GOOD DESIGN AWARD

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CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
健康的な食生活を後押しする環境整備 [あおもり食命人育成プロジェクト]
事業主体名
青森県
分類
公共向けの活動・取り組み、社会貢献活動
受賞企業
青森県 (青森県)
受賞番号
14G141168
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

青森県内の外食・中食事業者を対象に食と健康に関する研修を実施し、その知識をいかした料理を提供できる人材を「あおもり食命人」として青森県が登録する。「あおもり食命人」は、基本項目(バランスのよいメニュー・青森県産米使用・旬の青森県産野菜使用・油脂を控える工夫・塩分を控える工夫)+努力項目(食材を生かした調理法・食材を無駄なく使う工夫・天然醸造味噌使用・本醸造醤油使用・素材の旨味を活用・発酵食品使用)を重視し、おいしくかつ健康に配慮した料理を提供し、食べる人に「食はいのちを支える」というメッセージを伝える。

プロデューサー

藤田真理子、藤村泰子

ディレクター

藤田真理子、藤村泰子

デザイナー

藤田真理子、藤村泰子

詳細情報

http://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/nourin/sanzen/syokumeijin.html

利用開始
2013年4月
販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

「食がいのちを支える」という考えに基づき、それぞれの立場で実践できる人材を育成し豊かな食生活を実現。

背景

青森県は全国一の短命県であり、県民の健康意識の向上や食生活改善が長年の課題となっている。栄養指導や食育活動も行っているが、子育て世代でも家で調理をせず外食や中食に頼るライフスタイルが増えつつあり、実践に結びつかない。青森県の食料自給率は112%で全国第四位と高い水準だが、県民の野菜摂取量は多くなく、外食・中食においても、地域食材を生かし健康に配慮した料理を提供する事業者が少ないのが現状である。

デザイナーの想い

健康的な食とは特別なものではなく、かつて日本の家庭で食べられていた日常食(身近でとれる旬の食材を余すところなく使い、季節にあわせて調理法を工夫したもの)が、日本人の健康を支えていた。食を大事にすることはいのちを慈しむことにつながる。この取組を通じて、まず「食べることとは何か」を問い直す機会と、それを浸透させる仕組みをデザインした。

企画・開発の意義

健康的な食生活を進めるにあたって「食がいのちを支える」という共通コンセプトをもった人材が、県民性や食文化を踏まえ、地域の食材を生かした料理を提供し、食を通じて食べる人に食の重要性を伝える民間主体の拠点ができる。また、これを利用することで、調理をしない人でも食生活改善が実践しやすくなり、健康づくりへのハードルを下げることができる。

創意工夫

あおもり食命人の育成において、受講者が自ら考える研修カリキュラムとし、店舗・施設等の特性や各料理人の技術や考えを生かして、それぞれができることから取り組むという主体的な姿勢を育て、あえて提供する料理の基準に自由度をもたせた。 あおもり食命人へのフォロー活動として、情報発信力の強化、メニュープランニングの助言のほか、生産者及び食命人同士の交流を図り、将来的に自主的なネットワーク組織の構築につなげる働きかけをしている。 また、担当職員が県内各地の保育園・小学校の保護者や食育担当者を対象に実施する出前講座「食のおはなし会」では、調理実演・試食及び対話型の講話を通じて「食がいのちを支える」ということを伝えるとともに、県民一人ひとりが「食べることとは何か」を主体的に考えるプログラムを展開した。

仕様

健康的な食生活を後押ししようと、青森県内の外食・中食事業者を対象に食と健康に関する研修を実施し、「いのちを支える食」をつくる人である「あおもり食命人」を育成するプロジェクト。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

県内183ヶ所の店舗・施設(「あおもり食命人マップ」及び青森県庁HPで公開)
あおもり食命人Facebook
青森県ホームページ(食の安全・安心推進課)

審査委員の評価

安全な食材は消費者にとって健康に直接影響する大きな関心事になっている。では安全な食材はどうやれば手に入るか? あるいは外食した場合の店の料理は大丈夫だろうか?そんな不安を解消し、安全安心な食を提供しようということがこのプロジェクトの狙いである。「食はいのちを支える」という解り易く基本的な理念を中心に据えることで多くの業態から多くの参加者を巻き込む事に成功している。それが青森の地域食材の見直しと経済活動に発展し、結果的に地域の魅力を向上と次世代の担い手を育成させることに繋がっている。

担当審査委員| 南雲 勝志   石川 初   林 千晶   横川 正紀  

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