GOOD DESIGN AWARD

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CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
大工体験プログラム [ちびっこ上棟式]
事業主体名
株式会社 成匠
分類
公共向けの活動・取り組み、社会貢献活動
受賞企業
株式会社成匠 (山口県)
受賞番号
14G141163
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

5歳から12歳頃までの子どもを対象に実際の木造住宅の構造体を縮小した木材を使用し、大工と一緒に棟上げまでの作業を行う大工体験プログラム。大工と触れ合いながら本物の木造住宅に忠実に再現された木の家のミニチュアの棟上げ作業を行うことでより身近に大工の仕事を感じながら理解することが出来る。チームに分かれて作業を行い木の家の出来栄えを審査する。チームでの共同作業を通して、自ずと協調性が養われ、競争心を高めることが出来る。最後に優勝チームを決定し、優勝チームには餅まきを模した「お菓子まき」を行ってもらうことで日本に昔から伝わる伝統行事も体験することができる。

プロデューサー

澤井 成人

ディレクター

澤井 成人

デザイナー

澤井 成人

詳細情報

http://www.narusho.com

利用開始
2011年5月5日
販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

将来の大工育成に焦点を絞り込み、対象を子どもに設定。子どもたちが大工と触れ合いながら作業に取り組む。

背景

昨今、家の中でテレビゲームなどに熱中する子ども達の多い状況を想い、ミニチュアの木の家づくりを体験することで「ものづくりの楽しさ」を改めて感じてもらいたいと考えたことに端を発する。また、近年減少傾向にある「大工」という職人。この大工の仕事を身近に感じてもらうこと、まずは知ってもらうことで大工という職業への関心を高め、将来の大工育成に繋げていきたいという想いからこの企画の立ち上げに至った。

デザイナーの想い

このプログラムでは「若い世代の職人」また「昔ながらの技を持った職人」そしてこれからの未来を担う「子ども達」。これらの隔たる世代を大工体験を通して繋げる企画。こうした世代を越えた交流が生まれる場が希薄になりつつあると感じる現代に一石を投じたいと考える。体験を通して「知る」ことが理解を深め、大工という仕事への興味に繋がれば確かな技術を持った職人の育成の一助となり得るという想いがある。

企画・開発の意義

近年見直されつつある木造建築物の伝統工法。この工法の担い手である大工は減少の一途を辿っている。技術はあれどその担い手がいなければこの伝統工法の継承は難しい。そこでこのプログラムを子ども達に体験してもらうことで将来の大工を育成し、木造建築の継承者を増やすことで日本古来の建築技術を後世に残していくことが出来る。

創意工夫

このプログラムでは本物の木材を使用し、木の香りや堅さ、温もりなどを直に触れて感じることでその良さを知ることが出来る。また、子どもにも分りやすく楽しんで作業に取り組める様、部材同士の継ぎ目にはマークなどを記しそれらを絵合わせの様に組み立てていくというゲーム的要素も取り入れている。また、チーム制とし、各チームに指導棟梁を配置。子ども達は自分のチームの指導棟梁に作業方法を教わりながら完成を目指す。昔ながらの師弟関係を自ずと理解し、また大工という職人の尊さを知る。チームがつくった家の出来栄えを審査し優勝チームを決定する為、子ども達の協調性も高まり、競争心も養える。優勝チームが最後に行うもちまきを模した「お菓子まき」は地域社会の健在さを示す日本に古くから伝わる伝統行事も教えている。

仕様

幅:910mm 奥行:1820mm 高さ:1300mm 重量:約80Kg 構造:木造(杉・桧)

どこで購入できるか、
どこで見られるか

株式会社 成匠 ホームページ
株式会社 成匠 ホームページ

審査委員の評価

子供たちへの啓蒙、教育プログラムとして、また大工(棟梁)にとっても地域活動に参加する機会を、ものづくりのプロセスを通して提供されている点が評価されました。

担当審査委員| 南雲 勝志   石川 初   林 千晶   横川 正紀  

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