GOOD DESIGN AWARD

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特別賞
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CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
建築主参加型家づくりプロジェクト [「あなたが選ぶ山の木で家づくり」]
事業主体名
株式会社フォレストコーポレーション・工房信州の家
分類
個人・家庭・住人向けの活動・取り組み
受賞企業
株式会社フォレストコーポレーション (長野県)
受賞番号
14G141140
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

家づくりが始まる場所は、森です。だから家づくり物語の1ページ目も、森から始めましょう。すべてのお客様と地域の山に入り、マイホームに使う木材を自ら選ぶことが、当社の家づくりの第一歩です。お選びいただくのは、2種類の木。まず山では立木を一本、大黒柱となる木を選びます。選んだ木はその場で伐採、山から我が家へとひとつの命を引き継ぐ感動の体験です。そして天然乾燥ストックヤードでは、家の背骨となる太鼓梁用の材を一本選びます。色艶も形もさまざまな丸太の羅列を目にし、木の個性に気づき愛着が生まれることでしょう。信州での家づくりの豊かさを存分に感じる、思い出深い「家づくり物語」の始まりのデザインです。

プロデューサー

株式会社フォレストコーポレーション 代表取締役社長 小澤 仁

詳細情報

http://www.kobo-shinshu.com/

発売
2012年3月
販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

すべてのお客様を山へ。山での選木から始まる「家づくり物語」

背景

県土の約8割を森林が占める、緑の国・信州。しかし安価な輸入材の台頭により、林業は衰退し山は荒廃の一途を辿っています。私たちは、信州の気候風土をよく知り、流通ルートが明確で輸送エネルギーも少ない地域材での家づくりを追求し、これまでに長野県全域で年間90棟、延べ600棟を超える注文住宅の実績を誇ります。加えて、大自然の恵みを享受し家族総出で参加する家づくりの感動を、すべての方に提供したいと考えました。

デザイナーの想い

一本の立木が住まいになるまでの過程をお客様が共に歩むことで、木の命や山造りの大切さに気づくことができるでしょう。そして、山から始まる家づくりはご家族の感動の物語となり、完成した我が家に深い愛着を感じ、大切に住まいを育んでゆく豊かな暮らしへとつながるはずです。規格化され、無機質ともいえる現代の住宅産業の在り方を見直し、家づくりの原点に立ち返る取り組みだと考えています。

企画・開発の意義

一生に一度の、山で自分が選んだ木を目の前で伐採するという体験。倒木の地鳴りの迫力と、木の命をいただくという実感。我が家の守護神に生まれ変わる木の姿を目撃し、その一本にひとつの人格を感じるほど愛着が深まります。「家づくり物語」の1ページ目として、生涯語り継がれる思い出になることでしょう。身近にある豊かな大自然と親しみ、その恵みを受けて自分が住まう喜びを存分に感じる、山と人をつなぐ家づくりです。

創意工夫

地元信州産の木材での家づくりに取り組み14年。県産材の不安定な供給ルートを立て直すため、天然乾燥ストックヤードを自社で設置し地域材の流通拠点を構えました。さらに、山主、山師、製材所の方々の協力の下、上流(山づくり)から下流(家づくり)まで一貫したネットワークを構築し、お客様が選木した木を間違いなくその住まいに利用できる流通体制を整えました。そして、選木ツアーを月一回(各回6組)の定例開催とし作業を効率化することで、年間90棟のお客様全員の参加を可能とし、当社の家づくりの“標準仕様”といえる取組みとして確立。これまでに127組388名の感動体験を実現しています(H26年9月現在)。ツアーでは木を“選ぶ”だけに終わらず、お客様がチェーンソーを持ち、我が家の大黒柱となる木を“伐り倒す”作業の一部にもご参加いただくなど、より思い出深い体験を演出しています。

仕様

■山で木(ヒノキまたはスギ)を一本選木・伐採、元口より6寸・5寸・4寸の3本の柱を採り建築用材として使用  ■天然乾燥ストックヤードで丸太(ヒノキまたは赤松)を一本選木、太鼓梁(二間以下)として使用

どこで購入できるか、
どこで見られるか

「工房信州の家」住宅展示場(長野中央、長野南、上田、松本、諏訪、伊那)
「工房信州の家」オフィシャルホームページ

審査委員の評価

マイホームを建てる際に、オーナー自らが信州の山林へ入って自邸用の材料を選び、家づくりへの参加と愛着を高めるための取り組み。自分たちの住む家がどうやって作られるのか関心を持たせるとともに、自然の大切さ、森林や林業の持つ現代の問題などを考えるきっかけともなる。

担当審査委員| 南雲 勝志   石川 初   林 千晶   横川 正紀  

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