GOOD DESIGN AWARD

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2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
植物工場 [新産業を創出しまちを活性化する会津若松Akisaiやさい工場]
事業主体名
富士通ホーム&オフィスサービス株式会社
分類
産業用のサービス・システム
受賞企業
富士通株式会社 (神奈川県)
受賞番号
14G131108
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

会津若松Akisaiやさい工場は、かつて半導体製造拠点として活用されていたクリーンルームに、富士通の食・農クラウドAkisaiや、半導体技術者たちのものづくりのノウハウを吹き込み、先進的な野菜工場に生まれ変わらせたものです。  完全閉鎖型/人工光のクリーンルームの中で栽培するリーフレタスはカリウムの含有量が低く、人工透析患者や慢性腎臓病患者などカリウムの摂取制限のある方も安心して食べられると期待されています。ICTにより空気や液体肥料、照明などの栽培環境を最適にコントロールし、塵や雑菌がほとんど存在しない清潔な環境の中で、安定した品質の野菜づくりに取り組んでいます。

プロデューサー

富士通ホーム&オフィスサービス株式会社 今井 幸治

ディレクター

富士通 若林毅+富士通ホーム&オフィスサービス 中澤健一+富士通セミコンダクター 佐藤彰彦+富士通ファシリティーズ・エンジニアリング 佐久間昭一+富士通デザイン 森岡亮、平野隆

デザイナー

富士通 渡邊勝吉、堀江武史+富士通ホーム&オフィスサービス 宮部泰治、野牧宏治、岩瀬興司+富士通セミコンダクター 水谷彰宏+富士通ファシリティーズ・エンジニアリング 鈴木要一+富士通デザイン 柳原智博

詳細情報

http://jp.fujitsu.com/group/fho/business/advance/info/

利用開始
2014年1月25日
価格

300円 (キレイヤサイ®シリーズ 低カリウムレタス Mサイズ(40g))

仕様

●栽培方法:クリーンルーム内での水耕栽培 ●施設仕様:完全閉鎖型人工光型の植物工場 ●ICT:富士通の食・農クラウドAkisai(秋彩)を活用した栽培環境制御とデータ蓄積 ●生産規模:3,500株/日×365日 ●工場面積:2,000m2

受賞対象の詳細

背景

福島県では、震災と原発事故による産業低迷が深刻な問題となっており、農商工連携を通じた地域産業の振興が、喫緊の課題と認識されていて、観光産業の活性化や、食から雇用への波及が急務と思われます。。また、人工透析患者など、医師からカリウムの摂取制限を受けている方々(予備軍を含め国内に1,300万人)は、野菜を生のままで食べることができない生活を送っています。

デザインコンセプト

社会課題の解決に多面的に貢献し、食の喜びを享受できる社会の実現、地域産業の振興の手助けとなること。

企画・開発の意義

この取り組みは世界をリードしてきた日の丸半導体技術の結晶であるクリーンルームの優れた性能に、先端技術のクラウドコンピューティングによる農業経営支援を掛け合わせ、先進的な植物工場へとリノベーションしたものです。これにより「農業の先端産業化」「食の喜びの提供」「新産業と雇用の創出による東北の復興」「スマートコミュニティの具現化」「次世代教育支援の場の提供」など、社会課題解決へ多面的な貢献を目指します。

創意工夫

●半導体製造技術の農業への応用:最適製造条件の割り出し、品質管理、クリーンルーム管理、安定インフラ供給、省エネ管理等、半導体製造で培った先進技術を農業に応用しました。●ICTの農業への適用:富士通の食・農クラウドAkisaiを導入。温度、湿度、CO2、照明等をICTで自動制御し、栽培環境を安定化。蓄積データは品質改善に活用。解析型農業の実現を図ります。●東北発低カリウム栽培技術を活用:秋田県立大学がもつ低カリウム野菜の栽培特許と、それをベースに量産に成功した会津富士加工株式会社の技術を活用。東北発の優れた技術を発信します。●産業観光への貢献:会津若松市と連携し「会津若松Akisaiやさい工場」を特徴ある産業拠点に位置づけ、地域の活性化に貢献します。●知の交流の場づくり:実践知を社会課題の解決に役立てるため、特設セミナールームでは、植物工場に関するセミナーや小学生向け授業等を実施しています。

デザイナーの想い

この事業の存在意義は、社会課題解決への貢献を指向していることにあると考えています。栽培技術、半導体製造技術、ICTなど、私たちが持つ技術や経験を活かして、農業の先端産業化、食の喜びの提供、東北の復興、スマートコミュニティの具現化、次世代教育支援の場の提供などの多面的な貢献を続けることで、社会から必要とされ、将来を期待される事業に育てていきたいと考えています。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

富士通セミコンダクター株式会社 会津若松工場
会津若松Akisaiやさい工場について
富士通がレタスを作っている?その最新の野菜生産方法とは
FOMダイレクト

審査委員の評価

会津若松が培ってきた半導体ビジネスのノウハウをうまく利用し、新領域へ移行している点が評価できる。完全閉鎖型、人工光で栽培する野菜は人工透析患者や慢性腎臓病患者も安心して食べる事ができ、それを付加価値とすることで経済的に成立できれば、ゴースト化している工場を活性する機会になると思われ、その点も評価に値する。

担当審査委員| 暦本 純一   江渡 浩一郎   中川 淳   日高 一樹   松下 計  

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