GOOD DESIGN AWARD

キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

このページの画像、テキストの無断転載を禁じます。 (C)JDP All rights reserverd.

受賞対象名
日本航空 空港ラウンジ [サクララウンジ]
事業主体名
日本航空株式会社
分類
公共用の空間・建築・施設
受賞企業
日本航空株式会社 (東京都)
受賞番号
14G110958
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

上位ステイタス会員等が出発前を過ごす羽田空港JAL国際線サクララウンジ。今春、空港拡張工事にあわせJALグループのコンセプトである「伝統・革新・日本のこころ」を体現する新たなラウンジとしてリニューアルされた。まずRoom to Roomという考え方に基づき通路部分を減らした構成とし客席面積の増加を実現した。そのため一席当たりの面積増加だけでなく視界の広がるスキップフロアや自由な使い方が出来るパーソナルチェアなどの多様性に富む客席が生まれ、選ぶ喜びを提供している。また現代的に解釈した和のデザインとアートで統一しているため「日本のこころ」をより表現できる独自の空間となった。

プロデューサー

日本航空株式会社 顧客マーケティング本部 商品サービス開発部 部長 畠山隆久

ディレクター

小山薫堂

デザイナー

乃村工藝社 A.N.D.  小坂竜、 齋藤玲子、 竹内宏法

詳細情報

http://www.jal.co.jp/inter/lounge/haneda/

利用開始
2014年3月30日
価格

55,000円 (利用路線により料金は変動)

販売地域

日本国内向け

設置場所

JAL羽田国際線ターミナル内

仕様

JAL羽田国際線ターミナル内ラウンジ

受賞対象の詳細

背景

羽田空港発着の国際線増便にあわせたターミナルビル全体拡張工事に伴い、ラウンジ利用者の規模にあわせて施設を既存の800㎡から2000㎡と二倍以上に拡張した。ラウンジの拡張に当って、お客様の利便性向上とJALの新たなチャレンジを実現するため、ロケーションや空間デザインコンセプトを含めて全てリニューアルした。

デザインコンセプト

Room to roomという考えに基づく構成から生まれた多様な客席と、和の要素を生かした設え。

企画・開発の意義

面積効率を上げたゾーニング計画によりそれぞれのお客様がゆったりと寛げる事や、気分に合わせて選択できる座席バリエーションを用意している事、そして日本の伝統技術を現代的に解釈した設えにより独自の日本の国の個性を表現していることなどから表面上の華美さや豪華さではなく上質で洗練されたJALの「伝統・革新・日本のこころ」を提供していけると考えている。

創意工夫

このラウンジの特徴として、日本の伝統的な技法を継承している職人やアーティストに着目しコラボレーションする事で、伝統技術を発展させ新たなデザインを生み出している点があげられる。今回使用している様々な和のアイテムや素材は、従来の伝統的な形で使用するのではなく、現代の価値と技術を持って再構成した、新しい和の表現を持ったアートとなった。 空港ラウンジならではの空や旅を連想させるモチーフとしたもの、サクララウンジを象徴する花びらなどとなり、各エリアの要となるように配されている。ビュッフェカウンターを彩る富山県・高岡の鋳物師や岐阜県・多治見の陶芸家が製作した桜の花びら、ダイニングのしゃもじを使ったオブジェ、階段室には漆器の伝統的な塗の技法である‘研ぎ出し’の手法を用いた同じく高岡の職人による銀箔アート、バーカウンターには書家の武田双雲氏による墨で描かれた世界地図等、アートが各エリアを特徴づけている。

デザイナーの想い

空港拡張にあわせラウンジが本館部分と拡張部分の二か所に分かれ各々1000㎡の広い空間を持つ事になった為、お客様が利便性や気分に応じて空間を選べるように、各ラウンジそして其々のエリアに至るまで独自の特徴を持つ空間としている。それらの各種仕上げや家具、アートの異なるエリアを緩やかに仕切るため日本の伝統的な意匠であるオリジナルの格子を用いた。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

JAL羽田国際線ターミナル内 ラウンジ
JAL羽田サクララウンジ

審査委員の評価

羽田空港の国際線増便に合わせたリニューアルである。世界的な傾向として各航空会社のマイレージ戦略も加熱しており、専用ラウンジのグレードアップによる差別化は必須である。JALとしては東京羽田は本家本丸、力の入ったデザインになっている。2層構造の本館は下階をダイニングの賑わい、上階を静寂でくつろげる空間として上手く分けられている。ラウンジ内に配置されている和の要素は伝統から現代の作家まで多様な表現で密度の高い空間を実現化させていおり、クオリティが高く常識的だが、国際的なラウンジとしてナショナリティを上手に表現している。

担当審査委員| 安田 幸一   高橋 晶子   廣村 正彰   山梨 知彦  

ページトップへ