GOOD DESIGN AWARD

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2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
フランス リヨンプロジェクト CMS [リヨン コミュニティマネジメントシステム]
事業主体名
株式会社 東芝
分類
社会基盤、プラットフォーム
受賞企業
株式会社東芝 (東京都)
東芝ソリューション株式会社 (神奈川県)
受賞番号
14G131133
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

フランス・リヨン市の協力の元、NEDOから委託された大規模なCMS実証事業において地域エネルギーを視覚化して分析するためのシステム。ビルや住宅さらには電気自動車などから、電気・ガス・水道などの消費量、そのCO2排出量、再生可能エネルギー利用状況を収集・分析し、省エネや環境負荷対策に効果的な施策や都市計画の指針とする。データの比較分析から気付きを提供するという課題に対し、グラフ化したデータを重ねたり、期間と日時を素早く絞り込んで比較しやすくしたり、街全体のエネルギー利用の変化が一目で分かるように地図上にマッピングしたりするなど、データの特徴を把握しやすいユーザインタフェースデザインとした。

プロデューサー

株式会社東芝 コミュニティ・ソリューション社 社長 秋葉慎一郎

ディレクター

株式会社東芝 デザインセンター デザイン第二部 グループ長 高間俊明

デザイナー

株式会社東芝 デザインセンター デザイン第一部 土肥匡晴、有馬和宏

利用開始
2014年6月14日
販売地域

国外市場向け

設置場所

GrandLyon

仕様

Full Color, 1366*768pixel 以上

受賞対象の詳細

背景

リヨン市ではリヨンコンフルエンス地区の再開発事業によって、環境に配慮した持続可能な街づくりの実現を目指している。今回の実証事業において、このCMSは街全体のエネルギー利用状況を把握する総合的なシステムとして、街全体から収集した様々なエネルギー利用データを分析し、省エネや環境負荷対策に効果的な施策や都市計画に役立つことを期待されている。

デザインコンセプト

目にすることのできない街のエネルギー利用状況を実感できて気付きを得られる

企画・開発の意義

持続可能な街づくりの実現に向けたエネルギー施策や都市計画を検討するためには、街全体のエネルギー利用状況を正しく理解する必要がある。このシステムは、街全体のエネルギー利用状況のサマリやグラフを使った詳細なデータを、現状把握や気付きを得やすいように視覚化して提供する。これによって事業計画のPDCAサイクルを回しやすくして効果的な事業の運営を実現し、より良い街づくりや市民の暮らしに貢献できると考える。

創意工夫

街全体から収集するエネルギー利用データは、その種類と場所に時間を掛け合わせると膨大な量になる。これをリヨン市職員が利用してエネルギー施策や都市計画の指針として役立てるには、特別な知識がなくても適切にデータを分析できるようにする必要がある。、それにはデータの特徴を一見して分かりやすく視覚化して気付きを得られるようなユーザインタフェースが必要であると考え、収集したデータと街を直接結びつけてエネルギー利用状況を実感できることをデザインの方針とした。街全体のエネルギー利用の変化を一目で把握できるように、データを収集するビルや住宅などをリヨン市の地図上にマッピングし、それぞれの値と街全体の平均値を時間の経過によってアニメーションで表示した。地図から施設を選択して、様々なデータのグラフ表示とその組み合わせで多角的な分析を可能とし、その設定を保存して継続的な監視や他の職員と共有できるようにした。

デザイナーの想い

このシステムのユーザはリヨン市職員であるが、一人の市民として街全体のエネルギー利用状況や環境問題への高い意識を喚起することも視野に入れている。空から見下ろす自分の街がエネルギー利用状況に応じて色とりどりに染め上げられる様子は、眺めるだけでも知的好奇心を喚起する。その変化に普段は目にできない街の一面を感じとってもらい、街への愛着とともに日々のエネルギー利用を再考するきっかけを提供できると考えている。

審査委員の評価

都市計画の専門家のための専門的な情報提供のためだけに作られたものではなく、特別な知識はないが都市開発の本来の主役であるはずの住民らに対し、街のエネルギーの利用状況を適切に知ってもらった上でエネルギー施策に沿った行動を起こしてもらいたいう、プロジェクト全体を市民と共有しようとする思想を高く評価した。さらにインターフェースも効果的に実現されている。

担当審査委員| 暦本 純一   江渡 浩一郎   中川 淳   日高 一樹   松下 計  

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