GOOD DESIGN AWARD

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受賞年度
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特別賞
企業情報
CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン・未来づくりデザイン賞

受賞対象名
住宅管理用ソフトウエア [EOPAN]
事業主体名
株式会社イオグランツ
分類
住居に関するサービス・システム
受賞企業
株式会社イオグランツ (大阪府)
受賞番号
14G131101
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

施工図面やリフォーム履歴を残すことは重要だが戸建住宅の施工内容は現場裁量に委ねられ、残された図面から現実の状況を読み取る事は難しい。そこで全天球カメラで工事中の構造体や設備配線の撮影を行い専用ソフトに取込み、完成後その映像と現状を重ね合わせることで通常見えない壁や基礎の中を見られる様にした。今まで勘と経験で工事をしていたリフォーム業者や、家具を何処に留めたら良いのか判らない顧客に対しタブレット端末をかざすだけで壁の中の状況を伝える事が出来、効率的で安全性の高い工事を可能とした。画像内の部材をタッチすると部材の交換時期や緊急連絡先や手入れ情報が掲示され、住まう人に適切で判りやすい情報を提供する。

プロデューサー

株式会社イオグランツ 代表取締役 山中健司

ディレクター

有限会社松下住建設計 代表 松下康士

デザイナー

株式会社インフォマティクス 金野幸治

発売予定
2014年10月
価格

486,000円

販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

工事完成後であっても知りたい箇所にかざすことで、まるでX線写真のように壁内部の状況がわかるツール。

背景

戸建住宅では現場の施工内容は施工者に委ねられる。特に設備関連では図面は記号化され現実の配線配管経路を表すものでは無い。その為、プロでも住む人でも図面から完成後の家の状況を読み取る事は難しい。この事は日常の家具補強から将来の増改築、中古住宅の転売時の住宅性能の把握まで勘と経験に委ねられる事となり、その正確さや効率化の足かせとなっている。その現状を改善できるプロアマ共に使用出来るツールとして開発した。

デザイナーの想い

施工は職人に委ねられ記録される事無く次工程に移り、やがて見えなくなる。残された図面は記号化でその実態を把握出来ない。家具固定 棚や手摺付 増改築等、家に手を加える機会は多い。建設後専門家であっても壁の中の様子を知ることは困難である。まして素人では無理である。ドラえもんのポケットから飛び出してきた「とうしめがね」のようなツールは建設時のあるがままの状況を時を飛び越え誰もがわかる姿で映し出す。

企画・開発の意義

知りたい所にかざすだけでプロでもアマでも見えなくなった壁や基礎の中を見る事が出来、知りたい部品部材の映像にふれるだけで手入れや修理の情報を見る事が出来る。その使用のシーンは新築時の施工記録から、生活者が棚を吊ったり家具を固定する時、リフォーム設計時の構造体や配管の把握、転売時の住宅性能の見える化まで多くの局面で使用出来る。マンションや建売においては購入者に施工時の状況を明らかにさせることも出来る。

創意工夫

記録写真を撮っても後日その写真が何処の箇所か分からなかったり、撮影しなかった箇所が見たくなる事が多く、全てを無条件に撮影する必要性を感じていた。全天球カメラはまさに希望する条件を満たし、さらに重力センサー付タブレット端末の普及で多くの人々が手軽に映像を見る事が出来るようになった。その優れた技術を組み合わせ、住宅内で「かざす」だけでまるでX線映像を見ている様な映像表現を作りだした。さらに映像内の各部材に将来のメンテナンスやお手入れの情報を付加できる機能やウエッブ上の関連情報に自動的に遷移する機能を付け加え、幅広い最新の情報を提供できるようにした。これにより完成後知りたい個所にタブレット型端末をかざし、現状と映像を重ね合わせるだけでプロでもアマでも正確な壁や基礎内部の状況や情報を見る事が出来るようになった。住む人に対して確実な家具固定や適切な不具合対処が可能となり安全安心を提供している。

仕様

動作環境:iOS7.1以降

どこで購入できるか、
どこで見られるか

株式会社イオグランツ 本支店

審査委員の評価

生活空間の性能や快適さは、様々な要素で進化してきた。しかし床/壁/天井の内側にある、電気配線/配管/ネット回線などの生活インフラ、リフォーム時に前提となる構造材などの位置情報はアバウトに撮影された写真や記号化された図面でしか記録されておらず、壁の中を正確に把握するシステムはこれまで存在しなかった。その問題を解決するのがタブレット端末ソフト【eoPan】である。【eoPan】はタブレット端末のカメラをかざすだけで、建設時に全天球カメラで隈無く撮影した写真を、閲覧したい時系列ごとに表示することができる。つまり“X線写真のように壁の中を透視するタイムマシン”インターフェイスである。またそれぞれの部材、機器に「耐久年数やメンテナンス方法」「故障への対処法/機器の製品番号/連絡先やWebリンク」などの情報が関連づけられており、ワンタッチで表示できる仕様となっている。建売業者やリフォーム業者の仕事を効率化し、居住者のインフラ管理への不安を劇的に改善するシステムツールとして高く評価した。

担当審査委員| 暦本 純一   江渡 浩一郎   中川 淳   日高 一樹   松下 計  

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