GOOD DESIGN AWARD

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2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
教育プロジェクト [メディアアートセンターから提案する新しい学び場環境「コロガル公園」シリーズ]
事業主体名
山口情報芸術センター[YCAM]
分類
公共向けの活動・取り組み、社会貢献活動
受賞企業
山口情報芸術センター[YCAM] (山口県)
受賞番号
14G141174
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

メディア時代の新しい学びの場の提案「コロガル公園」シリーズは、メディアアートセンターならではの発想で、子供自身が遊びを通じて考え、創造するための環境としてデザインされた公園である。不安定な床、スロープ、伝声管といった物理的環境と、プログラム可能な照明、サウンドシステム、カメラやマイクといったメディア的環境とを「遊びを発想する種」としてシームレスに併設した。また子供だけの会議「子どもあそびばミーティング」でまとめられた大規模改修のアイデアは、YCAM技術スタッフによって実際にインストールが可能。企画者から遊び方を提案するのではなく、自らの遊び場環境そのものを子供たち自身が更新する機会を担保した。

プロデューサー

山口情報芸術センター[YCAM] 会田大也、菅沼聖

ディレクター

山口情報芸術センター[YCAM] 会田大也、菅沼聖

デザイナー

assistant(松原慈+有山宙),五十嵐淳,山口情報芸術センター[YCAM] InterLab 岩田拓朗,濱哲史,高原文江,大脇理智,今野恵菜

詳細情報

http://vimeo.com/76589989

利用開始
2012年5月19日
仕様

不安定な床、スロープ、伝声管といった物理的環境と、プログラム可能な照明、サウンドシステム、カメラやマイクといったメディア的環境を、「遊びを発想する種」としてシームレスに併設している。 2012年「コロガル公園」 292m2 2013年「コロガルパビリオン」 407m2 2014年「コロガル公園 in ネイチャー」 500m2

受賞対象の詳細

背景

2003年の開館以来、オリジナルワークショップをはじめとする多様な教育プログラムを展開してきた山口情報芸術センター[YCAM]。コロガル公園はYCAMの教育普及活動を俯瞰する展覧会「glitchGROUND―メディアアートセンターから提案する、新しい学び場環境」(2012)にて教育普及活動のコンセプトを体現する公園型インスタレーションとして開発しました。

デザインコンセプト

メディアと身体で遊びながら自ら環境を考え試行を繰り返す、柔軟性と想像力を持つ生きた知恵を育む学び場

企画・開発の意義

転んだり立ち止まったりというエラー要因を建築およびメディアのしかけへ挑発的に入れ込むことで、失敗しながら熟考出来る環境を整えました。 ゴールを想像しながら予定調和的に学びを進めるのではなく、予測不可能な部分も含め、建築やメディア(そこで出会う人をも含む)などの「環境」がもたらすフィードバックから「次を見出していく」プロセスを備えた学び場を提案しました。

創意工夫

利用者の声を実際に反映する仕組みとして「子どもあそびばミーティング」を実施しました。コロガル公園を利用する小中学生を対象にしたこのミーティングでは、自分たちのアイデアをプレゼンテーションし、YCAMの研究開発チーム「YCAM InterLab」のスタッフと実現に向けて話し合いを重ねていきます。採用されたアイデアは実際に開発され、公園の新しい機能として追加されていきます。この過程で子どもたちは環境を変えたという成功体験とともに、自分のアイデアが利用者含むコロガル公園全体に与える影響を多かれ少なかれ知ることになります。実際の社会で起こる様々な問題を「遊び」というスケールに置き換え、変化の激しいメディア社会において、自分で考え創造していく力を育む場となることを目指しました。

デザイナーの想い

YCAMが目指すのは「今や日常生活の一部になっているメディア環境と、どう付き合っていくかという知恵やセンスを自然な形で身に付けてほしい」という現実的な目標です。YCAMのプログラムに参加することで、参加者はメディアテクノロジーの勘所をつかみ、日々の暮らしを取り囲むメディアとうまく付き合えるようになります。同時に、メディアアート鑑賞に必要な背景知識も得る、という成果を挙げることを目指しています。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

コロガル公園(2012年)
コロガルパビリオン(2013年)
コロガル公園 in ネイチャー(2014年)

審査委員の評価

参加する子供たちの自主的な関わりを促し、誘発しているデザインが評価されました。一方で、限られた期間と場所で実現している点は惜しく、今後より広く応用されることが期待されます。

担当審査委員| 南雲 勝志   石川 初   林 千晶   横川 正紀  

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