GOOD DESIGN AWARD

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2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
スマートフォン用鉄道情報アプリ [JR東日本アプリ]
事業主体名
東日本旅客鉄道株式会社
分類
個人・家庭向けのサービス・システム
受賞企業
東日本旅客鉄道株式会社 (東京都)
ジェイアール東日本コンサルタンツ株式会社 (東京都)
NTTソフトウェア株式会社 (東京都)
三菱電機株式会社 (東京都)
受賞番号
14G131056
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

JR東日本アプリは、ユーザーに鉄道を快適に利用していただくためのスマートフォン用アプリです。経路検索アプリなどの他の交通系アプリとは異なり、ユーザーの現在位置やよく利用する駅などに応じて、ユーザーがその場・その時に必要としている情報が厳選されて提供されるのが特徴です。例えば、起動するだけで最寄駅の天気や自分がよく利用する路線の運行情報が表示されます。また、列車の走行位置・軽微な遅れや車両別の混雑具合・車内温度といった、これまで社内での利用に留まっていた情報や、駅の施設や店舗のような鉄道利用時に有益な付帯情報など、鉄道事業者の公式アプリならではの情報を、簡単な操作で素早く入手することが可能です。

プロデューサー

東日本旅客鉄道株式会社 サービス品質改革部 阪本 未来子

ディレクター

東日本旅客鉄道株式会社 サービス品質改革部 松本 貴之/ジェイアール東日本コンサルタンツ株式会社 ICT事業本部 小林 三昭

デザイナー

三菱電機株式会社 デザイン研究所 山崎 聡

詳細情報

http://www.jreast-app.jp/

利用開始
2014年3月10日
価格

0円 (無料アプリケーション)

販売地域

日本国内向け

仕様

各種スマートフォン・タブレット

受賞対象の詳細

背景

鉄道は社会インフラであり、多くのユーザーの生活の一部となっていますが、鉄道利用者に対するモバイルでの情報提供は市中のコンテンツプロバイダによるサービスが中心です。ところが鉄道事業者自らも列車の運行管理情報などユーザーの鉄道利用に役立つ情報や、駅の施設や店舗の情報を保有しています。それらの情報を集約したスマートフォン用アプリを提供することが、ユーザーにとって有益であり、社会に役立つものと考えました。

デザインコンセプト

鉄道を利用するときに知りたい情報が、場所やタイミングに合わせて素早く簡単に入手できるアプリ

企画・開発の意義

このアプリを、鉄道に関わる人や組織をつなぐコミュニケーションツールにしたいと考えています。 例えば、鉄道の利用者視点では、欲しい情報をスムーズに取得できるため、より便利で快適な鉄道利用体験が可能です。鉄道利用者へ情報提供する側の視点では、ユーザーの位置やタイミングに合わせた情報提供ができる仕組みを活用して、「この駅/車内にいるユーザーのみに指定の時刻にアプローチする」ということが可能です。

創意工夫

ユーザーが必要としている情報を厳選して提供することに加え、お気に入り登録した駅や駅名・路線図による駅検索、GPSによる最寄駅検索など、様々な駅の検索方法を提供し操作性を向上しています。また、「路線上の全ての電車の位置」や「1分からの遅れ」、「号車別混雑具合」、「車内温度」といった詳細な情報もグラフィカルに表示するので、電車の状況が一目でわかります。特に山手線車内には、音波技術「Air Stamp」を用いた発信装置を設置し、どの列車の何号車に乗っているかまで把握した上での情報提供を可能としました。トップ画面においては、左側にすぐに知りたい情報を、右側にメインメニューを配置し左右独立でスクロールさせることで情報の一覧性と操作性を向上させました。また、デザインにおいても、JR東日本のコーポレートカラーである緑を基調とした親しみのある優しい色遣いにして、気軽に使えるようなイメージを目指しました。

デザイナーの想い

このサービスでは、複数のシステムに分散された情報を統合することが必要となり、開発では多くの課題が発生しました。しかし、ユーザーが求める快適性を第一に考えて開発しました。例えば、鉄道に関する情報に、天気予報やエキナカショップの情報などを合わせて提供することなどは、単なる移動の利便性だけではなく、ユーザーが求める快適なサービスを目指して取り組んだことの一例です。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

App Store/Google Play
JR東日本アプリ:JR東日本
JR東日本アプリニュースリリース

審査委員の評価

鉄道の運行情報はすでにGoogle Mapsや経路探索アプリなどに統合されている。しかしこの「JR東日本アプリ」は、鉄道事業者でなければ出せない情報を多数備えている。位置情報を用いて最寄駅の天気や遅延情報をすぐに表示するなど、利用者の利便性を配慮したインターフェースが実現されている。特に山手線の車両では、音声ビーコンを使ってどの列車の何号車に乗っているかまでをリアルタイムで検知し、気温情報など提供している。まさしく鉄道事業者にしか実現できない仕組みを実現しており、取り組みにかける熱意を感じる。公開当初のインタフェースから動作も改善されており、改良への取り組みもすばらしい。

担当審査委員| 暦本 純一   江渡 浩一郎   中川 淳   日高 一樹   松下 計  

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