GOOD DESIGN AWARD

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2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
ウイスキー関連 [3D on the Rocks]
事業主体名
サントリーホールディングス株式会社
分類
個人・家庭用のパッケージ
受賞企業
株式会社TBWAHAKUHODO (東京都)
受賞番号
14G121043
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

3D on the Rocksそれはサントリーが提案する、新しいウイスキーの愉しみ方。好きなモノやカタチを最先端の3D技術で削り上げ、世界に一つだけのウイスキーが愉しめるイノベーション。オリジナルにデザインしたCNCルーターで自由自在なカタチの氷を削り出すという世界初の発明です。サントリーはこの仕組みを利用し、都内に出現した期間限定のBARで、最高のウイスキーと最高の氷で、最高の一杯を提供しました。

プロデューサー

佐藤カズー、細田高広、荒井信洋

ディレクター

佐藤カズー

デザイナー

佐藤カズー、松倉昌志、木村洋、徳野佑樹

詳細情報

http://3drocks.jp/

サイト公開
2014年3月
販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

デザインの力が生んだ、好きな形の氷で味わうウイスキーの提案。

背景

2013年、サントリーは世界最高のウイスキー蒸溜所に贈られる “ディスティラー・オブ・ザ・イヤー”を受賞。しかしながら、ウイスキーは、古くさいお酒。オジさんたちのお酒。いつのまにそんなイメージが若い世代に浸透し、ウイスキーへの興味は失われていました。

デザイナーの想い

何十年も変わらないウイスキーの飲み方を、デザインの力で革新させようとプロジェクトを開始。最先端の3D技術を駆使し、自分の好きな形の氷を削り出し、ウイスキーを味わう事ができるようにした。氷だけでなくウェブサイトやムービー、リアルなバーでの体験までトータルにデザインした。3Dデータのポリゴンラインや最新機器のビジュアルを活かし、今までのウイスキー表現にはなかった革新的なイメージを作りあげる事ができた。

企画・開発の意義

もう一度ウイスキーを革新的なお酒に見せ、若い世代を惹き付ける。そのために、我々はまったく新しいウイスキーの「愉しみ方」を提案した。それが3D on the Rocks。最先端の3D技術を駆使してユーザーの好きなカタチを氷にし、ウイスキーとともに味わうことができるこの新しい体験により、ウイスキーに全く関心がない若者たちをウイスキーに振り向かせるだけでなく、実際にバーに足を運ばせることに挑戦した。

創意工夫

1.CNCルーターによる氷の精巧さ 氷を削るマシーンには氷点下の冷凍室という環境に耐えて作動することや、氷という繊細な物質を正確に削リ出す性能が求められた。そこで、我々は、テクノロジストと氷業者が強固な協力関係を築き、CNCルーターを独自に改造。結果、理想とするクオリティの氷を削り出すことに成功しました。2.自分の好きなカタチの氷がつくれるインタラクティブ性 ユーザーが好きなモノやカタチの3Dデータを送ることで、実際に世界に1つの3D Rocksをウイスキーに浮かべて愉しむことができるイベントを実施。結果、ウイスキーを媒体にして、サントリーとユーザーを結びつけることに成功しました。3.ウイスキーのイメージを変えるギャラリー 削り出した3D Rocksは、特設サイトで展示。音楽にのせて3D Rocksが踊るプログラムを組み、これまでのウイスキーの世界観をガラリと変え、若者を惹き付けました。

仕様

サントリーの天然水から生成した115mm×115mm×80mmのアイスブロックを素材にして、NC加工機を使用して6mmおよび1.5mmのエンドミルでステップオーバー5%以下の精密さで切削。ウィスキーグラスに収まるサイズ(底面直径50mm×高さ105mm)に全15種類製作。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

3D on the Rocks

審査委員の評価

ウイスキーという完成された伝統的世界。そこに最先端の3D技術を用いた氷の造形を加えることで、鮮やかで瑞々しい価値を作り出すことに成功している。緻密で繊細な氷が作り出す新しい「美」は、これまでのウイスキーの世界観にあらたな一面を加えることに成功し、インターネットを通じて世界中のメディアを注目させた。まさに質の高い表現のデザインが、大きなムーブメントに繋がる好例であるといえる。また氷を表現として用いるだけでなく、魅力的なウェブサイトやムービーでのプロモーション、期間限定オープンのバーなど、コミュニケーションのツールとして設定し、消費者に鑑賞だけではなく実体験をもたらしている点も高い評価となった。

担当審査委員| 永井 一史   鹿野 護   久保田 晃弘   遠山 正道   中谷 日出  

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