GOOD DESIGN AWARD

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2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン金賞

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受賞対象名
デジタルインスタレーション [Sound of Honda / Ayrton Senna 1989]
事業主体名
株式会社 電通
分類
個人・家庭向けの広告、宣伝
受賞企業
株式会社電通 (東京都)
受賞番号
14G121053
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

走行データを利用したHondaのナビゲーションシステム「インターナビ」。その技術的なルーツと、取り組みの歴史を広く世の中に伝えるための映像。F1日本グランプリ予選でアイルトン・セナが樹立した、世界最速ラップの走行データをデジタルで復元し、エンジンやアクセルの動きを解析。実際のMP4/5のマシンから録音したさまざまな回転数の音色と組み合わせることで、当時のエンジン音の再現を試みた。また全長5,807mの鈴鹿サーキット上に無数のスピーカーとLEDを設置し、再現したエンジン音を走行データに合わせて鳴らすことで、24年前の走りを甦らせた。

プロデューサー

株式会社 電通

ディレクター

株式会社 電通 菅野薫、保持壮太郎、大来優、キリーロバ・ナージャ、米澤香子+関根光才+株式会社 Qosmo 澤井 妙治+株式会社ライゾマティクス 真鍋大度

デザイナー

Sound of Honda / Ayrton Senna 1989プロジェクトチーム

サイト公開
2013年7月24日
販売地域

国内・海外共通仕様

設置場所

鈴鹿サーキット (〒510-0295 三重県鈴鹿市稲生町7992 /撮影後、撤去済み)

仕様

F1日本グランプリ予選でアイルトン・セナが樹立した、世界最速ラップの走行データをデジタルで復元し、エンジンやアクセルの動きを解析。実際のMP4/5のマシンから録音したさまざまな回転数の音色と組み合わせることで、当時のエンジン音の再現を試みた。また全長5,807mの鈴鹿サーキット上に無数のスピーカーとLEDを設置し、再現したエンジン音を走行データに合わせて鳴らすことで、24年前の走りを甦らせた。

受賞対象の詳細

背景

行動データを利用したレコメンデーションやナビゲーションサービスへの関心の高まりを背景としながら、 "人間の気持ちや感情の動き"と切り離され、統計的・数学的な分析だけに基づく今日のデータ活用のあり方へ一石を投じる。

デザインコンセプト

走行データをもとに、24年前の「記憶」を再現する。

企画・開発の意義

走行データというものが単なる数値の羅列ではないこと。そこには人とクルマの関係性のいきいきとした「物語」が刻まれていることを、広く世の中に伝える。"ビッグデータ"などの言葉に代表される、人間味を失った情報ではない、人の感動や感情に直接結びつくようなデータの新しい可能性を描き出す。

創意工夫

当時のアイルトン・セナの映像を使用するなどの安易で具象的な表現を避け、音と光という最小限の要素で24年前の走りを再現した。そのぶん鈴鹿サーキットであること、走行データに忠実であることなど、リアリティに徹底的にこだわり、それを見た人・聞いた人の想像力の向こう側に、かつての記憶や感動が甦るような設計にした。

デザイナーの想い

そもそもの企画背景や目的に加え、24年前にHondaの若きエンジニアたちがアイルトン・セナという偉大なドライバーと共に世界の頂点で戦っていたという、「日本のものづくり」の誇りのようなものを、あらためて今の世代に伝える。また、そのエンジニアリング力は、決して過去の話ではなく、今もHondaの製品には息づいていることを広く世の中に知ってもらう。

審査委員の評価

もはやグッドデザイン賞で紹介するまでもない程に、今年世界の随所で評価された作品である。ホンダのエンジニアの高い技術と熱いマインドこそが、この広告の核心だ。世間はビッグデータだなんだと騒いでいるが、たった紙一枚のデータでもそこからこれだけの物語を生みだせることを示した点で、これは時代の空気に対する警鐘だ。その意味で、次作こそが勝負になるだろう。

担当審査委員| 永井 一史   鹿野 護   久保田 晃弘   遠山 正道   中谷 日出  

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