちで」実現するエコでかつ創造的な「即応的社会」実現のデザイン

企画・開発の意義

高速な3DプリンタやGitfabやFabnavi情報基盤の実現によって人の繊細で壊されやすいモチベーションを汲み取り、人々の創造サイクルを持続させることができる。すぐに自分たちでつくり自分たちで使用できる環境が身近にあることは想定外や計画外にも即応的に対応でき、問題に強い社会を実現できる。

創意工夫

インターネットを継承し次の社会のプラットフォームとなるために、各研究プロジェクトのほとんどがインターネットを前提に設計している点が工夫点である。たとえばGitFab, Fabnaviはブラウザ上でサービスを構築しており、サービスを融合させることが可能であり、コンテンツがある程度充実した時点システムの連動を実施する。感性フィッターにおいても、作られたモデルと感性パラメーターは自動的にGitFabへアップロードする機構をもつ。本研究プロジェクト内の個別の研究やシステムをインターネットを通じて連動させることで、次世代のプラットフォームとしての役割を常に考慮している点は創意工夫点である。

デザイナーの想い

個々人の動機で自らデザインできる環境、社会の実現を目指している。そのための人の感性や創造性を研究し、理想的なツールや環境のあり方を模索している。さらにそういった人々の動機や創造性を阻害しない社会制度とは何であるかを研究している。人それぞれが個人の動機で必要なものをデザインし、物が生まれる、みんな違ってみんないい社会を想う。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

山形県米沢駅ファブ、Fabcafe台北、あっ!3Dプリンタ屋だなど及びウェブサイト上
米沢駅ファブ
fabcafe台北
「あっ!3Dプリンタ屋だ」

審査委員の評価

高い技術力をもち日本をリードする大学や企業が連携して、高速3Dプリンタの開発や、創造性を拡大する情報共有基盤やインターフェースの研究など、今後著しい成長が期待されるビジネス領域の基盤づくりが行われているのは素晴らしい。技術革新の激しい領域だからこそ、企業の枠を超え様々な領域のエキスパートが連携して研究できる風土が重要であり、ここから生まれる成果に期待したい。

担当審査委員| 南雲 勝志   石川 初   林 千晶   横川 正紀  

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