GOOD DESIGN AWARD

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CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
検索 [さわれる検索]
事業主体名
ヤフー株式会社
分類
公共向けの活動・取り組み、社会貢献活動
受賞企業
ヤフー株式会社 (東京都)
受賞番号
14G141158
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

音声検索によってさわれる検索マシンがデータベースから3Dデータを検索し、3D出力してくれるオープンソースのデザインです。3Dデータは全部で10万点ありますが、データが無い場合はプロジェクトをサポートしているYahoo! JAPANがNPOに解放しているLinks For Goodというバナーから、3Dデータの募集が一般家庭や企業へと呼びかけられます。この仕組みは筑波大付属視覚特別支援学校などの盲学校の授業で使用され、3Dデータベースは世界に向けてオープンソース化されました。

プロデューサー

内田伸哉

ディレクター

橋田和明、谷口恭介、畑中翔太、富永勇亮、Saqoosha

デザイナー

清水千春、高谷優偉

詳細情報

http://www.sawareru.jp

利用開始
2013年9月17日
販売地域

国内・海外共通仕様

設置場所

筑波大学付属視覚特別支援学校

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

みんなの知りたいことや想像が目の前で形作られる、無限の可能性をひめた検索の未来の形

背景

Yahoo! JAPANは日本のインターネットカテゴリーのリーダーとして、より多くの人にインターネットを楽しんでもらう未来を想い描いています。そして、検索を視覚障害のある子供たちにとってもっと便利なものにしようと考えました。視覚障害のある子供たちは「さわる」ことで物の形を認識し、学びます。そのため、さわりたいものをしゃべることで検索し、検索結果をさわれることのできる「さわれる検索」を開発しました。

デザイナーの想い

デザインの可能性は、社会のインフラとして機能する可能性があると思います。それを実現させるために、一過性のプロジェクトで終わるのではなく、どうしたら社会に定着するのかということを考えながら、プロジェクト全体をデザインしました。

企画・開発の意義

検索を「見る」「聞く」から「さわる」ことへ進化させることで、視覚障害のある子供たちの知りたい気持ちに応えたり、子供たちの想像を膨らませたりすることが可能となりました。アプリケーションをオープン化し、作成した3Dデータ自体もフリーとしていることから、インターネットを通じれば、日本中、いや、世界中の盲学校教育に導入可能となっています。

創意工夫

●視覚障害のある子供たちのための設計:マシンは盲学校の子供たちが使いやすいように日本の小学生平均身長に合わせて作成。ボタンは触覚だけで判別しやすく、押しやすいように大きくしています。また、全て音声でナビゲートすることにもこだわりました。 ●みんなの力で構築する3Dデータベース:そのまま3Dプリントできるデータは、実は世の中に多くありません。そのため、このプロジェクトは一般の方々や企業から3Dデータを集める活動をしました。盲学校でリクエストがあったがデータベースにないアイテムに関してはヤフーのWEBサイトに掲載され、広く一般の方々の協力で、盲学校の生徒の「さわれる」体験が拡大しました。 ●アプリケーションやデータはオープンに:インターネットの可能性を拡大することが目的なので、全てをヤフーのものとせず、アプリケーションや作成した3Dデータをオープンにし、誰でも利用可能としました。

仕様

マシンサイズ:H1300×W1000×D1000mm 構造:PC、iPad、3Dプリンター 動作環境:Mac OS 10.6.8

どこで購入できるか、
どこで見られるか

筑波大学付属視覚特別支援学校
http://award.aid-dcc.com/yahoo/en/

審査委員の評価

3Dプリンターに代表されるデジタルファブリケーションがもたらす変化は未だ未知数である。しかしヤフーは「検索」の価値にこだわり、検索結果を3D出力する検索マシンを開発。そのことで視覚障害のある子どもたちに、知りたかった情報を「触れる」という新しい体験を生み、検索で得られる情報の質を向上させているところが素晴らしい。出力に時間がかかるなど技術的課題は残っているが、技術進化の早い領域でもあり、今後のさらなる進化に期待したい。

担当審査委員| 南雲 勝志   石川 初   林 千晶   横川 正紀  

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