GOOD DESIGN AWARD

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CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
造船技術支援 [モーリタニア人によるメイド・イン・モーリタニアの漁船を造る為の製造技術移転プロジェクト]
事業主体名
ヤマハ発動機株式会社
分類
公共向けの活動・取り組み、社会貢献活動
受賞企業
ヤマハ発動機株式会社 (静岡県)
受賞番号
14G141162
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

モーリタニア政府からの要請を受けて行った、漁船製造に関する技術支援。工場サイズ・レイアウト、製造に必要な設備、工具を一つ一つ具体的に提案、量産のために一番重要な「型」の提供、日本でのモーリタニア人研修生受け入れや、現地での製造技術指導などを行った。2014年4月に完成・進水した第1号艇の漁船は、全長14m、総トン数5トン、タコ漁をはじめとしたさまざまな漁業に使われる。今後は、月産2隻のペースで建造が進む予定で、同国の雇用創出、漁業振興につながることが期待されている。

プロデューサー

ヤマハ発動機株式会社

ディレクター

ヤマハ発動機株式会社 海外市場開拓事業部 鈴木成則

デザイナー

ヤマハ発動機株式会社 デザイン本部

詳細情報

http://news.yamaha-motor.co.jp/2014/004338.html

完成・進水
2014年4月7日
販売地域

国外市場向け

設置場所

モーリタニア

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

モーリタニアの漁業振興と雇用創出の為に、当社の漁船製造技術を指導、移転。

背景

貧困削減につながる雇用の創出は、モーリタニアの国政課題の一つ。水産分野では、沿岸漁業の世代交代に伴い、若年層の就業機会の創出が重要な政策課題となっている。現在の主流であるカヌー型漁船では若年層の新規参入が見込みにくいことから、沿岸沖合漁業が可能で、かつ就労環境の整った甲板付き5トン船の現地製造が大統領から緊急課題として指示された。

デザイナーの想い

モーリタニア政府の国策に貢献できるよう、技術指導を行いました。この活動は1月の安倍首相アフリカ訪問時のスピーチでも紹介されました。 モーリタニアの雇用創出と漁業振興を心より願っています。安倍内閣総理大臣アフリカ政策スピーチ〜「一人、ひとり」を強くする日本のアフリカ外交〜http://www.kantei.go.jp/jp/96_abe/statement/2014/0114speech.html

企画・開発の意義

①当社技術指導によるメイド・イン・モーリタニア5トン漁船の製造による漁業分野の発展と国内経済の強化 ②耐久性、走行性能で高く評価されている既存艇の長所は残し、独立したトイレルーム、調理スペース、キャプテンと乗組員4名の仮眠スペースを新たに追加。作業環境の改善により、若年層の水産業への新規参入促進が期待される(モーリタニア政府では800人の新規雇用を見込む)。

創意工夫

量産のために一番重要な「型」は、精度を確保するため日本で作製してモーリタニアに輸送した。

仕様

全長 14m 総トン数 5トン

どこで購入できるか、
どこで見られるか

モーリタニア
メイド・イン・モーリタニア、国境を越えた師弟関係。

審査委員の評価

アフリカ北西部に位置し、貧困に悩むモーリタニアは世界有数の漁場を持ち、水産業の近代化は若者の漁業への就業に繋がるため重要な政策課題であった。モーリタニア政府の要請を受けた形で、企業による甲板付き5トン級の漁船製造技術の指導、型の提供、工場設計などの技術支援である。今年モーリタニア人による現地製造が開始され、第1号機が完成、今後新たな雇用拡大が期待されている。こうした日本企業による技術の世界貢献は技術先進国日本の大きな力である。利益を超えたこうした活動が2国間の信頼を生み、現地の若者にとっての喜びや希望に繋がっていく。

担当審査委員| 南雲 勝志   石川 初   林 千晶   横川 正紀  

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