GOOD DESIGN AWARD

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CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
病院内移動支援システム [トヨタ病院内移動支援システム]
事業主体名
株式会社 豊田自動織機
分類
公共用のサービス・システム
受賞企業
株式会社豊田自動織機 (愛知県)
受賞番号
14G131131
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

病院内における人の移動をサポートするシステム。移動ユニットと、その運行を制御するソフトウェア、予約操作のためのステーション端末で構成される。搭乗者はステーション端末で利用予約し、到着した移動ユニットに乗れば目的地まで自動で移動できる。運転操作は不要で、目的地の設定、移動中の経路変更、オペレーションの中止などは、車載のタッチパネルで行う。大規模病院内における移動面での、患者の身体的・精神的負担の軽減と、介護スタッフの業務負荷の低減を狙っている。慶應義塾大学病院にて実証実験予定。将来的には、医療現場の情報と人や物の移動を結び付け、効率化を超えた新たな価値を見出すためのプロジェクトである。

プロデューサー

株式会社豊田自動織機 トヨタL&F技術部 搬送システム開発室長 鈴木和宏、同主査 本谷彰彦+慶應義塾大学医学部 教授 三村將/システムデザイン・マネジメント研究科 特任准教授 西山敏樹

ディレクター

株式会社豊田自動織機 トヨタL&Fカンパニー技術部 機種開発室 デザイングループ長 佐藤良孝/搬送システム開発室 メディカルグループ長 勝田真司

デザイナー

株式会社豊田自動織機 トヨタL&Fカンパニー技術部 機種開発室 デザイングループ 森博樹

実証実験
2014年7月
販売地域

日本国内向け

設置場所

慶應義塾大学病院(東京都新宿区)

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

利用者を優しく包み込み、安全、確実に目的地に送り届け、安心や心地よさを提供する

背景

慶應義塾大学病院様と豊田自動織機(以下弊社)による、超高齢化社会における新しい医療サービスの研究からスタート。 医療スタッフとのディスカッション等のリサーチから得られた結果と、弊社の物流ノウハウを元に、開発テーマを「人の移動を自動でサポートするシステム」とした。 本件は、その実現・普及に向けて、院内での移動支援のニーズやメリット、技術的課題などを探るための、実証実験プロジェクトである。

デザイナーの想い

本システムは、単にモノをA地点からB地点に運ぶもの、ではありません。いま人自身が行っている「人を見守る」という行為を引き継ぐものです。医療現場では欠くことのできない、人を運ぶということの重みを、常に意識しながら開発を進めました。いずれ私にもこのような仕組みを必要とする時が必ず訪れます。その時に自らの仕事に満足できるような製品になっているように、良いものを作りたいと思っています。

企画・開発の意義

・体力的ハンディを抱える利用者の身体負担を軽減し、病院内の移動を安全で快適にする ・大規模、複雑化する診療経路で迷うストレスから利用者を開放する ・患者から目を離せない医療スタッフに替わり患者を見守り、スタッフの業務負荷を低減する ・将来は医療事務など病院内の他システムと連携することで、診療の時間短縮や院内物流の効率化など、医療サービスの更なる向上を目指す

創意工夫

病院内は限られた室内空間に多数の人が往来し、運行環境が厳しい。 また、搭乗者もハンディを持つという前提条件で、周囲の通行人と搭乗者共にいかなる場合でも安全が確保できるよう、リスクマネジメントを厳重に行った。 ・シートとステップに内蔵された圧力センサー、レーザー/光学センサー等を車体の運行状態によって使い分け、搭乗者のはみ出しを防止する、姿勢検知システム ・レーザースキャナーで周囲の人や障害物を検知して、接触を回避する安全運行システム ・搭乗者の身体保護と、圧迫感・閉所恐怖の防止を両立する、透明板ガード ・可動部や、エッジ部位を露出させないよう配慮されたカバー類 ・光や音を複合的に使用した機台周囲への安全喚起 ・フォントサイズや色彩など、高齢者の見易さ、操作しやすさに配慮した、ディスプレーやサイン表示 ・緊急時には管理センターで搭乗者の様子をモニタすることが可能

仕様

実証実験機 全長:1000mm 全幅:700mm 全高:1950mm 重量:約100kg

どこで購入できるか、
どこで見られるか

慶應義塾大学病院 (東京都 新宿区) ※見学等は大学当局に許可を得るようにしてください。

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