GOOD DESIGN AWARD

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CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
ソーシャル・コミュニケーション [ふくしまっ子 10万人の笑顔プロジェクト]
事業主体名
ふくしまっ子 10万人の笑顔プロジェクト実行委員会(FTV・FCT・KFB・TUF・福島県)
分類
公共向けの活動・取り組み、社会貢献活動
受賞企業
株式会社水谷事務所 (東京都)
受賞番号
14G141153
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

東日本大震災から3年、未来を担う福島の子どもたちの夢と成長を応援し、県民に勇気を与えるため、福島の民間テレビ4局と県が主催。福島県内の小学生約10万人が、紙皿を使って“笑顔”を表現した作品を制作。それらを、イベント会場の体育館に集め、壮大な“笑顔のアート空間”をつくりました。展示された作品の総数は98,500枚。メインとなるアリーナでは、全長約50mの床一面に作品を敷き詰め「2014 MERRY FUKUSHIMA」のメッセージを描きました。

プロデューサー

NPO法人 MERRY PROJECT・株式会社水谷事務所/水谷孝次、柄本綾子

ディレクター

NPO法人 MERRY PROJECT・株式会社水谷事務所/水谷孝次、河野通子

デザイナー

NPO法人 MERRY PROJECT・株式会社水谷事務所/河野通子、柄本綾子

詳細情報

https://www.facebook.com/fukushimakko10man

2014年3月26日〜4月7日、笑顔のアート空間を公開。※4月2日〜4日は展示イベントを開催
2014年3月26日
設置場所

福島県福島市佐原字神事場1「福島県営あづま総合体育館」

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

福島こそ笑顔の発信地となるよう「福島=MERRY(楽しい・幸せ・夢) LAND」をデザインしました。

背景

東日本大震災から3年、未来を担う福島の子どもたちの夢と成長を応援し、県民に勇気を与えるため、福島の民放テレビ4局と福島県が主催。震災直後より「子どもたちの笑顔は未来の希望」をテーマに被災地での支援活動を続けて来たご縁から、MERRY PROJECT・水谷孝次が監修、アートディレクションを務めました。福島が風評・風化問題に立ち向かい“心の復興”へ進む希望の象徴として、ふくしまっ子の笑顔を集めました。

デザイナーの想い

次の時代のグッドデザインは、一般市民に勇気・希望・笑顔を与え、人・社会・地球を幸せにする為にあるべきです。このプロジェクトも、デザイナーの個性を前に出すのでなく、福島の方々のポジティブな想いを引き出し、それらを集めて可視化すること、そのプロセスに彼らを巻き込むことに徹しました。老若男女が理解し観た人みんなが笑顔になれるデザインで、社会における“福島”の在り方を、陰から陽へ変えることを目指しました。

企画・開発の意義

震災以来、放射能の問題など今もなおネガティブなニュースが多い中、福島の“笑顔”にスポットを当て、風評・風化といった問題を払拭することを目的としました。また、未来を担う福島の子どもたちを主役とすることで、「10万人で壮大なアートを創り上げ、世界に発信した」という経験を彼らの誇りと自信にして欲しいと考えました。そして、そのプロセスと作品を公開し、県内を始め世界中の人たちに福島のMERRYを届けます。

創意工夫

福島県民を中心に一般市民の“参加力”を引き出し、一人でも多くの方がプロセスに携われる道筋をつくる事が、このプロジェクトの真の役割であると考えました。紙皿という身近な素材を材料にしたのも、誰もが参加できるワークショップにするためです。笑皿作品を制作した約10万人の小学生はもちろん、会場準備や撤収の作業もボランティアの力を基本とし、累計約370名が集結。Facebooやwebサイトを使って常に最新のプロセスを公開するよう努めた結果、子どもや学生をはじめとする地元の方々を中心に、関西、関東など他県からも人が集まり力を合わせ展示期間を迎えることが出来ました。また、3日間の展示イベントにおいても、あくまで主役は福島の小学生。震災当時、会場のあづま総合体育館に避難していた地域の小学生による「笑顔宣言」のスピーチで開幕し、ダンスや音楽のステージなど、ふくしまっ子たちが自ら盛り上げ、皆に元気を与えました。

仕様

東日本大震災発生時には避難所としても使用された、福島県のあづま総合体育館にて作品を展示。主な会場となるメインアリーナは、最大収容人員6,000人。笑顔の地上絵を描いた床面は、面積2,744.3㎡(59.4m×46.2m)。それだけでなく、2,500の客席、ロビー、壁面、窓、天井、廊下、階段、柱に至るまで、体育館全体を使って壮大なアート空間を公開しました。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

「ふくしまっ子 10万人の笑顔プロジェクト」公式Facebookページ
「ふくしまっ子 10万人の笑顔プロジェクト」公式Youtubeチャンネル
「ふくしまっ子 10万人の笑顔プロジェクト」関連MERRY NEWS

審査委員の評価

福島のこどもたちの笑顔をテーマにしたアートプロジェクト。いまなお風評被害等の暗いニュースが多いなか、少しでも明るい未来への前向きな気持ちを喚起しようと多くの人が参加したイベントとなった。誰もが参加しやすいテーマと材料でワークショップをおこなうことで、大きな動きを作った。メリープロジェクトは数年にわたり継続しておこなわれており、今回展示された作品も本人や学校の了解を得て国内外での展示を続けていることから、世界へ伝え拡がっていくことを期待する。

担当審査委員| 南雲 勝志   石川 初   林 千晶   横川 正紀  

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