GOOD DESIGN AWARD

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特別賞
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CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ベスト100

受賞対象名
休憩棟および礼拝堂 [狭山湖畔霊園管理休憩棟・狭山の森 礼拝堂]
事業主体名
公益財団法人 墓園普及会
分類
公共用の空間・建築・施設
受賞企業
中村拓志/NAP建築設計事務所 (東京都)
公益財団法人 墓園普及会 (東京都)
受賞番号
14G110970
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

狭山湖畔霊園は、背後に美しい森をまとい、遠方には狭山湖の堤と秩父山系を望む場所にあります。霊園の入口に建つ管理休憩棟は、職員の事務機能と霊園のお客様のための休憩施設です。自然現象を増幅し、故人を静かに想うための空間です。狭山の森 礼拝堂は宗教を問わず、霊園に眠る故人へ祈りを捧げるため、森に祭壇を向けた祈りのための空間です。

プロデューサー

公益財団法人 墓園普及会 理事長 大澤秀行

デザイナー

株式会社NAP建築設計事務所 建築家/代表取締役 中村拓志

詳細情報

http://www.boenf.org/reien/sayama/index.html

利用開始
2014年2月
販売地域

日本国内向け

設置場所

埼玉県所沢市大字上山口2050番地

仕様

狭山湖畔霊園管理休憩棟 主要用途 事務所 建築面積 458.89㎡ 延床面積 490.36㎡ 階数 地下1階 地上1階 最高高さ 7.67m 構造 鉄骨造 一部鉄筋コンクリート造 一部木造 狭山の森 礼拝堂 主要用途 礼拝堂 納骨堂 建築面積 69.32㎡ 延床面積 110.49㎡ 階数 地下1階 地上1階 最高高さ 9.3m 構造 鉄筋コンクリート造 一部木造

受賞対象の詳細

背景

霊園が社会に対してどのように接点を持ち、いかに貢献していくかを考え、地域に開くための園内環境作りを目指し、狭山湖畔霊園40周年の記念事業の一環として施設の建替コンペティションを開催しました。

デザインコンセプト

狭山の美しい自然がもたらす現象を増幅させ、森と共に眠る故人を想うふるまいをデザインしました。

企画・開発の意義

霊園はその土地に半永久的に存在し、最後には誰もが眠る場所です。人間が最後に行きつく場所だからこそ最もデザインが必要であり、故人が眠る土地、自然への祈りを捧げ、故人を静謐に想うための空間をデザインしました。

創意工夫

管理休憩棟は軒の高さを床から1.35mまで低く抑え、「半眼」と呼ばれる座禅時の目線のあり方を再現しました。周囲の美しい景色を全開にして見せず、水紋や木漏れ日、水盤にうつる緑といった自然現象に満ちた内省的な空間とし、故人を想う意識をデザインしました。礼拝堂は祈りの対象である森に意識が向かうよう、床の目地が森の中の消失点に収束するようにし、僅かに森側に床を傾けて、「祈る」行為を誘発するデザインとしました。祈りを捧げるために合掌する手をそのまま取り出したような空間は、人と共に建築も祈りを捧げています。

デザイナーの想い

人々が故人を想い、死生観と対峙する永遠性のある場所であるからこそ、デザインすることで社会の大きな営みの中に結び付けることができると考えます。建築が人々にやさしく寄り添うことで、独特のふるまいや感性を生むだろうと考えています。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

埼玉県所沢市大字上山口2050番地
狭山湖畔霊園

審査委員の評価

湖と森に囲まれた歴史ある霊園の礼拝堂と休憩所である。元々同じ場所に建っていた建屋の老朽化による建替えである。その土地が持っていた場の力を強く引き出すような、屋根形態、開口部の取り方、素材の選択が丁寧になされている。二つの建築共に内外の空間の連続と断絶のバランスがとても良い。建替えということの意味を追求した精神性を永続する意味でのサステナブル建築である。

担当審査委員| 安田 幸一   高橋 晶子   廣村 正彰   山梨 知彦  

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