GOOD DESIGN AWARD

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CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
木津の庄 コミュニティセンター+公園 [木津の庄 コミュニティセンター+公園]
事業主体名
木津の庄 自治会
分類
公共用の空間・建築・施設
受賞企業
富山大学 (富山県)
松原建設株式会社 (富山県)
受賞番号
14G110948
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

新興住宅地では、家族以外の人が住み始めてからお付き合いをする相手になります。そこで本計画では、従来の住宅地にありがちな必要最低限の面積の公園や素っ気無い公民館ではなく、住人が普段使いで集まり交流したくなる公民館と公園を計画しました。 公園をできるだけオープンにして、センターと公園を視覚的にも空間的にも連続させ、センター内の活動を公園の外からでもわかるようにすることで、何気なく訪れても興味のあるイベントであればそのまま参加できるといった交流のきっかけを作くれます。また、公園で遊んでいる子供たちを内部や外部テラスから見守れ、テーブルを囲みながら安心してお母さん同士の交流が持てるようになっています。

プロデューサー

松原建設株式会社 天野貞夫

ディレクター

富山大学 芸術文化学部 貴志雅樹、横山天心

デザイナー

〈意匠〉富山大学 芸術文化学部 貴志雅樹、横山天心、根塚陽己、酒井克弥、蒲由奈 〈構造〉ASA 鈴木啓、木村洋介 〈照明〉ぼんぼり光環境計画 角舘政英、竹内俊雄

詳細情報

http://kizu-no-shou.jp/index.html

利用開始
2013年5月
販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

公園のスケールを有する大きな屋根が浮かんでいるだけのような、公園と一体化したコミュニティセンター

背景

「木津の庄」は、スマートでコミュニティを大切にする街として、住人同士の絆を育む環境の形成を第一に計画された住宅地です。そのコミュニティツールとして、iPadを回覧板代わりに各住戸に配布し、町内会のネットワークシステムを構築しました。また、コミュニティの場として、従来の住宅地にある必要最低限の面積の公園や素っ気無い公民館ではなく、住人が普段使いで集い、交流したくなるような公民館と公園を計画しました。

デザイナーの想い

都心部に限らず、地方の郊外においても、地域コミュニティが衰退しています。特に、新興住宅地においては、コミュニティを初めから築いていかなくてはいけない為、希薄になりがちです。会合や行事だけ行われる従来の素っ気無い閉鎖的な公民館を、住人が普段使いしたくなるような魅力ある開放的な施設へ変えていくことは、住民同士の交流を促進し、持続的な地域コミュニティの活性化を実現する有効な手法であると考えます。

企画・開発の意義

新興住宅地では、家族以外の人は住み始めてからお付き合いをする相手になります。公園をできるだけオープンにして、センターと公園を連続させ、センター内の活動を公園の外からでもわかるようにすることで、何気なく訪れても興味のあるイベントであればそのまま参加できるといった交流の機会を作りだします。また、公園で遊んでいる子供たちを内部からでも見守れ、安心してママ同士の交流が持てるようなっています。

創意工夫

住宅スケールから逸脱し、むしろ公園のスケールを有することで公園との親和性を持たせた大きな屋根が、公園にただ浮かんでいるだけで、且つその下の空間に公園のように仕切りのないひとつながりのスペースでありながら様々な場を創りだすといった状況によって、公園とセンターをより一体化できると考えました。 また、積雪1.5mに耐えながら、住宅地側に水平力を担う耐力壁をまとめて設け、公園側には最低限の数のポスト柱を配するため、屋根フレーム自体に3mの厚みを持たせた立体トラスとして、浮遊感と公園との一体感をもたせました。さらに、天井高の異なる屋根フレームとその下のスペースとの境界には様々なピッチの木ルーバーを設け、その下の空間の光環境を制御する照明・天窓や、熱環境を制御するエアコンやシーリングファンなどの設備を屋根フレーム内に取込むことで、屋根フレームの下のスペースに様々な場を設け、それらを特徴付けました。

仕様

●コミュニティセンター ・敷地面積429.68㎡・木造2階建・建築面積229.45㎡・延べ床面積234.95㎡  ●公園・敷地面積2800.02㎡

どこで購入できるか、
どこで見られるか

富山県高岡市木津113-1
ホームタウン 木津の庄

審査委員の評価

地方都市の新興住宅地における公民館である。公園と視覚的にも連続するため、市民が気軽に利用できる。また、公園で遊ぶ子供たちをやさしく見守ることもできる。住宅を内包するようなイメージのルーバーで覆われた内部空間がとても魅力的である。スケール感も良い。光は柔らかく落ちてきたり、屋根裏の空気溜まりを再利用するなど環境的にも機能する天井懐の使い方が絶妙である。

担当審査委員| 安田 幸一   高橋 晶子   廣村 正彰   山梨 知彦  

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