GOOD DESIGN AWARD

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CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
オリジナル缶詰「はらくっつい東北」 [とろとろさんまとフカヒレと大島ゆずの味噌煮(気仙沼)、山椒香る金華さばとムール貝とたっぷり野菜のお椀(石巻)]
事業主体名
三菱地所グループ
分類
ビジネスモデル・ビジネスメソッド
受賞企業
三菱地所株式会社 (東京都)
受賞番号
14G131106
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

三菱地所グループが2011年より継続してきた、東北エリアの食を通じた復興支援「Rebirth東北フードプロジェクト」の第6弾事業。「丸の内シェフズクラブ」「地元東北のシェフ」「石巻・気仙沼の水産加工会社」の連携と地元食材をつめこんだオリジナル缶詰「はらくっつい東北」シリーズとして、「山椒香る金華さばとムール貝とたっぷり野菜のお椀(石巻)」と「とろとろさんまとフカヒレと大島ゆずの味噌煮(気仙沼)」の2種類を開発。宮城県沿岸部の商品開発・販路開拓・販売促進を支援すると共に美味しい備蓄品を商品化した。

プロデューサー

三菱地所株式会社 環境・CSR推進部長 岡田 芳明

ディレクター

三菱地所株式会社 環境・CSR推進部 副長 鈴木 康之

デザイナー

三菱地所株式会社 環境・CSR推進部 主事 水田 博子

詳細情報

http://www.mec.co.jp/j/csr/rebirth/index.html

発売
2014年3月6日
価格

450円

販売地域

日本国内向け

設置場所

日本の御馳走えん(新丸の内ビルヂングB1F)※販売開始時

仕様

とろとろさんまとフカヒレと大島ゆずの味噌煮(気仙沼) 内容量:170g 栄養成分表示:エネルギー 212cal 山椒香る金華さばとムール貝とたっぷり野菜のお椀(石巻) 内容量:230g 栄養成分表示:エネルギー 142cal

受賞対象の詳細

背景

震災復興過程にある石巻や気仙沼では、約半数の水産加工会社が工場を再建したが、営業休止の間に失われた販路開拓が重要課題であった。一方、三菱地所グループでは2011年より復興支援活動「Rebirth東北フードプロジェクト」を推進し、東北食材の魅力発信、ネットワーク開拓を実施してきたこと、まちの安心・安全に永年取り組んできたことから、復興支援と防災性を備える東北食材の缶詰開発は、意義深いことだと考えた。

デザインコンセプト

企業が経営資源を活かして、被災地域と共に産業活性化を図り、今後の災害にも備える六次産業プロセス。

企画・開発の意義

これまでの継続的な取組みにより蓄積された資源や人脈を総合的に活かし、単なる復興支援に留まらない発展性を伴う企画となった。水産加工会社には販路開拓のみならず流通関係者・消費者・生産者との新しいパイプや新商品開発のアイデアを、シェフには食材を知る機会を提供することができた。三菱地所グループとしても、備蓄食糧を開発すると共に東北の食文化を紹介し、復興支援を風化させない役割を担うことができた。

創意工夫

・グループの経営資源を活かし、復興支援を一過性にしないことを念頭においた。・備蓄食糧となる缶詰が、人的交流や複数の東北食材等を詰め込むことで、復興への想いを表現できると考えた。 ・震災時に汁物やおかずを入手しにくかったという被災者の声から、「丸の内シェフズクラブ」の一流シェフとコラボレーションし、日常的な美味しさを追求したオリジナル缶詰を目指した。 ・牡蠣の殻に付着し通常は廃棄することが多いムール貝や、水産加工会社の内陸部移転を機に発想できた野菜の採用など食材の工夫に加え、魚をバーナーで「焼く」工程など、通常にはない製造法を採用した。 ・水産加工会社の販路拡大の一助として当社グループ取引先を紹介した。 ・商品の企画・生産過程を記録し、広報展開することで、効果的な情報発信を目指した。・地元と企業をつなぐコーディネーターが、地元の声の反映やシェフのレシピへの調整など多局面で重要だった。

デザイナーの想い

グループの経営資源を活かすことは、多くの方が参画することであり、復興への想いや震災の記憶を共有することでもあった。その際、「災害備蓄食糧」としての側面と、「想いを一つに詰め込み風化させない」点でオリジナル缶詰は意義ある企画だと考えた。また、「販路拡大」、「食材・食文化認知やその先の観光誘致」、「ビジネスとしての展開力」を兼ね備えた、発展性ある復興支援モデルを提示できた。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

仙台名店ドットコム

審査委員の評価

東北エリアの復興を支援するために、丸の内や東北の有名レストランのシェフと、石巻や気仙沼の水産加工会社を結びつけ、備蓄品としても使えるおいしい缶詰へと商品化した。被災地の食材の有効活用を出発点として、非常時の備蓄食糧としても使える缶詰の商品化という美しいストーリーを実現した。東北支援と社会貢献を高いレベルで同時に実現したプロジェクトとして高く評価したい。

担当審査委員| 暦本 純一   江渡 浩一郎   中川 淳   日高 一樹   松下 計  

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