GOOD DESIGN AWARD

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CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
障がい者のものづくりに輝きを [イクォルト]
事業主体名
特定非営利活動法人 ディーセントワーク・ラボ
分類
公共向けの活動・取り組み、社会貢献活動
受賞企業
アクセンチュア株式会社 (東京都)
アッシュコンセプト株式会社 (東京都)
特定非営利活動法人 ディーセントワーク・ラボ (東京都)
受賞番号
14G141157
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

ものづくりの場面では性別や国籍、障がいの有無を問わず働く意欲と能力を持つ人々が日々活躍している。しかしその全ての人に環境が整備されているわけではない。特に障がいをもち就労支援施設で働く人たちは丁寧に品質の高いものを作っているにも関わらず、彼らの賃金は月額平均13,079円と経済的な自立とは程遠い状況にある。そこで障がい者の社会参加・自立支援のために、施設での生産を前提とし「デザインによる付加価値」と「作り手にとってのバリアフリー」を両立させる商品を生み出すことを目指したデザインコンペを行い受賞作の中から5点をequaltoというブランドで製品化した。

プロデューサー

アクセンチュア株式会社 製造・流通本部兼コーポレート・シチズンシップ 伊佐治光男/通信・メディア・ハイテク本部 宗像秀明 + 特定非営利活動法人ディーセントワーク・ラボ 中尾文香

ディレクター

アッシュコンセプト株式会社 名児耶秀美

デザイナー

木崎直子(Nuinui)/河本匠真、唐澤絵里(Pos)/松村築(Braille)/大村卓(Wavy)/谷本天志(Red line)

詳細情報

http://barrierfreestyle.org/equalto/

発売
2014年2月3日
価格

1,800 ~ 3,800円

販売地域

国内・海外共通仕様

仕様

「障がい者のものづくりに輝きを」をテーマに、福祉施設で働く障がい者の社会的・経済的自立支援のみならず、デザイナーのソフトパワーの活用と雇用創出、消費者ニーズを満たす新たな事業モデルをデザイン。開発する商品は、福祉施設でも製造可能なデザインのシンプルさ、一定程度の価格帯で販売可能な上質さ、障がい者が作ることで輝くユニークさをポイントに、大量生産・大量受注に耐えうるスキームを構築。

受賞対象の詳細

背景

近年、障がい者が働くことは「権利」とされているが、環境が不十分なため、働く人は少ない。また、就労施設で働く障がい者の平均工賃は月額13,079円であり、社会参加と経済的自立は社会課題である。この課題に取り組むため、特にものづくりを仕事とする施設において、外部専門家を活用することで「消費者が求める、売れる」商品を企画・製造する。

デザインコンセプト

ものづくりを通じて、つくる人とつかう人をつなぎ、全ての人の個性が平等に輝ける社会の創造に貢献します。

企画・開発の意義

これまで障がい者就労支援施設で働く障がい者は、諸制度によって守られてきた。しかし、近年、障がい者の権利について見直され、労働についても権利と考えられるようになった。この取り組みでは、彼らの能力と可能性について、社会において正しく評価されるように意識したものづくりを行った。このことにより、作り手である障がい者は得られた評価により働きがいの醸成と賃金の向上を達成する狙いがある。

創意工夫

この取り組みには2つの課題があった。ひとつめは、障がい者のものづくりの能力と可能性を正しく評価し、彼らが自らの個性を活かして、障がいがない人と同じように努力をすることで作ることのできるものを考える必要があること。施設に通う障がい者は、それまで福祉が認識してきた「すべての人が同じ事をすること」が平等という考え方のもと、彼らの持つ素晴らしい個性に着目してこなかった。そのため、「誰もが  出来る簡単なもの」を作る事となり、市場に求められる価値を創造してくる事ができなかった。この取り組みでは、その個性に着目し、個性を活かし、市場に求められるものづくりをおこなった。ふたつめは、福祉関連の諸制度で守られてきた就労支援施設に対して、失敗を恐れず挑戦する事、失敗すること自体に障がい者の尊厳があり、その尊厳こそが福祉支援職として守るべきことであると理解していただく事が必要であった。

デザイナーの想い

大人や子供、背の高い人や低い人。一人一人が違うからこそ、私たちはそれを個性と呼ぶことができます。障がいがある人、ない人に関わらず全ての人に素晴らしい個性があって全ての人が平等なのだと思います。そして人だけではなく、ものにも個性があります。つくる人はその個性を活かし、つかう人はその個性に合ったものをつかいます。全ての人の個性が平等に輝ける社会のために、ものを通じて、つくる人とつかう人をつなぎます。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

KONCENT
KONCENTオフィシャルSHOP

審査委員の評価

障がい者の社会参加と経済的自立を推進するためのものづくりプロジェクト。デザインを活用してよいものを作る事で、消費者に求められる、売れる商品を積極的につくり、障がい者が働くことへの誇りと、より高い価値づくりに見合った賃金を生み出そうとしている点が評価された。

担当審査委員| 南雲 勝志   石川 初   林 千晶   横川 正紀  

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